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2、カレンダーの活用法-2

2、カレンダーの活用法-2

花見 正樹
( 開運道主宰)

前回は、カレンダーから見た日曜から土曜日までの基本的な考え方を述べました。
開運のコツは、毎日、各月、各年ごとに目標を設定して行動することが大切です。
したがって、まず毎日すべきことを心がけてみると、それが良き習慣になって、やがては成功者の仲間入りとなります。
日曜日は、休息日ですが、太陽の下で活動することも大切、大いに羽を伸ばしてストレス発散に有益な日です。
月曜日は、対人関係の和に気配りし家庭の平和を大切に、読書や音楽、絵画鑑賞など芸術を楽しむのに適します。
火曜日は、ファイト満々で公私共積極的に行動して大いに成果を上げる日で、内に秘めた闘争心を活用する日です。
水曜日は、ものごとを冷静に見つめて理路整然と溜まった仕事も片付けて財政面もしっかりと締めてかかる日です。
木曜日は、月曜からの仕事のけじめをつける日でこの日に出来ることは徹底してやり遂げる日です。
金曜日は、一週間の最終チェック、残った仕事は次週に持ち越し、好きな人と過ごす余裕も必要です。
土曜日は、学びと奉仕の一日で自分のことより家族に尽し、余裕があれば好きな趣味を楽しみます。

さて、以上は一般的なカレンダー利用法でしたが、ここからは個人別プログラムの作成です。
実際には、曜日の好き嫌いは個人によって違います。
会社が好きな人は、土日になるとグッタリして何もすることがなく漫然と過ごし、平日になると元気を取り戻します。
その逆に、金曜日の午後からは元気百倍、休日は趣味仲間と過ごしかりボランティア活動、家族や恋人と過ごしたり大いにハッスル、月曜日の朝は暗く沈んだ顔で食欲もなく、遅刻の常習犯だったりします。
そこで今回は、祭日は別として、月曜から日曜まで、自分の好きな曜日順に並べてみてください。
私は、火曜、金曜、水曜、月曜、土曜、日曜、木曜、の順に好きです。
これは過去も含めて、月曜はただ忙しないだけですが、火曜日になると落ち着いて仕事も出来ますし、人に会うのも余裕があるように感じます。それに火曜日というのは飲み会やイベントが少なく、法事もめったにありません。私の経験では一週間で一番無難な日のように感じます。したがって、会いたい人と逢うのもこの日なら余裕があります。
木曜は何もかも整理しなければ、と追い詰められた気が少しあって、人に会っていても落ち着きません。
金曜日になると開き直って「今週はこれまで、後は翌週送り!」、こんな気分です。
私の場合、土曜日は深夜までビッシリ仕事日でくたくた、日曜日は少しの時間でもアウトドアーを心がけています。
それでも月曜から仕事ですから何となく落ち着きません。
以上から、私のツキに恵まれる吉日は「火曜日」で決まりです。
あなたも、ご自分の吉日順位カレンダーを作ってみてください。
さて、一般的に「吉日」を定義しますと、「嬉しい出来事がある日」「お目出度い日」となり、祭日、大安日、誕生日、結婚記念日、デート日、それに前述のツキのある曜日を加えると、暦上の大安日は6日に一日の割合で年に約60日、祝日は1年に15日(2019年度)、それに自分の曜日吉日が週一で年に葯52日、誕生日を入れて合計128日ですから、三日に一度は吉日が巡っている計算になります。
吉日とは、「嬉しい出来事がある日」「お目出度い日」のことですから、1ケ月に10日はツイている日になるはずです。
この考え方からスタートして、開運街道ましぐら、私は現在も運気上昇中、健康である間はこの勢いは止まりません。
もちろん、開運村の常連さんは必ず、同じ開運道を歩むことになります。

