四柱推命-16

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占いの歴史-38

 四柱推命-16

 十二運星の特徴-12

 養(よう) 母親の胎内に宿った命がこの世に生まれて出て養育された状態をいいます。
 あるいは、まだ母親の胎内から生まれ出る寸前の状態のような大きな変化が起きるときの運気とみる場合もあります。
 これを運勢に例えると、なにか新しいことを始める前の産みの苦しみのような期待感と不安が入り混じったような状態ともいえます。
 この星を持つ人は、いつまでも親離れせず実家との縁が続きますが相続運はあまりありません。その反面、養という文字に示されるように養子や養女を示す意味もあり、日柱に養があれば養子縁組に縁があるとみます。
 また、誰にでも好かれることから、困ったときには周囲からの援助運もありますので、仮に何かで失敗することがあっても立ち直りが早いのも大きな特徴です。
 経済面ではしっかりものですので蓄財の能力もあり、衝動買いを防ぐことで生活も安定し、地道な蓄財によって晩年の不安が消え、将来への夢も叶います。
 人間関係の好き嫌いはありますが、表面上は穏かで誰とでも合わせることが出来ますので、対人面でのトラブルは心配ありません。
 その人間関係の良好さが運気の強弱にもプラスに作用し、健康面においても節度を守って長寿への道も開けるようになり、実力以上の幸運に恵まれます。 さらに、人を引き付ける人間的魅力もあり、周囲の人たちからも信頼され愛されますので様々な面で引き立てを受けたり恩恵を受けやすくなったりします。
 持てるパワーの強さは「胎」を少しだけ上回る程度で殆ど同等とされています。
 穏かで静かな上にのんびりとした性格で、どんなに多忙でも忙しい素振りを見せません。また我慢強い一面もあり、、物事に対して慎重で計画的ですので焦って失敗することもありません。
 趣味を仕事にして成功する傾向があり、古くから伝わる伝統的な技術を学び、じっくりと時間をかけて自分のものにするというタイプです。
 この星の注意点を一つだけ上げれば、何事にも一生懸命にやりますが、目的やポイントが絞りきれていないための無駄な努力や苦労が多く、空振りが多すぎることです。これを是正して効率よく行動できれば、労力だけでなくお金の使い方も効率がよくなって実生活にも大きく貢献することになります。