占いの歴史ー28
四柱推命-6
四柱推命・12運-1
四柱推命では、日干から生まれた年月日時の十二支をみて占なう場合、「十二運」という言葉を用います。
十二運とは、占いで用いる五行や十干が十二支によってその強さを変えることの目安です。
の12種があり、人生の盛衰に例えています。
この12運は、五行や十干の強さの変化をも示すもので春の木行、夏の火行、秋の金行、冬の水など1年12ヶ月の季節の移り変わりでエネルギーの強さがどのように変わるのかを見るように運気の変化を読み取ります。
この四柱推命で用いる十二運は、日干からみた十二支のことですから、当然ながら十二支で大吉とされる「三合の吉」などが最大限に生かされます。
そのエネルギー得点は、1点から12点までを十二支それぞれに配し、長生は9点、沐浴は7、冠帯は10、建禄は11、帝旺は12、衰は8、病は4、死は2、墓は5、絶は1、胎は3、養は6点とします。
例えば、亥-卯-未の木局、寅-午-戌の火局、巳-酉-丑の金局、申-子-辰の水局の4種の三合会局は特別に扱われます。
12支を五行別にみますと水の子、木の卯、火の午、金の酉はそれぞれ五行率は100%の仲支(ちゅうし)とします。つぎに寅は木と火の2種、巳は火と金、申は金と水、亥は水と木、それぞれ50%づつとなり、これらを季支(きし)とします。さらに、丑は土水金の3種、辰は土木水、未は土火木、戌は土金火の3種で、エネルギー配分はそれぞれが33%づつとなります。
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十二運星の特徴-1
胎(たい)
新しいことに対して積極的に行動できる勇気を持ち、将来に無限の可能性があります。チャレンジ精神が豊かで色々と体験しますので多芸で多才、つねに変化を求めます。
年柱に「胎」を持つ人は、親や先祖がした仕事を引き継ぐか再興して成功します。
養(よう)
人を引き付ける魅力に富み、周囲から愛され引き立てられ素質があります。素直で礼儀正しい性格から目上の人からも目を掛けられ、可愛がられ、様々な恩恵を受けやすくなります。
長生(ちょうせい)
長生は若い長男長女を表わし、何事にも順応性があり、周囲に合わせるのが上手で人間関係が抜群にいいという才能に恵まれています。仕事も熱心で社会的にも成功します。日常生活においてもきちんとしていて、家族からもしゅういからも信頼を寄せられ、先に立って活躍し、同時に実家を守ります。
沐浴(もくよく)際
思春期の感受性が豊かで永遠のロマンチストでもあり、鋭い感性の持ち主です。とくに、芸術・芸能に才があり、その方面でで努力を続けられれば、かなりの成功率で世に出ることが可能です。この星は束縛されることを嫌い、自由に生きたいと願いますので自立して自由気ままに海外にも羽を伸ばして精神的にも余裕を持った生活を確保することが大切です。
冠帯(かんたい)
社会に出て活躍する新成人のエネルギーを持ち、周囲から注目される存在でエリートの星です。つねに素直で明るい性格から誰にでも好かれ、社交的で華やかなためつい目立ちがちです。この星は、生まれついてのモテ星ですから異性問題だけは要注意となります。
この項つづく
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