自転車は お気をつけてと この酷暑 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 自転車は お気をつけてと この酷暑 (2019/08/07) 秩父から暑中見舞い。「ビールの代わりに水を」とも。さすがに自転車で走っていると、暑い。それでも銀座あたりで映画を見たり、お濠端の新聞社に出かける時は自転車。スピードは出さず、歩行者に注意して。自転車でサツ周りした新米記者の頃を思い出す。 扇面流し 大和絵涼し 蓬春展 (2019/08/08) 北海道出身の画家、山口蓬春展。副題「新日本画創造への飽くなき挑戦」を日本橋高島屋で。洋画から出発し日本画の世界に新境地を開いた。初期作品から蓬春モダニズムまで、冷房が心地よい会場で、ゆつくり楽しませてもらつた。日本画の可能性を追究した人生。 エアコンが 切れて三五度の日々 (2019/08/09) リビングのエアコンが冷風を出さなくなつた。付け替えて3年。10年保証もあるのに、なぜだ、の心境。ところが2日間、休ませ、近所の電気屋さんのアドバイスで最も低い温度に設定して再起動したら、直ったー・ビックにl週間後と言われていた修理の予定をキャンセル。 三十七歳 髪黒々と 夏の旅 (2019/08/10) 国連軍縮特別総会を取材した1982年、ニューヨーチャイナタウンで撮影した写真が手に入った。現地で一緒だった論説委員(当時)阿部汎克さんの偲ぶ会で披露され、次女の菜椅子さんからいただいた。長崎原爆の日、安倍首相は今年も核兵器禁止条約に言及せず。 夏に勝っ オリーブオイル 一二滴 (2019/08/11) 朝食の味噌スープに。香川県豊島産。安岐卓二さんの顔が浮かぶ。食が健康の基本と、身体によいものはメニューに取り入れる。パリ土産のエシュレ・バターや知人手製のマーマレード。野菜サラダや果物をゆつくり食べる。千葉から梨、長野から葡萄が届いた。 老いらくの 恋かと夏に ときめいて (2019/08/12) ロバートレッドフォード、82歳。映画「さらば愛しきアウトロー」。原題「老人と銃」。拳銃をちらつかせて銀行強盗を繰り返し、脱獄16回。新たな犯行後、逃走中に出遭った、馬を飼う女性との恋。実話に基づく引退作というが、やむことなき映画愛の比喩か? 湧き水で トマト冷やした その昔 (2019/08/13) 子供の頃に過ごした実家には、湧き水の池があつて、夏には西瓜やトマトを冷やした。知り合いのフェイスブックで真っ赤なトマトを見て、遠い昔を思い出した。大学に進学して東京に来て、独特の匂いがないトマトが不思議だつた。故郷はいま阿波踊り真っ最中。 甲子園 夏は遠くて 我が母校 (2019/08/14) 夏の高校野球をテレビ観戦。母校・川島は春のセンバッに21世紀枠で一度出場したが、夏は未体験。昨秋の徳島県大会で初優勝し、期待したが、夢は簡単には実現しない。石川県の小学校から転校する時、同級生と「甲子園で会おう」と別れた。中学2年まで野球少年。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ———————-
遠花火 カメラの列が また増えて 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 遠花火 カメラの列が また増えて (2019/07/30) 先日の隅田川花火大会。リバーシティ隅田川テラスで、ビール片手に永代橋の向こうの花火を楽しんだ。右側にスカイツリー。若いカップルや家族連れが目立ち、人口急増の中央区らしい光景。毎年恒例の見物だが、中央大橋などにカメラマンの数が増えたような。 ケールの葉 夏のジュースは リンゴ味 (2019/07/31) 八ヶ岳山麓、安紀子さんのレストハウス続編。庭で摘んだケールの緑の葉っぱとジュレ状の長野のリンゴを混ぜてジュースに。ケールは知らない植物だつたが、最近はテレビの料理番組や家庭菜園に登場。彼女は栽培したケールを特殊冷凍後乾燥させて商品化。 部屋の隅 夏の宿りを 準備して (2019/08/01) 資生堂を退職し、数日、我が家に居候する姪のため、ソファベッドなどで仮の宿。