1、手相は小宇宙を表わすー1

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 1、手相は小宇宙を表わすー1

宇宙サインの読み取り方 | Moon Sign

 古代オリエントの時代には手の中を小宇宙に見立てて、手の中に星座や神話の世界を読み取っていました。
 昔の人も手相を見て、性格や健康、恋愛を含む愛情問題、家庭や経済問題、職業や対人関係、財産や将来などについて考えたようです。
 五千年もの昔、チグリス・ユーフラテス川流域に発展したシュメール文明が、すでに天体を運行する太陽と月とを軸にして主要惑星の規則的な移動を測定していたといわれます。 
 

えこたび: 手のひらと宇宙

古代文明発祥の地では、星を眺めて牧草の豊かさを見て居住地を移動するなど、天体の運行と生活は密着していたようです。
 世界の四大文明lま星占いによって発達したといっても過言ではありませんが、同時に天体の星は胎内にも宿り、人それぞれの手の中に運命的な暗示や現象が現われるとされました。
 その天体観測が、やがて天文科学と星占いに別れて独自の道を歩み始めたのです。シュメール人は、やがてパピロニヤ帝国のかげに消えますが、宇宙の神秘は人の手に現われるという説は、カルデアの神宮からギリシャヘと語り継がれて来ました。
 手相の最古の文献は、人間の皮ふを継ぎ合わせた古代インドのアーリア文化の書物に記され、バラモン教徒の責重な歴史文化財と
して残されているそうです。
 この古書に記された手相の記号は天文学と同一のものでした。
 例えば、親指下のふくらみを金星の丘、薬指の下のふくらみを太陽の丘などというように、手の中に宇宙があり、親指上部に牡羊座、人指し指に蟹座など十二星座が位置すると考え、ここから現在の西洋の手相占いが築かれたといわれています。