一人旅 紅葉の季節 メール来る 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 一人旅 紅葉の季節 メール来る (2019/10/17) ある女性から「神戸、人旅」とメールが一届いた。1人旅といえば、なんとなく紅葉の京都を連想する。東福寺や永観堂。何度か紅葉を眺めて散策した。最近の京都はすさまじい混雑で、ゆつくり紅葉を愛でることは難しそうだが、機会があればまた訪ねたい。 一円切手 値上げの秋に まだ使う (2019/10/18) 葉書用62円手や封書用82円切手が手元に残っている。ポストに投函前に、一円切手を貼る作業が続く。宅配便などが届いたら、時間を置かずにお礼や返事を、と努めるが、時々、失念する。メールの時代に自筆の便りを大切にしたい。今日は法要で徳島1泊。 秋の雨 眉山もしばし 眉しかめ (2019/10/19) 羽田から徳島阿波踊り空港に着いた昨日、昼間は雨もそれほどではなかったが、夜、徳島駅前の店で食事をして外に出ると、物凄い雨。友人から「大雨警報に竜巻警報も」とメール。おとなしくホテルに戻る。今日は母の十七回忌。重り空で、このまま降りないで、と。 、 故郷の秋 やっと見つけた ぼうぜ寿司 (2019/10/20) 徳島から帰る前の昨夕、徳島駅構内で、好物のぼうぜ寿司を探したが、ない! 地下の売店が居酒屋などになり、売り場そのものがない。思いついて駅前のそごう地下食品売り場を探したら、あつた!しかしそごうは来夏閉店、デパートのない唯一の県になる。 ベったら市に 人の縁(えにし)の 甘い味 (2019/10/21) 書道クラブのお師匠さんと弟子のグループで昨日は日本橋のべったら市へ。偶然、かつて毎日新聞のビルでウナギの「大作」を仕切っていた女将さん姉妹とばつたり。いまは閉店したが、お師匠さんもこの店のなじみで、再会に驚き、手を取り合って喜ぶ。 1 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ———————-
台風の 雨よパソコン 濡らすなよ 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 台風の 雨よパソコン 濡らすなよ (2019/10/12) パソコンがダウンした。あれこれ試したが起動せず、何年か前に修理してもらった月島の店へ、台風前の雨の中、バッグに入れて自転車で運ぶ。店長さんはブルーの大型のバイオを見て「見覚えがあります」。メールのアカウント設定に苦労したが、無事生還。 キトは夏 白い衣に 墨が飛ぶ (2019/10/13) キトはエクアドルの首都。まさに「赤道」だから、いつも夏。スペイン在住の書家、金子祥代さんからキトで披露した書と踊りのパフォーマンス映像がYOuTubで送られて来た。男女のダンサーと共に踊る書家。身の丈ほどの大筆で書かれた文字は金文の「神」だという。 お見舞いにメールや電話 台風五 (2019/10/14) 台風19号で日本列島に甚大な被害。見舞いのメールなどをいただき、こちらからも電話など。我が家はベランダの植木鉢が少し動いた程度だが、「屋根が飛ばされるかと思った」など恐怖体験の声。千曲川などの氾濫に、温暖化など人為的な自然環境の激変を痛感。 湯豆腐の 湯気の向こうに 祖父の顔 (2019/10/15) 食卓に豆腐の鍋。19日の母の十七回忌を前に位牌を調べたら、祖父の享年は母と同じ80、祖母は83と記され ていた。二人とも私が高校生の昭和37年に他界した。祖父が豆腐を肴に晩酌を楽しんでいた姿が恩い出される。ちなみに父は94歳まで健在だった。 新聞が 来ない秋の日 虚ろなる (2019/10/16) ほぼ毎月1回の新聞休刊日。昨日は朝刊がない日で、分かっていても何か寂しい気持ちになる。世間では新聞 を購読していない家庭が増えて、こんな感覚を抱くのは稀少種族になりつつあるが、新聞を読む楽しみを子どもの頃から身につけてほしいと、切に願う。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。