子供の頃から狭い我が家に泊っていたので、ホテルよりは居心地がいい、と。時間を置いて、秋にはパリで新しい生活を始めるので、ご苦労さん兼お祝いの会を昨夜、門仲・すし銀で。 八月の ジャーナリズムを ハワイにも (2019/08/02) 広島、長崎、敗戦の8・15。ハワイ「日刊サン」の次のコラムは「8月ジャーナリズム」をテーマに。この言葉には、椰摘的な響きもあるが、反戦・平和の願いは忘れてはならない。特に政治家や 若い世代。昨日はベトナム戦争を取材した阿部汎克さんを偲ぶ会。 土に生きる 自然栽培 夏野菜 (2019/08/03) 原村政樹監督の映画『お百姓さんになりたい』を日本記者クラブで。28歳で東京から埼玉県三芳町に移住、肥料、農薬なしの自然栽培で約60種類の作物を収穫する明石誠一さん。土を作ることから試行錯誤を20年近く。若者らを研修生として受け入れ、ともに汗を流す。76歳で亡くなつた、と。静岡支局時代の姿を思い出す。ぉ別れの会は9月7日。先輩の偲ぶ会や三回忌が先日あったばかり。それ以前にもお葬式や送る会に顔を出す機会が多く、あれこれ過去に戻る時間が増えた。 向日葵が 開店祝う 佃島 (2019/08/04) 自宅マンションの筋向いに新しい店が開店した。若者向けの居酒屋風。ここはテナントがたびたび変わり、喫茶店だつたり、現代風のお寿司屋さんだつたり。この店が住民に歓迎され定着するのか、ちよつと心配。住吉神 社は6、7日と例祭。3年置きの例大祭は昨年だつた。 メールまた お別れの会 秋口に (2019/08/05) 読売新聞記者だつ加藤孔昭さんが食道ガンのために76歳で亡くなった、と。静岡支局時代の姿を思い出す。お別れの会は9月7日。先輩の偲ぶ会や三回忌が先日あったばかり。それ以前にもお葬式や送る会に顔を出す機会が多く、あれこれ過去に戻る時間が増えた。 朝早く 佃の橋で 夏のロケ (2019/08/06) 隅田川沿いで早朝、ジョギングの連れ合いが目撃。佃リバーシティの中央大橋は、映画「新聞記者」「3月のライオン」などに登場。ほかにも時々、一時通行止めにして撮影が行われている光景を目にする。隅用テラスや長屋風の月島の路地も格好の舞台のようだ。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ———————-
夾竹桃 広島の花 もう咲いて 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 夾竹桃 広島の花 もう咲いて (2019/07/22) 都内を自転車で走ると、爽竹桃の紅い花を見かける。広島市の花に指定されていて、平和・反核運動を取材していた現役記者の頃、強い生命力が広島復興の願いと重なることを知った。参院選は立憲など野党も健闘したが、平和をぶち壊しかねない安倍一強はなお続く。 バヌアツの 夏の記憶が ラジオから (2019/07/23) ニューカレドニア隣りのバヌアツ。独立間もない1980年代に、反核国際会議を取材し、ソコマヌ大統領にもインタビューした。自費旅行だつたが、電話で新聞の原稿を送った。暑さに負けて1日はレモンだけ。パソコンで聴くフランス語ラジオ講座にこの国が登場。 女子高生 素足すらりと 夏の朝 (2019/07/24) ゴルフのため東海道線二宮駅まで。昨日の朝、電車で居眠りから目覚めると、目の前に制服姿の素足がずらり。ゴルフは、自称「晴れ女」が参加したせいか、最近では珍しい晴天。スコアは午前中60台、午後は47と大荒れ。居酒屋で呑んで秋のコンペも、と衆議一決。 インスタグラム たどり着いたら 夏の猫 (2019/07/25) インスタグラムはあまり積極的には見る気がしなかつたが、パソコン画面の案内に従って登録してみたら、「星時計」のさとみさんの猫の写真がずらずらずら。姪のインスタには、愛犬と手料理の写真が多い。舞台はパリやら松本やら、行動の一端が分かる。 ミン、ミン、ミン 蝉の鼻似して 子ら走る (2019/07/26) 今年は梅雨が長く気温が上がらなかったせいか、あまり蝉の声を聞かない。その代役ではないが、佃島の路地で子供たちが蝉の鳴き声を真似して遊んでいた。