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(3)手相はどう見るか  1、形、指、詰めから見るコツー1 ◎-1

 

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3)手相はどう見るか

 1、形、指、詰めから見るコツー1

 

◎-1
 まず、占術家はどこに目をつけるか?

「手相を見てほしい」という人は、ほとんど例外なく利き手の手のひらを出します。そこですぐ、手のひらを眺めただけで何やら得
意気に説明する人もいますが、プロの占術家なら、その一言の重みを知っているだけにもっと慎重です。
 結婚運、健康運、仕事運、金運を‥…七、依頼事に対して、遊びの手相占いならいざ知らず、手相を見るには、それぞれ多少の違い
はあっても基本は同じで慎重な分析能力と深い洞察力が必要で、順序を追って手相を見ると次のようになります。
 よく「右と左、どちらの手で見るのですか?」と、聞かれることがあります。
 手相には丘を見て運命を判断するのを主体とした東洋手相学と、手の筋を追っで性格判断を主として見る西洋手相学があります。
東洋手相学では成人までは男性は左、女性は右で見て、成人以降は逆になりますが、開運道の場合は、利き手は後天的な運勢を表わし、利き手でない手を先天的な運勢とします。
右利きの場合、右手の方がいい運勢を示していれば自己の努力など、どによって運気が上昇していることになり、その逆の場合は、現状
と生まれた環境の良さとにギャップがあることになります。
 以上の立場から、ここでの解答は、「両手を見ますが、利き手を主体にします」、これが正解です。では、実践の順序を追ってみます

3、人体医学とも関係づけられている手相-7

 3、人体医学とも関係づけられている手相-7

 手のひらの線は皮ふ下の筋肉の発達によって変化します。母指に関連した各筋が発達すれば金星丘(母指丘)や生命線(近位手掌皮
線=きんいしゅしょうひふせん)が発達するのは当然です。また人によってその線の位置が異なるのも当然です。医学でもこの皮ふ線の著しい個人差を認めています。
 手は五本の指と手のひらからなり、物を摘んだり掴んで投げたり、物に触れて確かめたり、物を乗せたりと様々な動き方をして、起き
ている間は絶えず休むことなく働いています。
 一般に、身体内部の特長は、手に現われるといいますが、特に心臓の働きの影響がもっとも大きく、心臓と手の大きさは比例すると
いわれます。手と指の筋肉が形よく発達している人は、例外なく健康な心臓の所有者で、心身共に健全です。手のかたちによって、健
康と性格、そして行動力を知ることができます。
 大脳の指令によって動く手には、基本的機能として二つの役割があり、それは運動機能と知覚機能です。
 運動機能の一番自は「手で押す」という動作、二番目は「手に乗せる」という動作で、三番目の役割は「手で下げる」、四番目は「掴(つか)む」または「摘(つま)む」という動作です。
 手は、重いものを運んだり物を引く時など、その動作の違いによって指の関節を曲げたり伸ばしたり握ったりしますが、この場合、指
だけでなく指の根元の丘や手のひら全体の筋肉が運動量に応じて作勤します。
 矢J覚機能の一番目は、手で触れて物の大小や「重さを計る」役割で、二番目は触ってみて「柔らかさ」を知る機能、三番目に「温度差」を矢口る、などの触感覚があります。
 それらは全て、大脳の指令によって夕帽βの感覚情報を集めることから、神経生理学という分野では「手は外部の脳」ともいわれ重要
な器官とされています。

3、人体医学とも関係づけられている手相-6

 3、人体医学とも関係づけられている手相-6

   日月を陽陰とした東洋的な思想は、殿・周の時代から春秋戦国時代にかけて、自然界の現象を加えた「易」「気学」「相学」などが研究され今日に続いています。
「つれづれなるままに・‥…」で有名な兼好法師の『徒然草』に次の一節があります。「達人の人を見るまなこは、少しもあやまる所あるべからず‥‥‥まして、明らかならん人の、まどへる我らを見んこと、たなごころ(手掌)の上の物を見んがごとし」(第194段)。 『徒然草』は、南北朝動乱の頃、今から六百八十年以上も昔の作品です。聖徳太子が隋(+ずい)の国にはじめて使節を送ってから約三百年にわたって使節を送り、遣隋使や遣唐使が古代相の文化の一つである易教や、人相手相などの相学に関する知識を持ち帰ってから干数百年の年月を経て     えん      のこ
います。やがて、衰(えん)忠徹という人が書き遺した『神相全編』という書物が日本にも入って、これが東洋手相学の故郷とされています。

