四柱推命ー9

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占いの歴史ー31

四柱推命-9
十二運星の特徴-4

建禄(けんろく)

建禄は、社会人として成功し、家庭を得て財も子供にも恵まれて安定している状態を示します。
建禄は、またの名を「臨官」ともいい、公的な仕事に向く星で、経済的にも安定、独立した生活で世の中に貢献します。人生でみると中高年に差し掛かった時期で社会で活躍する働き盛りの星で、気力体力に溢れ、充実した時期でもあり、12運では冠帯、帝旺に次いで強い雲気で勢いでは一番です。
のひとつです。冠帯を卒業してそこそこ地位も財産もできて、さらに着々と名を上げ財を築き思い通りの人生を歩みます。
この星を持つ人は、几帳面で真面目で正直、直線的な性格です。その素直さが誰からも好かれてそのまま成功につながります。したがって頑張れば頑張るほど成果が上がりますので毎日が楽しく、努力を惜しまなくなります。ただし、何事にも熱中するあまり自分の限界を知らずに夢中に働いて疲労困憊して倒れる場合があり注意が必要です。
さらに、この星の人は世話好きで人の面倒をよくみますので誰からも好かれ、信頼されてつねに中心人物として重要な役割を担うことになります。
几帳面な性格から何事にも堅実で、危ない橋は渡らず危険性のあるギャンブルや投機には手を出さず、一歩一歩石橋を叩いて歩くような人生で失敗はしないタイプです。
頭の回転もよく先が読めることから、企画力や技術を活かした仕事で力を発揮します。
注意点は、堅実さを重視するため、いざという勝負どころで躊躇してチャンスを逃すことがあることと、目先の利益にとらわれて、大きな勝負ができないことです。