思わず、長屋が並ぶ昭和初期の情景を連想する気分に。実際には当時を知るわけではないが。 ロックです 四万十からの 栗焼酎 (2019/07/27) ブルネイから帰国したばかりの植物画家、石川美枝子さんから高知県の焼酎が届いた。彼女は仕事柄、高知市にある県立牧野植物園に足を運ぶことが多く、私が小学生の頃、高知県に住んでいたことも知っていて、土産を。ブルネイの詰も聞きたいが、まずロックで。 夏終わる 抗議の電話 大船渡 (2019/07/28) 最速速163キの大船渡高校、佐々木明希投手。岩手県大会決勝戦で監督が登板回避を決め、甲子園への夢を打ち砕いたことに、抗譲の電話が殺到しているという。「なぜ投げさせなかったのか」といぅ怒りを共有する。わが母校・川島は、徳島県予選順々決勝で池田に敗退。 夏雲に スカイツリーが 伸び上がり (2019/07/29) 豊洲へ自転車で買い物に行った帰り、いつもとは別の角度からスカイツリーが見えた。バックに久しぶりの雲。思わずスマホを取り出して写真を。カメラはいつも持ち歩いているが、忘れてもスマホが代役を果たしてくれる。通りかかった隅田川の船も一緒に。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ———————-
新聞が 夏を運んで ハワイから 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 新聞が 夏を運んで ハワイから (2019/07/14) 「高尾義彦のニュースコラム」は一面に。一回目が掲載された「日刊サン」が届いた。日本の新聞よりほつそりしてやや縦長の16ページ。ハワイだから常夏は当たり前だが、盆踊りのイベント案内も。日本の新聞から転載のスポーツ・芸能欄などが目立つ紙面。 藍色の 髪と梅酒と 鹿服(あらたえ)と (注)鹿服は、鹿の上に々が載る。 (2019/07/15) 「大嘗祭と阿波忌部」の講演会が昨夜、目黒で。忌部研究者、林博章さんの話など。参加した女性の一人は徳島産藍で髪を染め、懇親会では梅酒。吉野川市美郷の梅酒はふるさと納税の返礼品人気1位。今日は鹿服を織る原料の麻の刈り取りが美馬市木屋平で。 能舞台 父と娘(こ)が舞う 「海人」の夏 (2019/07/16) 金春流の座・SQUARE公演が15日、国立能楽堂で。旧知の能楽師、井上貴覚さんと長女和奏さんが「海人」で共演。海人は海女。和奏さんは小学5年、初舞台。野村萬斎さんの狂言「子盗人」も楽しく。夜は佃の念仏踊りで仮装した踊り手たちと。 ラヴエンダー 机の上で 枯れ始め (2019/07/17) 富良野から送られて来たラヴェンダー。連れ合いがテーブルの上に飾っておいた花が、枯れてきた。亡くなったご主人へのお悔みに伴う返礼の中に紫色の花。大地に広がる花の光景を思い浮かべ、故人を偲ぶ。行きたいと思いながら北海道も久しく訪ねていない。 パイナップル 銃弾に似て メスキータ (2019/07/18) アウシュビッツで死んだオランダの版画家、芸術家、メスキータを日本で初めて紹介する展覧会が東京ステーションギャラリーで開かれている。木版を刻んだナイフの線が、自画像や裸婦や動物や植物を浮かび上がらせる。浮世絵を連想しながら作品を見た。 金の星 神輿も担ぎ 100周年 (2019/07/19) 子供向きの童話作品出版で定評のある金の星社が100周年展を今日から28日迄上野で開催。元広報の女性から招待券。斎藤健司社長とは、門仲・久寿乃葉で10数年前、知り合いに。富岡八幡宮の夏祭りで神輿を担ぎたいとの希望実現のため、女将さんが奔走した。 腕時計 そろそろ替える 夏向きに (2019/07/20) いま腕に着けている時計は、革製のベルトが暑苦しく感じるようになってきた。メタリックなべルトの腕時計など二つを抽斗から取り出したが、つまみをいじっても動かない。電池が切れたようで、有楽町ビックで調整。今日は小淵沢でゴルフ。特急あずさで2時間余。 かぶりつく トマト丸ごと ここは信州 (2019/07/21) 八ヶ岳山麓の西川安紀子さんのレストハウス。彼女は銀座・歌舞伎座近くで和食の店を開いていたが、5,6年前、この家を建て、庭にはトマト、ジャガイモ、トウモロコシ、ケールなど。東京と行き来し、自然とゴルフの生活。昨日は庭でゴルフの後の懇親会。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ———————-