2、カレンダーの活用法-1

2、カレンダーの活用法-1

花見 正樹

これは占いではありませんが、占い予備軍としての曜日の活用法です、是非、参考にしてください。
「日曜日はストレス解消日」
カレンダーの起源には様々な説がありますが、紀元前二世紀ごろエジプトで盛んだった占星術では、惑星の平均運動から、土、木、火、日、金、水、月の順に並べ、天の神々がそれぞれを支配したことになっています。それが、日曜日にあたる日がユダヤの風習である休息日と一致したことによって、徐々に現在のカレンダーのように組み替えられたといわれます。
バビロニアの王も日曜日には政治を休んだといいますし、モーゼの戒律にも安息日を吉日としています。こと
こうして昔から日曜日は休息日とされ、仕事を休み、太陽の恵みを受けるべく屋外に出るのが正しい用い方とされています。
とはいえ、人によっては日曜出勤もあり、休日ゴロ寝、趣味に没頭と、それぞれ使い方は自由ですが、心の安息日と考え、日曜日をストレス解消日として活用することをお奨めします。
ストレス解消となれば、映画、音楽、観劇、絵画鑑賞、スポーツ、ドライブ、飲食、読書、園芸など人それぞれに楽しみ方は違いますが、日曜日はストレス解消日と決めておけば、安心して一週間を過ごすことが出来るはずです。
なお、日曜日の「日」は太陽を表わすことから、屋外に出て太陽の光を浴びることもストレス解消に役だちます。

「月曜日は人にやさしく」
月曜日は、対人関係の和を保ち、家庭の平和を守る日で争いごとを避ける日です。
月は家庭の安らぎを大切にする星です。月曜日は仕事始めですが、心の中では人に親切、家族に笑顔、独身者は恋人に電話、同僚に優しく、とにかく協調の日としてこの日は争いごとを避けることも大切です。

「火曜日はファイトの日」
この日は情熱的に激しく燃えて仕事に直進、ライバルに負けず、チーム内の協調を軸にハッスルします。この日こそ闘いに明け暮れる一日となり、仕事でも恋愛でも誰にも負けてはなりません。平和な時代だからといって安易な妥協はいけません。ときには正義のために敢然と立ち上る日です。内面に強い意志をもち、正しい判断の上でがんばって勝利をつかむのです。

「水曜日は、情報整理と通信通話」
水曜日は水が流れる如く情報や情の流れで交際交流の日でもあります。ギリシャ神話ではヘルメス(またはマーキュリー)という神様は飛脚の親方みたいな人で天上の神々に手紙を配ったりしていますが、この日は日頃ごぶさたしている人にメールや電話、手紙を書いたり、商談をこまめにフォロ-したり、新聞、テレビ、ラジオから新知識を仕入れたり、欲しいものを買ったり、流通と通信の一日を心がけると好結果が得られます。

「木曜日は、おだやかに目標達成を」
木星は第二の太陽ともいわれ、占星術では吉星のトップにランクされています。この日に仕事の目標が達成されることで気持よく週末を迎えることが出来ます。この日は一週間のけじめをつける大切な日で、ビジネスで詰めを誤っていないか、なにか不足していないかなど、積極的にチェックして一週間の出来事を整理します。もちろんプライベート面でも同様です。

「金曜日は愛の女神ビーナスのご登場」
金曜日は愛情交流の日で、配偶者・恋人を大切にする日で、この日にモテた気分になれない人はカレンダーからも見離されています。その場合はひとまず気になる異性にメールするとか何らかのアクションが必要になります。この日は愛する人のことを想って過ごすか、実際に愛情交流を楽しむか、週に一度の愛情のチャンス日です。お相手がいても仕事の都合上、会えない場合もありますが電話かメールで愛情通信でOKです。お相手がいない場合でも、何気ないメールを友人知人に・・・それが異性なら思いがけない返信も期待できます。