くしやみ二つ 外は秋かと 納得し 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 くしやみ二つ 外は秋かと 納得し (2019/10/06) マンション玄関のドアを開けた途端、くしやみが二つ。室内の温度と外気温の差に、ちょつと驚く。暑い、暑いと言つているうちに、秋はやってきたようだ。自転車で走るとまだ汗ばむが、半袖シャツに薄いジャケットのスタイルも、そろそろ衣替え。 どよめきを はねのけ2勝 トラの秋 (2019/10/08) 阪神がCSセカンドステージ進出。友人の美術展を見るためJR関内駅で降りた6日、横浜球場から場外に轟くどよめきに驚いた。CS2試合目の初回にべイスターズが2点先取した瞬間だつた。この試合は敗けたが、昨日は阪神タイガースらしい、しぶとい勝利。 もう第九 北の大地は 冬早く (2019/10/09) 札幌に住む友人が、第九のバックコーラスとしてドイツ語で合唱、と近況報告のメール。暮に毎年、門仲・久寿乃葉で開いている忘年会のメンバーの一人。編集局次長当時に始めた忘年会は今年で多分、20回目。幹事役から日程調整の連絡がそろそろ来る頃。 パリに新居 姪を見送り 鰯雪 (2019/10/10) 羽田空港に姪を見送りに行った。昨日午後のエールフランス便。彼女は小さな愛犬も連れて、新たな出発。ラウンジでコーヒーとビールでお祝いの乾杯。鰯雲と呼ぶには青空がほぼ全面に広がつていたが、幸先よく。またパリ観光に行ったらアテンド役を期待しよう。 稲穂道 銭湯で観る 時代劇 (2019/10/11) 改修中の銀座湯を利用した映画の会「テアトル銀座湯」で「超快速!参勤交代」。隅田川花火を描いたタイルの壁面に白いスクリーンを設けて、洗い場に椅子が20個。「お上が悪いと民が苦しむ」。どこかの首相に聞かせたい台詞。減り続ける銭湯の利用を呼び掛ける企画。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
蓑虫の 1本の糸 絵の便り 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 蓑虫の 1本の糸 絵の便り (2019/10/02) 高校先輩の画家、今獅々貴美子さんから葉書大の作品が届いた。住まいの埼玉では蓑虫を見かけないので、故郷徳島から送って貰って育てているという。生あるものや自然に対する温かい視線。月末に高校の関東地区同窓会を予定しているが、こちらは欠席との連絡。 神無月 出雲の神の 縁如らず (2019/10/03) ある女性が、出雲大社には何度か参拝したけれど、縁結びの祈願は実らなかった、と大事な秘密を打ち明けてくれた。先日、縁結び空港から大社へバスで観光、駆け足で本殿裏の免の像などを見たことを、神無月に入って振り返る。願いを込めて玉砂利を踏む足音。 秋の猫 ゴルフボールの 音を聴く (2019/10/04) 社会部旧友会ゴルフコンペを昨日、若洲ゴルフリンクスで。練習場に猫がいて、下手な練習の音を聴いて品定めしているような。12人が参加し、97のスコア。ハンディの関係で準優勝。平均年齢が80歳を超え、94歳の先輩は途中リタイアしたが、来春も、と意欲。 ニ十巻 春夏秋冬 文綴る (2019/10/05) 毎日新聞OBを中心に季刊で発行の同人誌『人生八聲』が秋季号で20巻を迎えた。まとめて国立国会図書館に寄贈。2015年からの積み重ね。次の目標は東京五輪・パラリンピックまでの発行。発案者の木戸湊・元主筆が脳梗塞でリハビリ中なのが残念だが、持続する志を。 秋の風 そこだけ熱気 サモア戦 (2019/10/06) 東京駅から夜9時過ぎに自転車で帰る途中、ラグビーWCサモア戦・パブリックビューイングの店の外までファンが群がつて声を上げていた。3勝目で決勝リーグに大きく前進。秋風は爽やか。昨日は71歳で逝った元日経新聞浦和支局長を偲ぶ会で懐かしい顔と。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 、————————-
