2、カレンダーの活用法-5
六曜の使い方
日本の暦(こよみ)は、西暦604年の推古天皇の時代から用いられています。その後、何度かの改革を経て、今では西洋から伝わった太陽暦が用いられるようになりました。しかし、太陽の動きを中心とした現在のカレンダーだけが科学的という訳ではありません。
江戸時代に完成した貞享暦(じょぅきようごよみ)は、日本で最初の月の運行を中心として観測した天象実測による科学的な暦はです。この暦の監修者任者の渋川春海は、各地の経緯度を実測しただけでなく、冬至点や春分点、星座や数多く星のうごきを克明に調査しました。春海は、そのための器材や計器も製作したのです。その渋川春海師は、優れた天文学者であると同時に、高名な易学者でもありました。
春海は、中国で三千年来の歴史がある旬日(十日)を表わす十干(甲乙など)と1年十二カ月を表わす十二支(子丑寅など)の陽干陽支(甲子、丙寅など)、陰干陰支(乙丑、丁卯など)の組合せて出来る六十組の干支を、暦や占いに用いて成功しました。
この60干支は、今でも歴史的考証や運勢学的な見方からの統計などに用いられています。
確かに「丙午(ひのえうま)の女は男運がない、などの迷信で西暦1996年(昭和41年)は出生率が大きく下がって社会問題になりましたが、60年後の次の丙午年である西暦2056年の出生率がきになるところです。
丙午の言い伝えが迷信だから、十干十二支は全て迷信だとしたら、東洋の占いは全滅です。四柱推命などは十干12支以外は何もないのですから占いになりません。
しかも、その丙午の迷信も占いから出ているのですからガッカリします。
丙は火の兄(え)の意味で争いに強いという意味があり、午も南二位置して火の気が強く、この二つが重なる年に生まれた女は気性が激しくていくら屈強な男でも敵わない、このような性格診断から先祖代々続く迷信が生れたのです。
開運道の占いは7項目(生年生月の九星と十干十二支と傾斜星)の総合判断ですからこのような心配はありません。
確かに、最近のカレンダーからは十干十二支も、大安や仏滅で知られる六曜と共に消えつつありますが残念なことです。
そこで提案です。
どうせ、いつかは滅びるとされる六曜(大安や仏滅など)であるなら、今の内に活用してみませんか?
用いるのは、恋愛、金運、仕事運、何でもOKです。
その結果がよければ、ご自分だけの秘密にして一生、これを活用できます。
実は、私はこのような手法を数多く用いてツキを呼び込んでいます。
毎日の六曜星はNETで「六曜星カレンダー」で検索するとすぐ出ます。
ここでもう一度、六曜について復習をしておきます。
先勝(せんしょう)は、先んずれば即ち勝つ、で朝から午前11時までが大吉、午後二時以降は凶、その他は注意です。
友引(ともびき)は、凶事も吉事も友を引く、の意味で、午前11時まで大吉、11~13時が注意、13時以降は大吉です。
先負(せんぶ、さきまけ)は、朝から午前11時までは凶、11時~13時は注意。13時以降は大吉、となります。
仏滅(ぶつめつ)は、大凶日とされますが、「空亡」「物滅」ともいい、動くと凶、何事も静かにしていてとなります。
大安(たいあん)は、泰安とも呼ばれ大いに安心してよい日、目出度いことや記念すべきことはこの日に限るとされます。
赤口(しゃっこう)は、「赤舌日」と呼ばれて午前11時から午後1時頃までが大吉、それ以外は凶とされます。
前にも申しましたが私の持論は「日に吉凶なし」です。
したがって、ここでは、どの日でも使い方次第で「吉日」になるのです。
これを利用して、愛情メールでも仕事でも大切なことは、出来る限り上記「大吉の時間帯を活用するのです。
これによって運気が上がったと感じたら、これを貫くことをお勧めします。
これも開運道式開運法の一つです。