「土曜日は一週間の反省を」
土曜日は週末だから戸浮かれずに真剣に自分の一週間の行動と成果を見つめるときです。堅実に努力を重ねてきたか、やり残したことはなかったか。対人関係でミスはなかったか。愛情面では献身的に尽くしたか。それたの反省にたって次週の予定や計画立案、公私ともに万全で翌週を迎える気構えが出来て超こそ、過ぎ去った一週の清算が出来たといえるのです。

1、あなたの吉日選びー7

占い豆知識

1、あなたの吉日選びー7

花見 正樹

運が良い、運が悪い、と言いますが、その運を分別すると、愛情運、金運、健康運、仕事運、対人運、この5項目が社会生活に重要になります。
この主要5項目夫々が平均点以上で、合計点も平均点以上であれば幸せ度は髙く、その反対なら幸せ度は低く不孝度は高くなります。仮に一項目ごとに、大満足を20点、まあまあ満足を15点、普通を10点、やや不満を5点、不満を0点にします。
ただし、これは一般人を対象としたもので、人間関係や愛情など不要、巨万の金さえあればあとはどうにでもなる、という守銭奴の方は別です。並の人ならこの5項目がいかに大切かは日常生活で体感しているはずです。
ともあれ、5項目夫々が10点以上で合計点が100点に近いほど幸せ度は高くなります。しかも、この幸せ度には個人差がありますから、金運でみても高望みの人は1億円でも満足しませんが、底辺生活でも満足感のある人は10萬円でも大金に感じるかも知れません。この価値観の違いで幸せ度がまるで天と地ほどの差が出るのも当然です。
それでも、幸せ度が100点満点の人は、現状で大満足なのですから、賢首に
愛情運も同様ですが、ここではモテるモテないの話にすり替えて考察を加えます。
独身時代は長い間モテなくて苦労して大変だった人が、ようやく何とか結婚に漕ぎつけて年輪を重ねているうちに人間に磨きがっかって高齢になってからモテモテ、こんなケースをAとします。
幼い時から蝶よ花よと可愛がられて育ち、青春時代までモテモテで交際相手が多過ぎてデートを断るのに苦労したのに、結婚して子供が出来たあたりから異性運がガタ落ちでモテるとかは一切無縁、家庭の愛情すら薄っぺらで老人施設でも異性運はなし、こんなタイプをBとします。
青春時代も現在もそれほどモテた記憶はないが、それなりに恋愛もして結婚して子供も出来て平凡ながら平和な生活、別にモテる必要もないのに、どこへ行ってもそこそこにモテているのに本人は全く無感心、こんなタイプをCとします。
モテるとかモテないとかは自分とは無縁の世界、子供から大人になってもい盛運などほど遠く、知人の紹介で結婚は出来たものの家庭不和で離婚してまたまた孤独なのに、元来が一人で平気だから気にもならない、このようなタイプをDとします。
Aは晩年になるほど異性運が強く、Bは若い時に異性運が強く、Cは持てているのに無頓着、Dはモテないのに無頓着。これらは極端な例ですが、全くこれらと違うタイプも世の中にはいます。
例外Eは、幼児期、少年期、青年期、中年期、高齢期と一生モテ続ける人です。ただし、モテるのと満足度は違いますから、客観的にモテないと思われている人でも、満足しているケースもあり得ます。したがって、この幸せ度に関しての満足度は人によって大きな違いがあることになります。
さて、これから始める吉日選びは、いい日旅立ち、いい日にデート、いい日に宝クジ、と様々な用途に役立ちます。