アトリエで 枇杷の実眺め 手を出さず 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 アトリエで 枇杷の実眺め 手を出さず (2019/07/06) 所沢市に住む高校先輩の画家、今獅々貴美子さんから、葉書大の絵とともに便りが来た。アトリエの屋根を超える枇杷の木があるが、昨年から2個食べただけでロの中がヒリヒリし、アレルギーがひどくなったという。前後して、新聞に枇杷アレルギーの記事。 パリ祭の 愛の賛歌に 拍手して (2019/07/07) 6,7日とNHKホール恒例。前夜、知人から、チケツト2枚を確保したけど行けないので、と電話があり、「お言葉に甘えて」。昨年94歳で逝ったアズナヴール追悼。久し振りに鳳蘭さんが出演、「愛の讃歌」「三文役者」を熱唱。あみさんも元気に「アイドルを探せ」。 札幌の 友も顔出し 七夕会 (2019/07/08) 毎年、 大学教養学部当時のクラス会を昨日、本郷で。七夕会と名づけてなずけて毎年、この時期に開き、もう10年ほど。16人が集まり、札幌から初参加も。病気の話題はほとんどなく、スペインでの巡礼、スキー、山歩き、果樹栽培などそれぞれに余裕の生活で、来年は後期高齢者に。 睡蓮と 柳の池の ジヴュルニ一 (2019/07/09) 直木賞候補の原田マハ著『美しき愚かものたちのタブロー』を読み、4年前のフランスへの旅で訪れた現地の情景を思い浮かべた。松方コレクションの歴史をフィクションもまじぇて綴った小説。国立西洋美術館で開催中のコレクション展に、「睡蓮、柳の反映」も。 蝉はまだ 松本楼の フルコース (2019/07/10) 先日、建築家グループの会を日比谷公園・松本楼で。毎日新聞ビルを設計した故林昌二さんを団長に19年前、ヨーロッパ建築旅行に参加した人たちが毎年七夕頃に開催。ハワイ「日刊サン」の2習コラムに「蝉が鳴く頃、高官逮捕」。13日の掲載後はWEBでも読める。 やぐら立っ 念仏踊り 近づいて (2019/07/11) 普段は道路となっている佃島の広場にやぐらが立ち上がった。13~15日は都無形民俗文化財指定、佃の踊り。子供と大人の時間に分かれ、最終日には仮装した踊り手たちが登場し、知り合いの酒屋の女将さんも加わる。目の前には昔ながらの駄菓子屋さん健在。 メロン四個 喜びという 気持ち込め (2019/07/12) 四の数字に喜びの意味をかけて、と徳島の高校同級生、川人喜代子さんがメロンを贈ってくれた。お中元の季節、仕事をしていた頃に比べ、贈る先も贈られることも少なくなつたが、友達同士のやり取りは嬉しい。メロンは北海道からも。京都からは老舗の漬物。 阿波踊り 一か月前 汗流す (2019/07/13) 昨年は主催方式が原因のごたごたで、観光客が減った阿波踊り。今年はその反省から有名連の協力も得て、実行委員会方式で立て直し、開催は8月12~15日。すでに徳島市では、練習の三味線やぞめきのにぎわい、と故郷 便り。露骨に商魂たくましく、は勘弁して欲しいが。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ———————-
花火上げ 魔法のランプ 夢しばし 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 合歓の花 雨の象潟 時空超え (2019/06/124) 都心で合歓の花の開花に出遭い、嬉しい気分に。映画「パピヨン」を日比谷で見た帰りの数寄屋橋公園。象潟や雨に西施がねぶの花 芭蕉の境地は想像すべくもないが、大阪万博の太陽の像を小さくしたような岡本太郎作の「若い時計台」との取り合わせをしばし楽しむ。 参院選 女性候補が 新鮮に (2019/06/25) 先日の赤坂の会に宇宙航空研究開発機構の水野もとこさん(49)が参加、参院選に立候補する、と。