占いの歴史ー13
平安時代末期から鎌倉時代の初期にかけて活躍した安倍清明の用いた占の骨子の一部は十干十二支であることは史実や伝承からみて明らかですが、そのうちの一つに十干十二支をさらに変化させた納音(なっちんを用いた占いがあります。
納音(なっちん)とは、陰陽五行に基づいて創られた六十干支をさらに、木火土金水の五行に分類した上に、それぞれに形容詞を付記して六十干支を半分の30納音に分類し、火と雄運命や性格を判断するというものです。
生まれ年の納音は、高島暦の表紙裏などにありますが、下記の表でご自分の納音を調べておいてください。
次々回からは、その納音で、あなた自身が占えるようになるのです。
では、納音から何が分かるかと言いますと、人の運命、秘めた才能、人間か関係など多岐にわたって診断できるのです。
なお、私(花見)の納音は「山頭火」、著名な俳人の『種田山頭火』は、納音では「山頭火」ではなく単なる俳名に過ぎません。
納音表(2月3日までに生まれた人は前年でみます)
海中金 (かいちゅうきん)=1・甲子(1924,1984)、2・乙丑(1925,1985)
爐中火(ろちゅうか)=3・丙寅(1926,1986)、4・丁卯(1927,1987)
大林木(たいりんぼく)=5・ 戊辰(1928,1988)、6・己巳(1929,1989)
路傍土(ろぼうど)=7・庚午(1930,1990)、8・辛未(1931,1991)
釼鋒金(じんぼうきん)=9壬申(1932,1992)、10・癸酉(1933,1993)
山頭火(さんとうか)=11・甲戌(1934,1994)、12・乙亥 (1935,1995)
澗下水(かんかすい)=13・丙子(1936,1996)、14・丁丑(1937,1997)
城頭土(じょうとうど)=15・戊寅(1938).1998)、16・己卯(1939,1999)
白鑞金(はくろうきん)=17・庚辰(1940,2000)、18・辛巳(1941,2001)
楊柳木 (ようりゅうぼく)=19・壬午(1942,2002)、20・癸未 (1943,2003)
井泉水(せいせんすい)=21・甲申(1944,2004)、22・乙酉(1945,2005)
屋上土(おくじょうど)=23・丙戌(1946,2006)、24・丁亥(1947,2007)
霹靂火(へきれきか)=25・戊子(1948,2008)、26・己丑(1949,2009)
松柏木(しょうはくぼく)=27・庚寅(1950,2010)、28・辛卯(1951,2011)
長流水(ちょうりゅうすい)=29・壬辰(1952,2012)、30・癸巳(1953,2013)
沙中金(さちゅうきん)=31・甲午(1954,2014)、32・乙未(1955,2015)
山下火(さんげか)=33・ 丙申(1956),2016)、34・丁酉(1957,2017)
平地木(へいちぼく)=35・戊戌(1958,2018)、36・己亥(1959,2019)
壁上土(へきじょうど)=37・庚子(1960,2020)、38・辛丑(1961,2021)
金箔金(きんぱくきん)=39・壬寅(1962,2022)、40・癸卯(1963,2023)
覆燈火(ふくとうか)=41・甲辰(1964,2024)、42・乙巳(1965,2025)
天河水(てんがすい)=43・丙午(1966,2026)、44・丁未(1967,2027)
大駅土(たいえきど)=45・戊申(1968,2028)、46・己酉(1969,2029)
釼釧金(さいせんきん)=47・庚戌(1970,2030)、48・辛亥(1971,2031)
桑柘木(そうしゃくもく)=49・壬子(1972,2032)、50・癸丑(1973,2033)
大溪水(だいけいすい)=51・甲寅(1974,2034)、52・乙卯(1975,2035)
沙中土(さちゅうど)=53・丙辰(1976,2036)、54・丁巳(1977,2037)
天上火(てんじょうか)=55・戊午(1978,2038)、56・己未(1979,2039)
柘榴木(ざくろぼく)=57・庚申(1980,2040)、58・辛酉(1981,2041)
大海水(たいかいすい)=59・壬戌(1982,2042)、60・癸亥(1983,2043)