1、あなたの吉日選びー6

占い豆知識

1、あなたの吉日選びー6

花見 正樹

前回の「占い豆知識」では、私が学んだ真瀬流易学の祖・真瀬中州の師・新井泊蛾が「日に吉凶なし」として大安や仏滅などの「六曜」を迷信として否定しましたが、六曜はすでに一般化して生活に取り入れられる俗信となっていますので開運道では生活慣例に従って普通に用いることにしています。
戊辰内乱でクーデターに成功して樹立された明治新政府は、西洋化を急ぎ過ぎて、明治5年(1872年)11月9日の太政官布告において、それまで用いられていた太陰暦を、現在用いられている太陽暦に改めました。しかし、長年に渉って用いられていた慣習を変えることは出来ませんでした。
そこで新政府は、明治天皇の名で「改暦詔書写」を掲げて、「朕惟うに我国通行の暦たる、太陰の朔望を以て月を立て太陽の躔度に合す。故に2, 3年間必ず閏月をおかざるを得ず・・・途中省略・・・人智の開発を妨ぐるもの少しとせず」と論告し、新しい暦への移行を促しています。それでも庶民は旧暦を手放しません。
業を煮やした新政府は、さらに同年11月に太政官布告を発し「今般太陽暦御頒布に付、来明治6年(1873年)限り略暦は歳徳・金神・日の善悪を始め、中下段掲載候不稽の説等増補致候儀一切相成らず候」と旧歴の発行を禁じて現在に至っています。
と、いうことは、大安や仏滅、古い慣例は法律で禁じられているのです。
しかし、神宮間館や高島易断所など旧暦発刊の関係者が摘発されたり、大安や仏滅などを用いている民間業者が逮捕された例もありません。これらを布告をもって禁止すること自体が無茶だったのです。
なお、旧歴を用いると、その日の「六曜」を知ることが出来ます。
旧歴は年に関係なく、月と日を足して6で割り、残った数で下記をみます。
残り数、0=大安、1=赤口、先勝=2、友引=3、先負=4、仏滅=5.です。
だからといって、どのような用途に役立つかは全く思い当りません。
生まれた日が「大安」だった、別れた彼との最初のデート日が「仏滅」だった程度の使い道までは考えつくのですが・・・。
強いて例を挙げますと、私(花見)の母は平成30年1月17日に103歳で他界、その日は旧歴の12月1日でした。
12+1=13 13÷6=2残り数1 残り数1は、正午前後1時間だけ大吉で夜は凶、母は夜、老衰で逝きました。
母の亡くなった夜は、きっと赤鬼(赤口の別称)が迎えに来ていたのです。これでは迷信そのままですね。