身長175舛センチミスユニバース関東代表。大阪で立候補予定の亀石倫子弁護士(44)はGPS捜査違法判決がテーマの『刑事弁護人』を上梓。ともに野党で、安倍政治に喝! 花火上げ 魔法のランプ 夢しばし (2019/06/26) ディズニー制作の映画「アラジン」。ストーリーは言わずもがな、どこまでも見る者を楽しませようと、さまざまなアイデアを注ぎこみ、凝った音楽も盛りだくさん。普段は見ない分野の映画だけど、興行収入トップということもあり、気軽に夢の世界を楽しむ。 夏日避け かなしたためて ありがとう (2019/06/27) 大田区の旧馬込文士村の一角に、熊谷恒子記念館がある。連綿のかなを中心に現代女流書展で活躍した書家。99旧書斎に小筆と墨、和紙が用意され、自分で書いた「かな」に記念館の印を押して貰える。展示作品を真似て「ありがとう」。近くの川端龍子記念館にも。 ゆさゆさと 胸の谷間が 目の前に (2019/06/28) メトロ月島駅でホームに向かうエレベーターのドアが閉まる直前、若い女性が飛び込んできた。豊かな胸がこちらの身体に触れそうになる。かつて、ネット上の銀座俳句道場に 「胸の谷間を いくつ見たや ら日盛り」と投句。胸の谷間は季語墓語ではない? 夏時間 ハワイにないと 教わって (2019/06/30) ハワイの日本語新聞「日刊サン」に月2回、コラムを執筆することになった。1回目は「参蔑議員に、もっと女性を」が2929日に。火~土曜の週5回、日系人向けに無料で発行。時差は19時間で、夏時間は適用されない。 ホールインワン 祝いのプレー 夏草と (2019/07/01) 同人誌『人生八馨』の仲間の一人、宗岡秀樹さんがホールインワンを達成。記念にお招きしますと、今日は静岡県三島のゴルフ場へ。静岡支局の後輩で、都庁記者クラブが有楽町にあつた頃、一緒に仕事をした。19巻の彼の原稿は、航空部長当時の話。 草市の ポスター掲げ 人を呼ぶ (2019/07/02) 月島草市が6、7の土日に。通称もんじや通り、西仲通り商店街に100を超す露店が並ぶ。この地域に住み始めた30数年前は、植木など「草」の名にふさわしい店もあつたが、最近は子供や若者向けの露店が多い。草市が終ると、佃島名物の念仏踊り(13~15日)。 自転車とパリ・ロンドンの 夏の川 (2019/07/03) 映画「アマンダと僕」。パリで起きたテロにより母親を失った7歳の少女アマンダ。母親の弟の24歳の「僕」が後見人になつて悲しみとともに生きる。Elvis has left the buildin・すべては終わったことを意味する言葉に涙するアマンダ。随所に自転車が登場。 ヤマモモの 枝も切られて 真夏へと (2019/07/04) 近くのマンションの植栽にヤマモモがある。しばらく前まで赤い実が木の下に落ち、時々、作業員が掃き集めていた。ヤマモモは徳島県の木に指定され、その実は食べられるが、東京では知らない人が多い。植栽の手入れのため、ほかの樹木も含め剪定挟み鉄が。 日傘より 木陰のベンチ 皇居前 (2019/07/05) 自転車で通りかかると、皇居周辺は相変わらず外国人観光客が多い。彼ら彼女らはあまり日傘を差さず、日傘を手にしているのは日本人がはとんど。男性にも日傘を、という商戦も目立つが、皇居前広場で休憩する人たちは、木陰のベンチを選んで陽射しを避ける。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ———————-
梅雨寒に 明月院は 素通りし 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 梅雨寒に 明月院は 素通りし (2019/06/11) 11日 12R北鎌倉の駅から建長寺まで歩いて15分余り。途中の細い道は、明月院の紫陽花を見に行く人たちで混み合つていた。昨年は成就院の紫陽花を見に来て、あまり咲いていなかったのでがっかりした。臨済宗の寺には、ところどころ小さな紫陽花も咲いていた。 八十歳、通夜の知らせに 梅雨の雨 (2019/06/12) 宮内庁を担当した社会部先輩の畠山和久さん。温厚な人柄で誰にも好かれ、内に秘める情熱は知る人ぞ知 る。