かずら橋 紅葉の祖谷 目に浮かべ 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 かずら橋 紅葉の祖谷 目に浮かべ (2019/09/27) 徳島県に旅行した女性から、吉野川上流の美しさを誉められ、改めてPR不足を痛感した。観光だけでなくス ダチをはじめニンジンや鳴門金時など誇るべき農産物は多いのに、行政の努力不足で首都圏の消費者には伝わつていない。故郷の友人からゴーヤやブドウ。 吾亦紅 心ひそけく 動くとき (2019/09/28) 部屋のあちこ連れ合いが活けた吾亦紅。握手ひとつにしろ女性との接触や女性に心を動かすことは、長寿の秘訣、と94歳の先輩に教わつた。その先輩は来月初めのゴルフコンペに参加する。今回が最後と言っているが、是非、来年の春も、と願っている。 ザクロ弾けて 百段階段 ビアンヴニュ (2019/09/29) 目黒・雅叙園の百段階段で生け花展が開かれている。正面入り口に、広山流・岡田広山家元のザクロを使った大きな作品。外国人も含め見物の人達が訪れ、ビアンヴーニユ(いらつしやい)のおもてなし。七つの部屋に流派ごとに作品が飾られ、連れ合いも参加。 台風の 成田からここ トントウータ (2019/09/30) 姪が新婚旅行を兼ねて訪れたニューカレドニア便りが、FBで届いた。台風15号で成田空港に一泊、足止め。ヌメア・トントウー夕空港に向かう飛行機は翌日昼過ぎに。成田難民から一転、「天国に一番近い島」で10日間のバカンス。80年代に一度、旅した。 金木犀 ゴルフ三昧 昨日今日 (2019/10/01) ゴルフ場に金木犀の香り。静岡県長泉町のゴルフ場。鹿の家族6頭も姿を見せ、コースのはずれで草をむしゃむしゃ。昨日は同人誌仲間のコンペで、スコアも100を切って、久しぶりのプレーにしては上出来。今日は二年前まで仕事をした日本新聞インキのコンペ。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 、————————-
掃苔記 秋の陽射しの 下で読む 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 掃苔記 秋の陽射しの 下で読む (2019/09/21) 「掃苔記」は葬送や終活を考える毎日新聞連載のコラム。筆者の滝野隆浩編集委員は防衛大卒のユニ-クな記 者。私の大学仏文同期の加藤長さんから著書『令和の葬送~戒名はいらない!』をいただき、転送。コラムは、加藤さんの博覧強記ぶりと戒名への問題提起を紹介。 木目読む 芸術の秋 彫刻展 (2019/09/22) 彫刻家、杉本純一郎さんが出品している新制作展。知多市から上京の知らせに国立新美術館へ。作品は「折 れても生きる」。折れ目の滑らかな木彫。木目がそれぞれ違う細長い板芸の上に横たわる。かつて一緒にお 酒を呑んだ門仲の店の女将さんも前日、来訪、と。 曼殊沙華 待ちわびて見る 佃島 (2019/09/23) 彼岸花ととはよく言ったものだが、曼殊沙華で有名な埼玉県・巾着田でも、今年は開花が遅かったという。自然は、巡りくる季節に敏感な顔を見せてくれるが、今年はどこかリズムが狂っているのだろうか。台風15号に、東京電力と政府、自治体の不誠実、不都合な対応。 廃業と 秋の初めに 電話来て (2019/09/24) 横浜でアロエクリームを生産・販売する会社から、「今月一杯で廃業」と留守電が入った。