占いの歴史ー16
納音(なっ ちん)の特徴-2
開運道の理念は「生きていてよかった!」と心から幸せな人生を全うあうすることです。くのです。
その道は曲がりくねっていたり急坂だったり難所だらけでも、「楽しかった」と言える環境に落ち着くのです。
開運道では、自分が最善の努力で開運の道を極め、その余力で周囲の人を幸せに導くべく指導しています。
開運道で用いる運勢学の基本は、十干十二支、九星気学、易学の三本柱ですが、四柱推命も納音運勢学も十干十二支が基本ですので、海運道の学習の中に取り入れていますが、どの占術もとくに神秘的というものでもありません。それを扱う占術家の人柄から生じる英知や真剣さが依頼者の心を掴んで信頼と共感と尊敬の念を生むのです。
したがって、開運道では、古来から神秘的な占いとされてきたこの納音占いを、十干十二支占いの別種と捉えて解説を加えて参ります。
納音は全部で30種、60干支を半分にまとめたものです。前回の納音はは、1番の海中金(かいちゅうきん)から10番の揚柳木(ようりゅうぼく)までを載せました。これを60干支でみますと、1番の海中金は、十干十二支でみると1番目の甲子(きのえね・かっし)と2番目の乙丑(きのとうし・いっちゅう)、10番目の揚柳木は、十干十二支でみると19番目の壬午(みずのえうま・じんご)と20番目の癸未(みずのとひつじ・きび)です。
納音と十干十二支の換算は簡単で、納音数を2倍した数とその一つ手前の数が十干十二支の番数です。
例えば、今回記載の11番「井泉水」の十干十二支は、11の倍数の22の丁酉(ひのととり・てゆう)ととその手前の21の丙申(ひのえさる・へいしん)です。20番の金箔金は、20の倍数の40の癸卯(みずのとう・きぼう)と、その手前の39の壬寅(みずのえとら・じんいん)の二つを含みます。
この十干十二支の番数の出し方は。簡単です。興味がありましたら覚えておいてください。
上記の39、40の場合、下一桁は十干です。それらの数を12で割って残った数が十二支の番数です。
39の下一桁は9ですから9番目の十干で壬(みずのえ)、39を12で割ると3が残って十二支は3番目の寅です。
40の下一桁は0で10番目の十干で癸(みずのと)、40を12で割ると4が残って十二支は4番目の卯です。
開運道の占いは、長い実占の経験と研究によよってプロの占術家養成に最善の教授法を編み出しています。
納音内容一覧表ー2
ご自分の納音は、善前々回の納音表でお調べください。
11、井泉水(せいせんすい)・絶え間なく湧き出る泉の如く豊かな知識と穏やかな人柄で世のために尽くす。
12、屋上土(おくじょうど)・土で固められた屋根の安定性の如く、度量があり精神的に優れている。
13、霹靂火(へきれきか)・晴天の霹靂での雷鳴の如く、高い集中力と聡明な頭脳で短期決戦に力を発揮する。
14.松柏木(しょうはくぼく)・常緑樹の松と柏の木の強く長命である如く、忍耐強く信念を貫き渡欧通す。
15、長流水(ちょうりゅうすい)・大河の悠々たる流の如く、大きな包容力で多くの他人の上に立ち世に尽くす。
16.沙中金(さちゅうきん)・砂中に光る僅かな金の如く、機会に恵まれれば秘めた才能が花開き成功に至る。
17、山下火(さんげか)・山の麓で控えめに燃える火の如く、機会に恵まれれば隠れた能力を発揮して活躍する。
18、平地木(へいちぼく)・平凡な地上の樹木の如く、何事もなく平穏無事だが、いざという時には力不足。
19、壁上土(へきじょうど)・幾重に塗られた壁土の如く、強固な意志で物事に対処し必ず目的を達成する。
20、金箔金(きんぱくきん)、金箔になる貴重な金の如く、輝く能力を表面に押し出して注目を浴びる存在となる。
以下、次回につづく