b喝夜ほ明日、さいたま市で。最近、社会部メール・ネットで訃報を知ることが多いが、同じ80歳の同人誌会員は、まだまだエンドレスと元気な原稿。 三椏の 増産目指す 夏の阿波 (2019/06/13) 徳島からの便り。2024年の新札発行を想定、紙幣の原料となる三椏を業者が増産する計画を立て、農家に 苗木などを届ける。春には黄金色の花が咲き、枝が三つに分かれて、特徴のある木。故郷の町で和紙を作るアワガミファクトリーでは、採取から手漉きまで実習も。 金魚たち 土の器の バレリーナ (2019/06/15) 安田直子陶展が千葉そごうで24日まで開催中。すべて金魚模様で、金魚姫。陶芸家、神谷紀雄さんに紹介し内弟子から修業して10数年。日本伝統工芸展4回入選で正会員に。神谷さんは千葉県無形文化財指牢陶集会代表。 門仲の久寿乃薬でお酒を通じて知り合った。 鰻食べて 昏南にも遭い 七回忌 (2019/06/16) 中坊公平弁護士の七回忌を昨日、娘さんが経営を継いだ京都・聖護院御殿荘で。弁護士、銀行員、裁判官、国税・警察官僚など住専の債権回収に当たつた7人。笑顔の遺影に様々なエピソード。帰り道、円山公園で雷雨に遭って、大声で部下を叱っていた姿を思い出す。 一平さん 参院選出る 便り来た (2019/06/17) 元NHK記者で特捜検事を追った著書もある小俣一平さん(67)。立憲民主党から参院選比例で立候補する、と。安倍政権の政治の不条理に「もう髪の毛はないけど、怒髪天を衝く」。特捜部長だつた頃の吉永祐介さんの自宅で会って以来のつき合い。30日に集会。(選挙結果は残念ながら) 水芭蕉 シャンパン仕立ての 日本酒に (2019/06/16) 「水芭撃は群馬県の酒造会社が尾瀬の清らかな水と山田錦から造った清酒。いただき物の瓶を開けると、ボンと大きな音。少し呑んでセットした栓が、翌朝、飛んでいた。「夏が来れば思い出すはるかな尾瀬‥‥‥」。学生時代の女友達がよく口ずさんでいた。 さくらんぼ 送りましたと メール来る (2019/06/19) 太宰治の桜桃忌。今日74歳。アゥンサンスーチーさんも同じ日。毎年PRして、さくらんぼの誕生祝。浦和時代から知り合いの年上の女性が「山形に手配」と。日本記者クラブ会報6月号に寄稿した田中元首相や中坊公平さんに関する司法記者の昔話も記念に。 夏が来て 国民健保 加入する (2019/06/20) 日本新聞インキをリタイアして2年。健保組合の任意続期間が終り、資格消滅証明書を持参して中央区で手続きを済ませた。保険料の請求はこれからで、負担の増減は分からないが、高齢受給者証も発行され、自己負担3割は従来通り。出来るだけ健康であることを願って。 大川端の 映画のシーン いま緑 (2019/06/21) 映画「新聞記者」を、一般公開に先駆けて日本記者クラブで見た。最近の付度政治を踏まえて、女性記者と官僚の葛藤を描く。ロケ地に我が家の近くの佃・中央大橋や隅田川の堤防、メトロ門前仲町駅など。この辺りでは、テレビや映画の撮影現場をよく見かける。 蛸を釣る 東京湾の 夏景色 (2019/06/22) 同人誌『人生八聲』制作担当の毎栄の女性は、東京湾に舟を浮かべ、夫婦で釣りを楽しむ。先日、同人誌のデータを届けた際、「今度は蛸釣りに」と。海釣りの話に、先日の玄界灘の風を思い出し、昨夜は九州から上京した人も含め、あの旅行のメンバーらと赤坂で。 食器洗う お湯が不要の 有難さ (2019/06/23) 食後に時々、食器を洗う。ひねればお湯が出る便利さに、寒い頃はお湯を使っていたが、いまは水の冷たさが心地よい。自分で料理は出来ないので、せめて後片づけだけでも。以前は、誤ってコップを割ったりしたこともあるが、最近はミスはほとんどない。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ———————-