1、あなたの吉日選びー5

1、あなたの吉日選びー5

花見 正樹

私達は毎日をつつがなく暮らしていますが、個人的にみると「いい日」「わるい日」は、人間関係の相性のように何かあるはず、そう考えて調べると、確かに自分と相性のいい日、わるい日があることに気付きます。
と、すれば、その日の吉凶を事前に知ることによって、積極的にいくか慎重に行動すべきかなどの判断が的確に下せます。
私の場合は、ごく自然に運勢学として占いを日常的に採り入れていて、ごく自然に日によっては行動パターを変えています。それだからこそ、平均寿命を超えた今でも医者しらずの元気な姿で日々を過ごせると信じています。
多分これからも、不慮の災害や事故や大病に襲われない限り、毎日を楽しく平穏に暮らして無事に老衰を迎えるものと予測できます。しかも、25歳から自営業ですから、自分のしたいことは殆どし尽くしています。この年になって人に誇れるものが何もないのは残念ですが、この人生に悔いは全くありません。
しかも、本人の意識では晩年になるほど幸せ度が高くなっているのも事実なのです。
それらは若いうちは漠然としていて、人に説明してもなかなか納得して頂けるものではありませんでした。
では、どうすれば人間関係、愛情、健康、仕事、趣味、家庭などを安堵して来たのか、それをこれから公開するのです。
私は占いが好きです。人には言えませんが絶えず「進むか退くか」を何らかの方法で占って行動の指針にしています。
例えば、何かで少しでも迷ったら、瞬間的にポケットなどからコイン(1円から可)を1枚だけ摑み出して手を開き、日本国のある表なら「進む」、裏なら「退く」、買い物でも同じで、2選での決めごとは殆どこれで済ませ、悔いたことはありません。
これも占いを信じればこそ出来ることです。
さて、今日は暦の話です。横文字読みでは「カレンダー」、これを占いに使うのです。
カレンダーがない場合は、手帳でも結構です。
暮れになると商店や銀行などで配る、一枚ペラのカレンダー、これで充分です。
お近くにカレンダーがありましたら眺めてみてください。
一般的に一枚ペラなら上半分が風景写真か芸術院会員の名画などで、下半分が不愛想に数字だけ並んだ12ケ月分カレンダー、これで充分なのです。それより、少し上等だと「六曜(先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口)」が印刷されています。
これは皆さまご存知ですから説明の要はないと思いますが、一応、ありきたりの文章を載せておきます。
六曜(ろくよう・りくよう)は、古代中国で用いられていた暦注の一つが日本に持ち込まれて姿を変えたもので、本来は迷信なのですが明治以降に日本の暦にも定着して「結婚式は大安吉日に」は崩れつつありますが、「葬式に友引は不可」は未だに生きていて友引の日は火葬場はお休みです。
六曜が中国から日本に伝わったのは鎌倉時代末期との説が有力ですが、江戸時代に入って現在の形になって民間の暦にも載るようになったようです。
各六曜の詳しい説明は以下の通りである。
先勝(せんしょう)は、先んずれば即ち勝つ、で万事に急ぐことが良く、午前中は吉、午後二時以降は凶、となります。
「せんしょう」「せんがち」「せんかち」「さきがち」「さきかち」などと読まれる。
友引(ともびき)は、凶事に友を引く、の意味から勝負事は引き分け、共引き、の意味で、朝は吉、昼は凶、夕は大吉、とされます。お葬式をこの日に行うと、友人が冥土に引きこまれるとされ、友引の日は殆どの火葬場が休業です。
ところが浄土真宗や一部の自治体では、友引でも葬儀を行うことがあります。
友引は日本語ですが、中国では「留引(りゅういん)」といい、「今の状態を続けるか、このままここに留まるか」と二者択一の状態をいい、状況次第で行動する日、としています。
先負(せんぶ)は、慌てて先に動けば即ち負ける、の意味で、かつては「小吉」と書かれて吉日扱いでしたが、字面が「先負」となってからは「現在のような「午前中は凶、午後からは吉」とされる現在の解釈になっています。「せんぶ」「せんぷ」「せんまけ」「さきまけ」「さきおい」などの読み方もあります。
仏滅(ぶつめつ)は、大凶日とされますが、。元の名は「空亡」「虚亡」ともいい、全てが虚しく滅びると解釈されますが、以前は「物滅」と呼ばれていて、仏教徒は何の縁もありません。
大安(たいあん)は、大いに安んじてよい日、の意味で、何事においても吉で成功間違いない日、とされ、婚礼など目出度いことはこの日に限るとされ、棟上げ、納車、建物の工事着工、大きい物件のや引渡日、契約日、内閣の組閣なども大安の日に行われます。本来はこの日は「安息日」で何もしないから終日安泰であり、「だいあん」「泰安」とも呼ばれた時期があります。
赤口(しゃっこう)は、「赤舌日」と呼ばれて午の刻(午前11時から午後1時頃まで)が吉、それ以外は凶とされます。とくにこの日は刃物や火事に注意する日となふぃます。」「しゃっく」「じゃっく」「じゃっこう」「せきぐち」「あかくち」「あかぐち」などの呼び方もあります。
以上、日の吉凶について六曜について語りましたが、私(花見)の立場について申し述べます。
私が学んだ真瀬流易学では、江戸時代に活躍した祖師の真瀬中州の師・新井白蛾が「吉日凶日論」に反対し、「日に吉凶なし、人に日の吉凶あり」としたことに同調して、日の吉凶を廃し、日と夫々と日との相性で吉日凶日が予測できる手法をお伝えして参ります。
つづく