トライアスロンが趣味の友人から勧められ肌のためにと、5、6年前、大量に購入。電話すると、「口コミだけで販売してきましたが諸般の事情で」と。10缶、最後の注文。 返信は 六十三円 秋の会 (2019/09/25) 高校の関東地区同窓会「東京至誠会」を10月に計画、案内の往復はがきが、郵便料金の値上げでややこしいことに。往信は62円だが、10月の返信は63円。約500枚の葉書に1円切手を貼って、しのぐ。出席率は1割ほどだが、この苦労を慮って、せめて返信をお願いしたい。 コウノトリ 稲刈り終えた 水田に (2019/09/26) 数日前の毎日新聞に、コウノトリが埼玉県坂戸市に飛来した写真が掲載されていた。記事を読んで驚いたのは、徳島県鳴門市で生まれた1歳の雌と分かつたということ。コウノトリの野生種は絶滅したが、各地で人工繁殖の試みが続けられている。愛称「歌」。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 、————————-
名月に 女踊りの 指が伸び 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 名月に 女踊りの 指が伸び (2019/09/15) 中秋の名月の夜、徳島・眉山山頂で阿波踊り、という地元紙の写真がネット上でアクセス数一位に。ピンクの襟の白い浴衣に編笠の女性たちが手を高く伸ばし、満月に触れんばかり。本番の阿波踊りはこの夏、台風で会期後半が中止になつたが、ここで名誉挽回? 糸瓜見て 俳句の逢を 追いかけて (2019/09/16) 根岸の子規庵。連れ合いとラブホテルの間を抜けて初めて訪ねた。19日が命日で今月は糸瓜忌。書斎から糸瓜の棚を眺め、庭を散歩して、俳句ポストに一句。すぐ前の書道博物館で中村不折のコレクションも拝見。こちら 神は書道の深遠な歴史を。羽二重団子を土産に買った。 髪を切る 酷暑の名残 さようなら (2019/09/17) 伸びてむさ苦しい髪を自分で切る。秋を迎え爽やかに。エビネ蘭由来の育毛剤のお蔭か、以前に比べ、前髪に少し黒いものが混じるようになつたかも。70歳を過ぎて気にすることもないが、髪の艶は健康の証拠と受け止めて。 連句仲間は顔のシミを気にする。 十七回忌 コスモスの花 咲く頃に (2019/09/18) 80歳で逝った母の十七回忌を徳島の菩提寺で10月に。住職と電話で打ち合わせ、案内状を発送した。命日の11月7日より早めに。94歳で亡くなつた父の命日は11月7日で間もなく10年。高校2年後輩の吉野川市長が71歳で急死、諸行無常。今日は新聞社の追悼会。 白菊に 込める思いと 想い出と (2019/09/19) 新聞社の先覚記者・物故者追悼会。中江兆民ら先覚記者40人とこの2年間に亡くなつた279人を含め8099人。53歳で逝った元電話交換手、沓沢史子さんの遺影も。仕事を離れてつき合い、呑み仲間のグループ旅行で京都の町を着物姿で歩いた彼女を想う。 湯上りに 清涼の気を 感じつつ (2019/09/20) 酷暑もようやく去って、清涼という言葉が実感を伴う。朝風呂で一日が始まり、リビングの窓を開けていると、肌寒く感じる日も。秋の晴々しい空気を楽しみたいが、千葉の台風被害など安全地帯はどこにもないと痛感する。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 、————————-
