1、あなたの吉日選びー5
花見 正樹
私達は毎日をつつがなく暮らしていますが、個人的にみると「いい日」「わるい日」は、人間関係の相性のように何かあるはず、そう考えて調べると、確かに自分と相性のいい日、わるい日があることに気付きます。
と、すれば、その日の吉凶を事前に知ることによって、積極的にいくか慎重に行動すべきかなどの判断が的確に下せます。
私の場合は、ごく自然に運勢学として占いを日常的に採り入れていて、ごく自然に日によっては行動パターを変えています。それだからこそ、平均寿命を超えた今でも医者しらずの元気な姿で日々を過ごせると信じています。
多分これからも、不慮の災害や事故や大病に襲われない限り、毎日を楽しく平穏に暮らして無事に老衰を迎えるものと予測できます。しかも、25歳から自営業ですから、自分のしたいことは殆どし尽くしています。この年になって人に誇れるものが何もないのは残念ですが、この人生に悔いは全くありません。
しかも、本人の意識では晩年になるほど幸せ度が高くなっているのも事実なのです。
それらは若いうちは漠然としていて、人に説明してもなかなか納得して頂けるものではありませんでした。
では、どうすれば人間関係、愛情、健康、仕事、趣味、家庭などを安堵して来たのか、それをこれから公開するのです。
私は占いが好きです。人には言えませんが絶えず「進むか退くか」を何らかの方法で占って行動の指針にしています。
例えば、何かで少しでも迷ったら、瞬間的にポケットなどからコイン(1円から可)を1枚だけ摑み出して手を開き、日本国のある表なら「進む」、裏なら「退く」、買い物でも同じで、2選での決めごとは殆どこれで済ませ、悔いたことはありません。
これも占いを信じればこそ出来ることです。
さて、今日は暦の話です。横文字読みでは「カレンダー」、これを占いに使うのです。
カレンダーがない場合は、手帳でも結構です。
暮れになると商店や銀行などで配る、一枚ペラのカレンダー、これで充分です。
お近くにカレンダーがありましたら眺めてみてください。
一般的に一枚ペラなら上半分が風景写真か芸術院会員の名画などで、下半分が不愛想に数字だけ並んだ12ケ月分カレンダー、これで充分なのです。それより、少し上等だと「六曜(先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口)」が印刷されています。
これは皆さまご存知ですから説明の要はないと思いますが、一応、ありきたりの文章を載せておきます。
六曜(ろくよう・りくよう)は、古代中国で用いられていた暦注の一つが日本に持ち込まれて姿を変えたもので、本来は迷信なのですが明治以降に日本の暦にも定着して「結婚式は大安吉日に」は崩れつつありますが、「葬式に友引は不可」は未だに生きていて友引の日は火葬場はお休みです。
六曜が中国から日本に伝わったのは鎌倉時代末期との説が有力ですが、江戸時代に入って現在の形になって民間の暦にも載るようになったようです。
各六曜の詳しい説明は以下の通りである。
先勝(せんしょう)は、先んずれば即ち勝つ、で万事に急ぐことが良く、午前中は吉、午後二時以降は凶、となります。
「せんしょう」「せんがち」「せんかち」「さきがち」「さきかち」などと読まれる。
友引(ともびき)は、凶事に友を引く、の意味から勝負事は引き分け、共引き、の意味で、朝は吉、昼は凶、夕は大吉、とされます。お葬式をこの日に行うと、友人が冥土に引きこまれるとされ、友引の日は殆どの火葬場が休業です。
ところが浄土真宗や一部の自治体では、友引でも葬儀を行うことがあります。
友引は日本語ですが、中国では「留引(りゅういん)」といい、「今の状態を続けるか、このままここに留まるか」と二者択一の状態をいい、状況次第で行動する日、としています。
先負(せんぶ)は、慌てて先に動けば即ち負ける、の意味で、かつては「小吉」と書かれて吉日扱いでしたが、字面が「先負」となってからは「現在のような「午前中は凶、午後からは吉」とされる現在の解釈になっています。「せんぶ」「せんぷ」「せんまけ」「さきまけ」「さきおい」などの読み方もあります。
仏滅(ぶつめつ)は、大凶日とされますが、。元の名は「空亡」「虚亡」ともいい、全てが虚しく滅びると解釈されますが、以前は「物滅」と呼ばれていて、仏教徒は何の縁もありません。
大安(たいあん)は、大いに安んじてよい日、の意味で、何事においても吉で成功間違いない日、とされ、婚礼など目出度いことはこの日に限るとされ、棟上げ、納車、建物の工事着工、大きい物件のや引渡日、契約日、内閣の組閣なども大安の日に行われます。本来はこの日は「安息日」で何もしないから終日安泰であり、「だいあん」「泰安」とも呼ばれた時期があります。
赤口(しゃっこう)は、「赤舌日」と呼ばれて午の刻(午前11時から午後1時頃まで)が吉、それ以外は凶とされます。とくにこの日は刃物や火事に注意する日となふぃます。」「しゃっく」「じゃっく」「じゃっこう」「せきぐち」「あかくち」「あかぐち」などの呼び方もあります。
以上、日の吉凶について六曜について語りましたが、私(花見)の立場について申し述べます。
私が学んだ真瀬流易学では、江戸時代に活躍した祖師の真瀬中州の師・新井白蛾が「吉日凶日論」に反対し、「日に吉凶なし、人に日の吉凶あり」としたことに同調して、日の吉凶を廃し、日と夫々と日との相性で吉日凶日が予測できる手法をお伝えして参ります。
つづく