1、あなたの吉日選びー4

占い豆知識

1、あなたの吉日選びー4

花見 正樹
前回は、東洋の占いの根幹を成す五行(木、火、土、金、水)について述べました。
木は燃えて火に尽くし、火は灰になり養分となって土に尽し、土は金を育て、金気の水は美味となる。
これが相性で、木生火(もくしょうか)、火生土(かしょうど)、土生金(どしょうきん)、金生水(きんせいすい)、水生木(すいせいもく)が相生五行と呼ばれ、小吉(退気)と大吉(生気)の組み合わせです。
その反対に悪い相性として、木が土の養分を奪う木剋土(もっこくど)、土が水を汚す土剋水(どこくすい)、水が火の勢いを止める水剋火(すいこくか)、火が金を溶かす火剋金(かこくきん)、金が木を傷つける金剋木(きんこくもく)があり、注意(殺気)と凶(死気)の凶相性の関係になります。
干支(えと)という言葉があります。
「あなたの干支(えと)は?」と聞くと、大抵の人は「うまです」などと12支を言いますが、これは違います。
仮に午年だったとしても干支(えと)なら「きのえうま」「ひのえうま」などと答えるのが正解なのです。
干支(えと)の正式名称は10干12支です。12支は誰でも知っていますが、一般の人は意外に知らないものです。
私はいつも、干支(えと)につては幹と枝の字から説明を始めます。
幹の右下傘の下に「干」の字があるのにお気付きですか? 枝の右は「支」の字ですね?
えとの当て字には次の文字もあり、兄弟(えと)、姉妹(えと)、と、幹と枝のように「え」は大きく、「と」は小さいことに
お気付きかと思います。これを陰陽でみると「え」は陽、「と」は陰になります。
そこで前述の五行、木、火、土、金、水、に「え」と「と」を配当してみます。
ここで、五行X陰陽=10干、という式が成り立ちます。
陽干・木のえ、火のえ、土のえ、金(か)のえ、水のえ。
陰干・木のと、火のと、土のと、金(か)のと、水のと。

十二支も同様に五行でみる場合があります。
冬は「亥と子」で冷たい水、春は「寅と卯」で芽吹く木、夏は「巳と午」で燃える太陽の火、秋は「申と酉」で稲穂の黄金色から金、丑と辰と未と戌は四季それぞれの土用で土(丑は冬の土用、辰は春の土用、未は夏の土用、戌は秋の土用)と五行に分けられます。
12支を陽支と陰支に分けますと、陽支は、子、寅、辰、午、申、戌。陰支は、丑、卯、巳、未、酉、亥、です。

前述の10干と12支を掛けると120になりますが、干支の組合せは、陽と陽、陰と陰だけですから半数の60になります。これを60干支(かんし)といい暦に用います。生まれてから60年で一回りしますので60歳を還暦として祝います。
東洋の運勢学の基本は、この五行説と、前述の12支にも表わされる陰と陽の組み合わせて、陰陽五行説といいます。
この「陰陽五行説」によって、十干十二支占い、気学九星術、四柱推命、易学など全ての東洋運勢学が成り立つのです。
陽は太陽で陰は月、陽は男で陰は女、明と暗、天と地、動と静、大と小、この陰陽説に五行説が加わると、いよいよ男女の相性問題もここから解明されることになります。

つづく

1、あなたの吉日選びー3

占い豆知識

 1、あなたの吉日選びー3

花見 正樹

占いを業として半世紀以上、82年も生きていると、ごく自然に自分にとってツキのある日、ツキのない日が分かります。
以前は不思議な現象に思えたのですが、いまはこれが当たり前になっています。それは、朝からツイている日などは対人関係、仕事、乗りもの、愛情面とすべてが思い通りが調子よくきまるか、思っている以上の成果が出てくるのです。
その半面、朝の目ざめが悪くて気分が乗らない日は、何をやってもチグハグですから、この日は無理をせず守りに徹してやるべき仕事以外には手を出さない、隠居の私ならこんな気分で丁度いいのですが、人にによっては仕事上、これでは済みません。
毎日、ベストコンディションでいたい人もいるはずです。
運勢を学ぶと「ツキは呼び込むもの」とする説と「ツキは自然の流れから得られる」のどちらも理解できるようになります。
どちらにも真理があり、どちらも占いによって得られるからです。
この逆に、自然の流れに逆らって無理をすると、ますます状況を悪くしストレスを高めることもあるものです。
男と女の結びつきにも、どうやら同じようなことが言えそうな気がしますね。