枇杷の実が 実るキャンパス 県人会 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 枇杷の実が 実るキャンパス 県人会 (2019/06/03) 会長を務める大学県人会を駒場キャンパスで昨日。新入生から80歳を超える先輩まで徳島県人25人。平成元年入学の女性が文部省からオックスフォードに留学したのを機に官僚を辞め、海外生活20年の体験談と日本社会の劣化を憂える話が興味深かつた。 背丈ほど 麻すくすくと 夏空に (2019/06/04) 大嘗祭に「あらたえ」を調進するため徳島・木屋平で育てられている大麻が、播種から50日余で160センチに伸びた、と地元のNPOから。7月には3㍍ほどになる見込みで収穫の時期を迎える。事業を支える寄付はまだ十分ではないが、機会あるごとにPR。 都市対抗 草薙の夏 ありありと (2019/06/05) 都市対抗野球大会予選が始まっている。新聞社入社2年目の1970年、静岡支局で担当した富士市・大昭和 製紙が草薙球場での予選を勝ち抜き、当時の後楽園球場で優勝。翌年2月、ご褒美のハワイ旅行1週間に同行し、マウイ島で練習を取材した。1ドル360円の時代。 ブルーレイ買い替えダビング 汗たらら (2019/06/06) テレビのブルーレイ・レコーダーが10年近く経って、録画不能に。古い録画が100本近くあり、ダビングし ょぅと新しいレコーダーを購入、自力で設定に挑戦した が、ギブアップ。メーカーの電話サービスにSOS、なんとかセッティング完了。 陽を避けて 思い思いの 昼餉時 (2019/06/07) 皇居東御苑に向かうため正午過ぎに隅田川堤防の道路を走っていると、公園の木陰で弁当をとる男女が目についた。新川地区には住友ツインビルなど大きな会社も多い。この時間帯は、永代通りにも昼食に出て来る 会社員がゾロゾロ。自転車は走りにくい。 ベランダに 紫陽花が咲く 虫も来る。 (2019/06/08) 生け花の花材に使った後、連れ合いが挿し木した紫陽花。紫と薄いピンクの花が五輪。梅雨入り。この時期、 油断して窓を開けていると、蝿などが室内に。中央区は築地市場移転に伴うネズミ対策として町内会などに補助金を用意。虫はともかく、ネズミはごめん。 ラング・ド・シャ 熱海の花火 思いつつ (2019/06/09) フランス語で猫の舌。舌の感触のような軽い風味のクッキー。熱海に別荘マンションを持つ弁護士さんの奥さんから地元の名物をいただいた。弁護士さんは元特捜検事。熱海は最近、若者にも人気で往年のにぎわいが復活しつつある。花火は冬にも楽しめる。 蝶舞う 夏の電車の 女人たち (2019/06/10) 昨日は鎌倉へ。電車の中で、蝶か孔雀かと見まがう女性を時に見かける。平日のラッシ時は真面目な仕事フ ァッションが多いが、やや高齢の奥様風の女性が目立つ昼下がりには、きらびやかな装いで老いをカバーするかのような風情。いくつになっても女人は女人。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ———————-
藍の墨 夏の書展へ 四苦八苦 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 夏に向け 白いソックス 履き始め (2020/05/29) 白つぽいパンツには、白いソックスが似合う。夏日が続くという天気予報。自宅では、裸足にフローリングの感触が気持ちいい季節。自転車で外出時は、半袖にしようか。 藍の墨 夏の書展へ 四苦八苦 (2020/05/30) 書道クラブはコロナでお休み。8月の湖心社書展に向けて作品を作るため、自分の俳句を半切の和紙に。自宅で、藍の色素を固めた墨を使って、涼しそうな印象を、と務めるが、友野先生から2度目のダメ出し。 花火上げ コロナの憂さを 晴らさんと (2020/05/31) 隅田川花火など花火大会が各地で中止される。このため花火業者たちを中心に「日本の花火『エール』プロジェクト」を設立、悪疫退散を願って花火を一斉に打ち上げるためのクラウドフアンデイングが明日から。 山桜桃梅 ピンクの粒に 有難う 二九日 春の開花の時期にも題材にしたベランダのゆすらうめ。真っ白い花の数が、そのまま紅い実になつたような豊作に恵まれた。小さく酸っぱいけれど、少年の頃を思い出す懐かしい味。朝の食卓に果物は欠かさないが、いまの時期はそれにプラスして紅い実をつまむ。 