占いの歴史ー26
四柱推命-4
三合の吉
東洋の二支と西洋の12星座、この二つの占いには、洋の東西を問わず類似点が沢山あります。
西洋占星術(アストロロジー)では、出生時の天体配置図(ホロスコープ)を作成した時に120度の角度で3っつの星がつながると「トリン」と呼ばれて運勢に勢いと輝きを増し、一生涯を通じてプラスに作用して恵まれた人生となる、とされています。
東洋の四柱推命でも、それと全く同様に、生まれた年月日時の十二支(地支)に下表のような120度のつながりを持つと「三合の吉」という強運の持ち主となり、生涯幸せ多い人生を貫くとされています。
そ三の三合の組み合わせは、東西南北の中心にある子(水)、卯(木)、午(火)、酉(金)の五行を用いて「三合と称します。
木の三合局は「亥・卯・未」、火の三合局は「寅・午・戌」、金の三合局は「巳・酉・丑」、水の三合局は「申・子・辰」です。
と、ここまでで五行と12支それぞれの組み合わせによる「三合局」を述べましたが、四柱推命の「三合局」には例外があります。
その例外とは、土行の十二支を集めた「丑・辰・未・戌」の4支で、これを三合局の「四墓(しぼ)」として重用します。
以上の組み合わせを出生の命式に持つ人の人生は、かなり幸運に恵まれたものなる、とされています。
三合局=木「亥・卯・未」、火「寅・午・戌」、金「巳・酉・丑」、水「申・子・辰」、土「丑・辰・未・戌(四墓)」です。
以上の「三合の吉」は、木は対人運、火は社会運、土は仕事運、金は金運、水は愛情運に強い影響を持ちますが、四柱推命では、十干から導き出される通変星によって内容や吉凶の強弱が違ってきますので注意が必要です。