 現在の手相学は、パルミストリーと呼ばれ、手の型による性格診断と手のひらの掌紋(+しょうもん)による運勢と性格診断とに分かれます。

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 西洋手相学は星占いから語られ、東洋の手相学は自然界に存在する五つの精気、木、火、土、金、水の性質から語られますが、東西
の手相による見方はほとんど変わりません。

3、人体医学とも関係づけられている手相-5

 

 3、人体医学とも関係づけられている手相-5

  五千年も昔、チグリス・ユーフラテス川流域に発展したシュメール文明が、すでに天体を運行する太陽と月とを軸にして主要惑星の
規則的な移動を測定していたといわれます。
古代文明発祥の地では、星を眺めて牧草の豊かさを見て居住地を移動するなど、天体の運行と生活は密着していたようです。
 世界の四大文明は、星占いによって発達したといっても過言ではありませんが、同時に天体の星は胎内にも宿り、人それぞれの手の中に運命的な暗示や現象が現われるとされました。その天体観測が、やがて天文科学と星占いに別れて独自の道を歩み始めたのです。
 シュメール人は、やがてパピロニヤ帝国のかげに消えますが、宇宙の神秘は人の手に現われるという説がカルデアの神官からギリシャヘと語り継がれて来ました。
 手相の最古の文献は、人間の皮ふを継ぎ合わせた古代インドのアーリア文化の書物に記され、バラモン教徒の貴重な歴史文化財と
 して残されているそうです。
 この古書に記された手相の記号は天文学と同一のものでした。
 例えば、拇下のふくらみを金星の丘、薬指の下のふくらみを太陽の丘などというように、手の中に宇宙があり、親指上部に牡羊座、
人指し指に蟹座など十二星座が位置すると考え、ここから現在の西洋の手相占いが築かれています。
 一方、東洋の手相学は東方文化を築いた中国の「黄河流域」から発生しています。

 

しばらく手相シリーズです。

3、人体医学とも関係づけられている手相-4

 3、人体医学とも関係づけられている手相-4

 

 ストレス学会の権威である故藤井尚治博士の指導もあり、私は長年にわたって悩み相談所、結婚相談所を兼ねてストレス解消サロン
を開設して参りました。そのときに使用した脳波測定器は、緊張状態を示すベーター波と、リラックス状態を示すアルファー波(リラックスした時に出る8から13ヘルツの脳波)と入眠状態に近いシーター波を検出し、その波動を数値に表わします。その計器を用いての研究から、脳波の波形と同様に指先から出る電位の波動の強弱が測定できることが分かりました。
 指先から出る電位の波形ですから脳波ではなく、筋肉の緊張をとらえた電位差であるのは確かですが、それにしても8から13ヘルツという微電流の波動エネルギーが指先から出るのは事実です。
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その実験をした私の場合、指先から出る波動の強さを指別に見た場合、最も強いのは中指と薬指からの出力で人差し指、親指がそれ
に次ぎ、小指からは強い波動が見られません0 なお右手と左手では利き手の方に強い波動が出ること、人によって波動の強弱が極端に異なることも分かりました。
 ストレスが多い人や、気力体力の衰えている人の指先から出る微電流電位差は緊張の多い14ヘルツ以上のベーター波という波形で、
波動によるリラックス効果はあまり期待できません。この場合は呼吸法や自律訓練法、あるいは音楽や軽い運動でリラックスしてから「波動手もみ」に入るとよりよい効果が得られます。
1853年にマイスネルという解剖学の権威が発表した説によると、手の指先には指紋の起伏にう台って汗線の微小な穴が噴火口を連ねた山脈のように連続していて、マイスネル・コルバルクルスと呼ばれる一平方センチ内に数百以上の微粒子と乳頭があり、そこからは微妙な微電流エネルギーと酵素が連続的に振動し放出されています。その強弱には大きな個人差はありますが、脳波同様に人それぞれ誰にでもあるものです。これが一般に「気」と呼ばれるもので、これも間違いなく「波動」の一つです。
 ここから「波動手もみ」という私のつくった新しい造語が生まれ、この波動を活用して手のひらのツボをもみほぐすのが第3章の内容
です。
 では、いよいよ「手相はどう見るか」の具体的な方法へと話を進めていきましょう。

