3、人体医学とも関係づけられている手相-3

Pocket

 3、人体医学とも関係づけられている手相-3

 手相も同様に、先人が長い年月をかけて調べた手の形や線の良し悪しによって生じる性格や運勢的傾向に、現代の科学的な英知を加
えることで、いかにしたら人生を豊かに過ごすことができるか、どのようにして生活を充実させることができるのか、それらを導く道
しるべとして活用することが大切です。
 私達は生きている問の数十年間、朝起きて食事をし学び働き愛し愛され遊び眠りにつくまでの二十四時間を毎日繰り返しますが、そ
の間一日として寸秒の違いもなく時間も行動も会う人も会話も全く同じ日というのはありません。日々、予期せぬ小さな出来事の連続
で構成されるのが人生です。
 となれば、ふとしたきっかけの小さな出来事から人生を誤ったり、思わぬ幸運にめぐまれたりすることになり、そこから大きく羽ばた
いたり人生の歯車が狂ったりします。私達の周辺をとりまく偶然が巻き起こす悲喜劇、それら、運命のなぞを解き明かし予知するため
の最短距離にあるのが運勢学です。
 もちろん、人の運勢の全てを読み取るなどということは不可能ですが、あくまでも何らかの手掛かりから得た情報を活用して、より
ょき道を選ぶための応用が運勢学の使命なのです0大切なことは、その適切な活用です。
『聖書』に次のような文章があります。
「知恵は真珠よりも尊くあなたの望むものも、これとは比べられない。その右の手には長寿があり、その左の手には冨と誉れがある。
その道は楽しい道でありみな平安である」
 詩篇の中にも次の文面があります。
「主は、右の手の救いの力をもって聖なる天からお答えになる」
 百八章のダビデの言葉の中にも、
「あなたの愛する者を、あなたの右の手で救って下さい」
 さらに、九十ハ章にも次の記述があります。
「その右のみ手と、その聖なるみ腕とが主に月斯りをもたらした」
 このように、手には救いの力が宿っていたと信じられていたのです。
 だからこそ、人は折にふれて手を眺めているのではないでしょうか。