希望へと 四葉のクローバー 黙々と 三〇日 「沈黙する教室」を原作とした映画「僕たちは希望への列車に乗った」。1956年当時の旧東独で、ハンガ リー動乱の犠牲者に教室で2分間の黙祷を捧げた高校生19人。主役の一人はクローバーをノートに貼り付けて四葉を作る。ベルリンの壁が出来る5年前の物語。 アスパラと 豊島オリーブ 合体し 三一日 アスパラ 北海道の友人からいただいたみずみずしいアスパラを、香川県豊島産のオリーブで妙めて、惜しみなくいただく。いつも感じることだけど、生命力をそのまま身体に取り込むような味わい。加えて、友の情けと人の縁の有難さを思うと、美味しさが増す。 【二〇一九年六月】 年齢(とし)重ね 蛍の郷を 懐かしむ 一日 蛍の郷 石川県の小学校同級生3人で楽しむ歌仙(連句)164巻目の発句。19日、74歳の誕生日を迎える。徳島県・ 美郷の蛍の郷には光の乱舞を見ようと観光客が訪れる。子供の頃、蛍は身近だつた。昨日ピアノを聴いた薔薇コンサートの近藤和花さんの父上も徳島出身。 ジプシーの 歌も響いて 梅雨前に 二日 前橋汀子さんのコンサートを昨日、サントリーホールで。最後の曲「ツイゴイネルワイゼン」はドイツ語でジプシーの歌。耳に馴染みの曲も多く、前から2列目の正面席で、ダイナミックな彼女のヴァイオリン演奏を楽しんだ。アンコールに5曲の大サービスは今回も。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ———————-
藍染のマスク この夏 返礼品 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高藍染のマスク この夏 返礼品尾 義彦 百十三日 冬から夏へ 無駄騒ぎ (2020/05/22) 黒川東京高検検事長が21日、辞表を提出した。安倍内閣は22日の閣議でこれを承認する。賭けマージャンを報道されて、無残な引責。安倍内閣が定年延長を決めた1月31日から113日、国会審議にどれだけ時間を費やしたか。検察庁法改正案も廃案にするしかない。 夏季号の 原稿そろり 来年へ (2020/05/23) 季干誌『人生八馨』。7月発行で23巻。東京五輪・パラリンピックまで、と始めて、開催延期で1年延長。6月半ばの締め切りに向けて、原稿が届き始めた。素人編集だけど、写真のレイアウトなど自己流で楽しむ。 薔薇浮かべ 湯船豪華に ルイ王朝 (2020/05/24) 薔薇を湯舟に浮かべ、ルイ王朝を連想したのは、安倍首相の国会答弁。絶対権力的な振る舞いを批判され、ルイ14世を16世と言い間違えて失笑を買つた。元検事総長らの批判を、素直に聞かず、内閣支持率急落下。 夏に思う 被爆の記憶 追う友を (2020/05/25) 写真家の豊崎博光さん(72)。数日前の毎日新聞夕刊に「ヒバクシャ取材40年」と、ほぼ1ページ全部を使って紹介された。1980年代に、南太平洋バヌアツで開かれた反核国際会議を自費で取材に行き、知り合った。ビキニ環礁から旧ソ連まで世界の被爆者をカメラに。 藍染のマスク この夏 返礼品 (2020/05/26) 徳島県藍住町でふるさと納税の返礼品として藍染のマスクが人気だという。藍には抗菌効果もあり、そのイメージも作用しているのか。倉敷市の友人から総社市で障がいがある人たちが作ったデニムマスクが送られてきた。 ブラシの木 掃除をせよと 迫るよう (2020/05/27) 自宅近くの隅田川テラスでブラシの木を初めて見た。ブラシの形の赤い花。コロナ自粛で近所を散策する生活で気づいた。FBにアップしたら、私も見ましたと知り合いの女性。定期的に掃除機を使う生活習慣も定着した。 コシアブラ セシウム汚染と ああ残念 (2020/05/28) この季節、山菜のてんぷらの中でも絶品のコシアブラ。久寿乃葉でよく食べた。新潟県魚沼地区で採れたものに、セシウムが基準を超えて検出された、という新潟日報記事にびっくり。福島原発事故で排出されたセシウムが落葉に 夏に蓄積された、と。あれから9年。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ーーーーーー