無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
ビワがまた ベランダで実を ふくらませ
(2020/05/17)
ベランダの天井につっかえ、方向を変えて空に向かって枝が伸びる。その姿に、コロナなど関係ないと自然の力を感じる。昨年は1、2粒、味わい、今年も黄色く色づく日を待つ。ひでこさんのFBにも、緑色の実の写真。
不要不急 この夏コロナ 最優先
(2020/05/19)
安倍首相が検察庁法改正案の今国会成立を断念した。検察首脳の定年を内閣が悉意的に延長出来る法案に、松尾邦弘元検事総長らロッキード世代14人に続き、熊崎勝彦元特捜部長ら38人も法相に「不要不急」と意見書。黒川東京高検検事長の去就が次の焦点。
水を張る 田植えの前に 土光る
(2020/05/20)
民主党政権の農水相、山田正彦さんが、種苗法改悪に異議を唱え、今国会の成立阻止を訴える。2年前の種子法廃止で都道府県が米などの種子を開発・増殖し零細農家を守る予算が消えたが、兵庫、新潟など24県が条例で対抗。多国籍企業からタネを守る闘い。
秋霜烈日 バッジが初夏に 泣いている
(2020/05/20)
黒川弘務東京高検検事長が新聞記者と賭けマージャン、と週刊文春が報じた。検事が胸に着けるバッジは正義を追求する検察官を象徴する。安倍内閣は定年を延長して検事総長への道を開いたが、選択肢は自ら辞任するか刑事責任を追及されるか、二つに一つ。
百十三日 冬から夏へ 無駄騒ぎ
(2020/05/22)
黒川東京高検検事長が21日、辞表を提出した。安倍内閣は22日の閣議でこれを承認する。賭けマージャンを報道されて、無残な引責。安倍内閣が定年延長を決めた1月31日から113日、国会審議にどれだけ時間を費やしたか。検察庁法改正案も廃案にするしかない。
夏季号の 原稿そろり 来年へ
(2020/05/23)
季刊同人誌『人生八馨』。7月発行で23巻。東京五輪・パラリンピックまで、と始めて、開催延期で1年延長。6月半ばの締め切りに向けて、原稿が届き始めた。素人編集だけど、写真のレイアウトなど自己流で楽しむ。
薔薇浮かべ 湯船豪華に ルイ王朝
(2020/05/17)
薔薇を湯舟に浮かべ、ルイ王朝を連想したのは、安倍首相の国会答弁。絶対権力的な振る舞いを批判され、ルイ14世を16世と言い間違えて失笑を買つた。元検事総長らの批判を、素直に聞かず、内閣支持率急落下。
夏に思う 被爆の記憶 追う友を
(2020/05/25)
写真家の豊崎博光さん(72)。数日前の毎日新聞夕刊に「ヒバクシャ取材40年」と、ほぼ1ページ全部を使って紹介された。1980年代に、南太平洋バヌアツで開かれた反核国際会議を自費で取材に行き、知り合った。ビキニ環礁から旧ソ連まで世界の被爆者をカメラに。
藍染のマスク この夏 返礼品
(2020/05/26)
徳島県藍住町でふるさと納税の返礼品として藍染のマスクが人気だという。藍には抗菌効果もあり、そのイメージも作用しているのか。倉敷市の友人から総社市で障がいがある人たちが作ったデニムマスクが送られてきた。
ブラシの木 掃除をせよと 迫るよう
(2020/05/27)
自宅近くの隅田川テラスでブラシの木を初めて見た。ブラシの形の赤い花。コロナ自粛で近所を散策する生活で気づいた。FBにアップしたら、私も見ましたと知り合いの女性。定期的に掃除機を使う生活習慣も定着した。
コシアブラ セシウム汚染と ああ残念
(2020/05/28)
この季節、山菜のてんぷらの中でも絶品のコシアブラ。久寿乃葉でよく食べた。新潟県魚沼地区で採れたものに、セシウムが基準を超えて検出された、という新潟日報記事にびっくり。福島原発事故で排出されたセシウムが落葉に 夏に蓄積された、と。あれから9年。
夏に向け 白いソックス 履き始め
(2020/05/29)
白つぽいパンツには、白いソックスが似合う。夏日が続くという天気予報。自宅では、裸足にフローリングの感触が気持ちいい季節。自転車で外出時は、半袖にしようか。
藍の墨 夏の書展へ 四苦八苦
(2020/05/30)
書道クラブはコロナでお休み。8月の湖心社書展に向けて作品を作るため、自分の俳句を半切の和紙に。自宅で、藍の色素を固めた墨を使って、涼しそうな印象を、と務めるが、友野先生から2度目のダメ出し。
花火上げ コロナの憂さを 晴らさんと
(2020/05/31)
隅田川花火など花火大会が各地で中止される。このため花火業者たちを中心に「日本の花火『エール』プロジェクト」を設立、悪疫退散を願って花火を一斉に打ち上げるためのクラウドフアンデイングが明日から。
(注)写真の不足分はNETからお借りしました。
心から感謝申し上げます。
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