無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
ホールインワン 祝いのプレー 夏草と
(2019/07/01)
同人誌『人生八馨』の仲間の一人、宗岡秀樹さんがホールインワンを達成。記念にお招きしますと、今日は静岡県三島のゴルフ場へ。静岡支局の後輩で、都庁記者クラブが有楽町にあつた頃、一緒に仕事をした。19巻の彼の原稿は、航空部長当時の話。
草市の ポスター掲げ 人を呼ぶ
(2019/07/02)
月島草市が6、7の土日に。通称もんじや通り、西仲通り商店街に100を超す露店が並ぶ。この地域に住み始めた30数年前は、植木など「草」の名にふさわしい店もあつたが、最近は子供や若者向けの露店が多い。草市が終ると、佃島名物の念仏踊り(13~1
自転車と パリ・ロンドンの 夏の川
(2019/07/03)
映画「アマンダと僕」。パリで起きたテロにより母親を失った7歳の少女アマンダ。母親の弟の24歳の「僕」が後見人になつて悲しみとともに生きる。Elvis has left the buildin・すべては終わったことを意味する言葉に涙するアマンダ。随所に自転車が登場。
ヤマモモの 枝も切られて 真夏へと
(2019/07/04)
近くのマンションの植栽にヤマモモがある。しばらく前まで赤い実が木の下に落ち、時々、作業員が掃き集めていた。ヤマモモは徳島県の木に指定され、その実は食べられるが、東京では知らない人が多い。植栽の手入れのため、ほかの樹木も含め剪定挟み鉄が。
日傘より 木陰のベンチ 皇居前
(2019/07/05)
自転車で通りかかると、皇居周辺は相変わらず外国人観光客が多い。彼ら彼女らはあまり日傘を差さず、日傘を手にしているのは日本人がはとんど。男性にも日傘を、という商戦も目立つが、皇居前広場で休憩する人たちは、木陰のベンチを選んで陽射しを避ける。
アトリエで 枇杷の実眺め 手を出さず
(2019/07/06)
所沢市に住む高校先輩の画家、今獅々貴美子さんから、葉書大の絵とともに便りが来た。アトリエの屋根を超える枇杷の木があるが、昨年から2個食べただけでロの中がヒリヒリし、アレルギーがひどくなったという。前後して、新聞に枇杷アレルギーの記事。
パリ祭の 愛の鰊歌に 拍手して
(2019/07/07)
6,7日とNHKホール恒例。前夜、知人から、チケツト2枚を確保したけど行けないので、と電話があり、「お言葉に甘えて」。昨年94歳で逝ったアズナヴール追悼。久し振りに鳳蘭さんが出演、「愛の讃歌」「三文役者」を熱唱。あみさんも元気に「アイドルを探せ」。
札幌の 友も顔出し 七夕会
(2019/07/08)
毎年、 大学教養学部当時のクラス会を昨日、本郷で。七夕会と名づけてなずけて毎年、この時期に開き、もう10年ほど。16人が集まり、札幌から初参加も。病気の話題はほとんどなく、スペインでの巡礼、スキー、山歩き、果樹栽培などそれぞれに余裕の生活で、来年は後期高齢者に。
睡蓮と 柳の池の ジヴュルニ一
(2019/07/09)
直木賞候補の原田マハ著『美しき愚かものたちのタブロー』を読み、4年前のフランスへの旅で訪れた現地の情景を思い浮かべた。松方コレクションの歴史をフィクションもまじぇて綴った小説。国立西洋美術館で開催中のコレクション展に、「睡蓮、柳の反映」も。
(注)写真の不足分はNETからお借りしました。
心から感謝申し上げます。
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