公園に 落葉落木 台風(かぜ)の痕 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 もんじゃ屋さん 台風前も 賑わって (2019/09/09) 日曜日、来客の希望で久しぶりに月島のもんじゃ屋さんへ。大型急接近のニュースに、予約時間を早めて馴染みの店へ。気がついてみると、広い店内は家族連れなど一杯の客で、特に女性グループが多い。台風一過、ベランダの植木鉢は今朝、なんとか無事だった。 公園に 落葉落木 台風(かぜ)の痕 (2019/09/10) 台風が過ぎ去った後、佃公園には折れた木の枝やまだ緑の葉っぱがあちこちに散乱し、風の猛威を実感。自転車で通った皇居・お堀端では、折れにくいはずの柳がぽつきりと折れていた。我が家に一泊して南の国に向かった姪っ子カップルは、欠航・振替で成田空港難民に。 銀杏(ぎんなんJ)で 上野公園 彩られ (2019/09/11) 国立西洋薬術館に松方コレクション展を見に行ったら、公園の緑地に銀杏が坪数に散らばっていた。実がついたままの枝もあり、本来はまだ落ちる時期ではなく、これも台風の被害。居酒屋なら酒のつまみに出すのに十分な量だが、誰も拾おうとはしない。 株式欄 秋になっても 上向かず (2019/09/12) 毎朝、所有している株式4銘柄の株価を新聞で確認する。春ごろから下がって来た株価は高に元に戻らない。内閣改造でお気に入りばかりを登用した安倍首相だが、アべノミクス効果などどこの話か、と実感。株価を指標に経済は健全と胸を張る首相に説得力はない。 ミュシャの秋 シャッターの音 響く部屋 (2019/09/13) 「みんなのミュシャ」展が渋谷・Bunkamuraザ・ミュージアムで29日まで。与謝野晶子の「明星」などで紹介され、その後忘れられていたが、1960年代に回顧展で見直され、日本の現代アートや漫画にも大きな影響を与えた。代表作を撮影できる部屋も。 無花果が 並ぶ店先 自転車で (2019/09/14) 佃大橋から東端駅へ向かう途中に、新鮮な果物の店があり、昨日はその前を通って学士会館へ。徳島クラブ主催の講演会「戦国の天下人 三好長慶」。阿波の出身で織田信長以前に畿内に勢力を築いた武将。NHK大河ドラマの主人公に、と大阪や地元で運動も。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ————————————-
夏の風 乾く大地を 救う道 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 歌舞伎座で 敬老大会 招待状 (2019/08/23) 中央区では歌舞伎座、明治座、新橋演舞場を毎年9月の数日、順番に借り切り、70歳以↓を招待する。今年は歌舞伎座の番で、6日昼の部の招待状が届いた。幸四郎、吉右衛門などがずらり。74歳はまだ〝若手〟で3階席。市川海老蔵展を日本橋高島屋で見た。 黒い雨 語り伝える 女優ひとり (2019/08/24) 井伏鱒二著「黒い雨」の朗読活動を続ける劇団民塾の女優、奈良同朋子さん。89歳。インタビューをまとめた記事が、火とひとりの意識の問いかける。担当した中澤雄大記者は「角栄のお庭番朝賀昭」 の著者。井伏さんには生前、荻窪の自宅で話を聞いた。 アオコかと 皇居のお堀 緑色 (2019/08/25) 自転車で通りかかると、お堀は一面、緑色で、澄んだ水の色はほとんど見えない。植物性プランクトンのアオコ対策は進んでいるはずで、ホテイアオイか何かの水草に見える。一部は茶色に。外国人観光客も多く、東京五輪ではランナーが近くを走る。締麗なお堀を。 夏の風 乾く大地を 救う道 (2019/08/26) アフリカ最貧のマラウイを舞台にした映画「風をつかまえた少年」。14歳の少年が貧しくて授業料を納められず退学させられながら、図書館で得た知識で、風力発電に挑む。実話に基づく作品。風車が回りポンプが動いて、汲み上げた地下水が大地を潤す場面が感動的。 同人誌 秋季号へと 準備する (2019/08/27) 同人誌 [人生八草』は10月初め発行の秋季号で20巻の記念号に。催促した原稿が集まり始めたろ新聞社OBを中心に、季刊なのでちょうど5年に。記念して全巻揃えて国会図書館に寄贈する計画。 ニ礼四拍 小雨の大社 落ち葉踏む (2019/08/28) 出雲大社では、二礼二拍ではなく二礼四拍一礼。