3、人体医学とも関係づけられている手相-3

 3、人体医学とも関係づけられている手相-3

 手相も同様に、先人が長い年月をかけて調べた手の形や線の良し悪しによって生じる性格や運勢的傾向に、現代の科学的な英知を加
えることで、いかにしたら人生を豊かに過ごすことができるか、どのようにして生活を充実させることができるのか、それらを導く道
しるべとして活用することが大切です。
 私達は生きている問の数十年間、朝起きて食事をし学び働き愛し愛され遊び眠りにつくまでの二十四時間を毎日繰り返しますが、そ
の間一日として寸秒の違いもなく時間も行動も会う人も会話も全く同じ日というのはありません。日々、予期せぬ小さな出来事の連続
で構成されるのが人生です。
 となれば、ふとしたきっかけの小さな出来事から人生を誤ったり、思わぬ幸運にめぐまれたりすることになり、そこから大きく羽ばた
いたり人生の歯車が狂ったりします。私達の周辺をとりまく偶然が巻き起こす悲喜劇、それら、運命のなぞを解き明かし予知するため
の最短距離にあるのが運勢学です。
 もちろん、人の運勢の全てを読み取るなどということは不可能ですが、あくまでも何らかの手掛かりから得た情報を活用して、より
ょき道を選ぶための応用が運勢学の使命なのです0大切なことは、その適切な活用です。
『聖書』に次のような文章があります。
「知恵は真珠よりも尊くあなたの望むものも、これとは比べられない。その右の手には長寿があり、その左の手には冨と誉れがある。
その道は楽しい道でありみな平安である」
 詩篇の中にも次の文面があります。
「主は、右の手の救いの力をもって聖なる天からお答えになる」
 百八章のダビデの言葉の中にも、
「あなたの愛する者を、あなたの右の手で救って下さい」
 さらに、九十ハ章にも次の記述があります。
「その右のみ手と、その聖なるみ腕とが主に月斯りをもたらした」
 このように、手には救いの力が宿っていたと信じられていたのです。
 だからこそ、人は折にふれて手を眺めているのではないでしょうか。

人体医学とも関係づけられている手相-2

≪大脳における手の運動領域≫

 3、人体医学とも関係づけられている手相-2

 星占いから発展した手相は、今や人体科学とも関係づけられています。
 人それぞれの手相を分枝して統計的に見てみると、手の形や手の丘のふくらみ、手の線や指紋などに、ある一定のパターンがあるこ
とに気づきます。それを科学的に分析し洞察を深めることによって、性格や運勢なども予測でき、さらに、私達は手相を見て寸幸せな人
生寸への指針にすることもできるのです。
 実際に、手の動きは大脳の本能にもとづく指令によって動き、生まれたときにできた手相の丘や線は大脳の働きによって成長し変化
します。
 運命を科学的に探究するには、幾世紀もの間に伝えられた先駆者達の記録と、近代的な統計学による信頼できるデータ、そして何よ
りも客観的な事実が必要です。
 どのような生い立ちの人がどのような運命を辿るか、性格の違いによっても幸せになる道や悩みの解決方法が異なるのか、ある願いごとを秘めている人がその願いを叶えるにはどうしたらいいのか、などと「人それぞれに当てはまる運勢的傾向のパターン」を研究し、その対策と活用法を考えるのが運勢学です。
 誰でも、愛情、家庭、職業、対人関係、性格や健康、金運、将来のことなどで多少の悩みをもっているものです。無欲をよそおった
人や、厭世的(えんせいてき)な思想を持っている人でも、心の底では不幸よりは幸福を望み、平和で充実した生活を望んでいるものです。

3、人体医学とも関係づけられている手相-1

 

 開運道式「手相術」

 3、人体医学とも関係づけられている手相-1

 医学書の中にも、手相に関連した医学の言葉に「手掌」という専門語があります。手掌とは手のひらのことですが、この手のひらの
線には深い部分と浅い部分があって、指と指の問の筋肉や動脈、皮ふの内側の筋などの説明があり、医師の診察が聴診と触診を大切に
するように、神経や血管、筋などの深部組織を推測するのに触診が用いられることが記されています。さらに、手のひらの皮/言1の色艶、動脈の活動状況、ぬくもり、手の張りなどから健康状態が分かることは当然です。とくに、爪相なども詳しく医学書に記載されています。
 解剖学的見地から見た場合、手のひらの線は皮ふの下の細かい筋や動脈など、もろもろの組織の発育によっても変化すると思われま
す。例えば、握力の強い人は母指を中心とした手の使用頻度の質量が高いことから母指下のふくらみ、金星丘が発達します。
 このように握る掴むなど力仕事をすると、母指球の筋肉が発達し金星丘が張りを持ち生命線や頭脳線がくっきりとし、他の各指にも
かなりの力が力□わって手のひら全体の形に力強さが加わります。この結果、山高ければ谷深しとなり生命線がくっきりとして、生命力
の強さ、強いては長寿の暗示を読み取ることができます。
 このように近代の手相学は、占いのロマンを軸に統計学と解剖学の立場からの理論をも加えて完成されます。