職場の人間関係やビジネスの社会も同様に、周囲に逆らわず、自然の流れにのりながら、しかも、ツキを呼びこむテクニック、これがあれば鬼に金棒、坊主にお布施、カラオケマニアにはマイマイクとなり恐いものなし、大きな顔で大手をふってマイペース、当然ながら愛情面もすこぶる順調、公私とも笑顔の毎日となることでしょう。
「いい日旅立ち」という歌の文句ではありませんが、何事もスタートが肝要です。
スタートだけではなく、毎日のツキを大切にし、積極的行動の日、我慢忍耐守りの日などがあってもいいと思います。
生体リズムを解明したドイツ生まれのバイオリズムからみますと、人間の健康リズム、感情リズム、知性リズムのそれぞれが出生から一定のリムを保ちながら好調期、安定期、低調期を繰り返し、新陳代謝を続けます。
その一定不変の生体リズムサイクルは、健康が二十三日、感情が二十八日、知性が三十三日、その周期の中に各々二度ずつ、好調期から低調期、低調期から好調期へ移行するときの転換日が注意日になり、好調期のピークが絶好調日となります。

毎日が発展日で、毎日が大安日であることは理想ですが、人間は感情の動物ともいわれるだけに精神的にも肉体的にもムラがありなかなか思うようにゆきません。
そこで、どうしたら自分にとって「強運日」と「弱運日」を見分けることができるか、その判断の基準が必要となります。
そこで視点を変えて、人と人の相性について考えてみます。
洋の東西を問わず、生まれ日からみた相性は気になるとみえて、古い映画ですがフランスのシャンソン歌手イヴ・モンタン主演の「真夜中の刑事」でも、女が、イヴ・モンタン扮する刑事に対して「星座は?」と聞くしゃれたシーンがありました。
射手座と獅子座は同じ「火」の星座で相性がいいとか、蟹座と山羊座は正反対の位置で百八十度の対冲の凶とか、いろいろな説明が占星術にもあり、東洋の運勢学の基礎となる「木、火、土、金、水」の五種すなわち五行説との類似点も沢山見ることができます。

西洋運勢学でいうところの「木、火、土、金、水」は、実在の惑星である「木星、火星、土星、金星、水星」から命名され、それに「日、月」の「太陽と月」を加えた七種がカレンダーの七曜となっています。
カレンダーの語源は、文明発祥の地古代オリエントの舞台となるチグリス・ユーフラテス川流域で星の動きや自然現象を生活のリズムにとり入れて暮した遊牧に民カルデア人の名からとったものといわれます。

東洋運勢学でいう「木、火、土、金、水」は天体の星とは直接の関係はなく、むしろ自然現象の中にある生活に密着した五種をそのまま、用いたものです。これを五行説といいます。

この五行説については、現代の科学知識になれた人には理解しにくい点があると思いますが、これは東洋運勢学や東洋の哲学を理解する要点ですから、納得のゆくまで検討していただきたいと思います。本文の九星気学の項で再説しておきましたが、これをエンジンの回転力とエンジンブレーキの関係とみて始めて理解できたという人がありますので紹介しておきます。

方位学でおなじみの九星気学(きゅうせいきがく)も「一白水星(いっぱくすいせい)」「九紫火星(きゅうしかせい)」、水と火で相性は凶などと、木、火、土、金、水の五種ですべてを見ます。

これを五行(ごぎょう)といいます。