早朝に羽田から出雲縁結び空港へ。縁結びのおみくじは無用だが、学生時代以来だから約50年ぶり。小雨はそれほど邪魔にならず、観光客も少ない。ゆつくり拝観していて出雲蕎麦を食べる時間がなかつた。 ぼつぼつと 鯉の背中に 秋時雨 (2019/08/28) 島根県安来市の足立美術館。徹底的に整備された日本庭園が観光客を集める。横山大観の特別展、上村松園らの美人画や陶芸作品。抹茶などいただき、堪能。鯉の池で職人が庭を手入れしていたが、翌日拝観した京都桂離宮も多分、庭作りのお手本に。2回目の訪問。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ーーーーーーーーーーーーー
くずきりの 冷たく甘く 目覚め時 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 敗戦の 言葉をあえて 噛みしめて (2019/08/15) 敗戦を終戦と言い換えて74年の歴史を重ねて来た日本。辛くても事実をきちんと見つめなければ、前には進めない。この認識、言葉のごまかしがいまの政治に反映していると思えてならない。日韓関係も相手の心言葉を政治家が発信していない現実。 幽霊画 お盆の谷中 涼求め (2019/08/16) 「怪談牡丹灯籠」などで有名な落語家、初代三遊亭圓朝のコレクションから幽霊画50点が、谷中・全生庵で公開されている。圓朝は、寺を開いた山岡繊舟と親しく、毎年、この時期に。お盆の一日円山応挙などの作品をひんやりとした部屋で見た。17日には圓朝寄席。 朝の紅茶 冷房止めて チョコ二つ (2019/08/17) 目覚めにヤクルトと紅茶。パソコンに向かい、ツイツター俳句など朝のルーティン。書斎の冷房は急速に冷気を送ってくれるので、時々、止めないと寒い程。体重はコンスタントに66キロ台と、仕事をしていた頃に戻り、これ以上は増やさないよう気をつけたい。 くずきりの 昔の俳句 ほめられて (2019/08/18) 「くずきりの 冷たく甘く 目覚め時」。5年前に自費出版した『無償の愛をつぶやく 1』に収録した句を、大学同クラスだつたマドンナがメールで誉めてくれた。 嬉しくなり、『無償の愛をつぶやく Ⅲ』を来年6月、75歳の誕生日頃、自費出版しようか、と。 汗拭い 指揮振って 新世界 (2019/08/18) 新聞社先輩の天野勝文さんからチケットをいただき、読売日本交響楽団の演奏会を池袋の東京芸術劇場で。ベートーベン「運命」、ドヴォルザーク「新世界から」など三大交響楽。指揮はブラジル生まれの若手、マルチェロ・レーニンガーさん。楽章の合間に、汗を拭っていた。 秋刀魚不漁 目黒の祭り 気になって (2019/08/20) 北海道でサンマ漁に出た漁船が水揚げゼロのニュース。9月に入ると、8日と15日の日曜日、目黒で二つのさんま祭りが予定されている。サンマは宮古と気仙沼から来る予定だが、心配。ハワイ「日刊サン」の次回コラムは、さんま祭りとスダチをテーマに。 獅子吼聞く 草原に夏の 風吹いて (2019/08/21) 超実写版というディズニー映画「ライオン・キング」。40年近く前に南アフリカのサファリパークで野生の動物たちをカメラで追った体験が重なる。草原に伏せるライオンの群れにも遭遇。インパラの可憐な姿を見た後、その肉が夕食に出されて、手が出なかった。 露地ものの スダチを贈る 顔浮かべ 二二日 そろそろ徳島県では露地もののスダチが出回る季節。お世話になった方に9月初めに届くように、最大の生産地、神山町に1キロの箱入りを手配した。毎年恒例で、10数年。スーパーマーケットなどで高価な値段で売られているため、「緑の宝石」とも呼ばれる。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ーーーーーーーーーーーーー