1、手相は小宇宙を表わすー4

 しばらく手相シリーズです。

 1、手相は小宇宙を表わすー4

 手のひらの線や指紋は、物を握った時に皮ふが移動することのないように進化した、いわば滑り止めです。
 手のひらの線は皮ふ下の筋肉の発達によって変化します0母指に関連した各筋が発達すれば金星丘(母指丘)や生命線(近位手掌皮線)が発達するのは当然です0また人によってその線の位置が異なるのも当然です。医学でも、この皮ふ線の著しい個人差を認めています。
 手は五本の指と手のひらからなり、物を摘(つま)んだり掴(つか)んで投げたり、物に触れて確かめたり、物を乗せたりと様々な動き方をして、起きている問は絶えず休むことなく働いています。
 一般に、身体内部の特長は、手に現われるといいますが、特に心臓の働きの影響がもっとも大きく、心臓と手の大きさは比例すると
いわれます。手と指の筋肉が形よく発達している人は、例外なく健康な心臓の所有者で、心身共に健全です。
 手のかたちによって、健康と性格、そして行動力を知ることができます。
 大脳の指令によって動く手には、基本的機能として二つの役割があります。
 それは運動機能と知覚機能です。
 運動機能の一番目は「手で押す」という動作、二番目は「手に乗せる」という動作。三番目の役割は「手で下げる」、四番目は「掴(つか)む」または「摘(つま)む」という動作です。
 手は、重いものを運んだり物を引く時など、その動作の違いによって指の関節を曲げたり伸ばしたり握ったりしますが、この場合、指
だけでなく指の根元の丘や手のひら全体の筋肉が運動量に応じて作勤します。
 知覚機能の一番目は、手で触れて物の大小や「重さを計る」役割で、二番目は触ってみて「柔らかさ」を知る機能、三番目に「温度
差」を知る、などの触感覚があります。
それらは全て、大脳の指令によって外部の感覚情報を集めることから、神経生理学という分野では「手は外部の脳」ともいわれ重要
な器官とされています。

1、手相は小宇宙を表わすー3

 しばらく手相シリーズです。

 1、手相は小宇宙を表わすー3

 手相をせいようではパルミストリーと呼び、手の型による性格診断と手のひらの掌紋(しようもん)による運勢と性格診断とに分かれます。西洋手相学は星占いから語られ、東洋の手相学は自然界に存在する五つの精気、木、火、土、金、水の性質から語られますが、東西の手相による見方はほとんど変わりません。
人間の身体は一切ムダがなくできているそうで、眉毛は頭から流れる汗や雨水が目に入るのを防ぐためにあるそうですが、どうも盲腸と手の線だけは、その存在感があやふやにされてきました。
 しかし、生まれたときから手相の線は存在するわけですから何らかの重要な役割があるはずです。その疑問を解く鍵は遠い祖先の樹上生活からの名残と新たな発達にあると考えられます。
  人類は、原猿から真猿、頬人猿、原人、古代人、現代人と、脳も身体も発達し、変化しながら進化して来ました。樹上生活の時代は
手足で木の幹や枝を握ったときに滑らない工夫が必要です。そのための滑り止めとして、物を掴んだ時にしっかりと握るためにも手のひらの線は重要な役割を果たします。
           
 一般に手相といわれる手掌線(しゆしようせん=手のひらの線)は、脳の発達と密接な関係にあり、人間の成長と共に微妙に変化します。手の線は、絶え間なくかすかな変化を見せます。しかし主要線はそう大きく変わるものではありません。手の背面の皮ふは指の屈伸運動に伴って、三センチ以上も移動しますが、手の内側では、皮ふと筋膜とが密着して皮ふの動きを封じています。
 私達が手相と称している手のひらの線と丘も手の構造では重要な
役割をしています。