無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
ハンチング 夏用に替え 鏡見る
(2020/05/01)
ベレー帽も含め、麻や綿の製品に。3年前にリタイアした前後から、遊びの時間には被るようになった。色は茶系とグレー、ブ~-系。自分の趣味ではなく、連れ合いが見つけてきたものをジャケットに合わせて着用。
夏日とか 季節移って 前を向く。
(2020/05/02)
新型コロナウイルスは太陽の光や高温には弱いとか。緊急事態はゴールデンウイーク後も続くが、パソコンやスマホで知り合いと会話し、読書やモノを書く時間を増やし、近所を散歩して新しい発見に出合う。
マロニエは パリの想い出 リバーシティ
(2020/05/03)
佃リバーシティ21にパリ広場がある。東京とパリの友好都市、セーヌ川と隅田川の姉妹関係を記念してマロニエが植えられ、赤い花が咲いている。一部はシラク元大統領の寄贈。中央大橋のザキン像や隅田川テラスの少女像などゆかりの像も。
カ道山 初夏のスポニチ 晴れ舞台
(2020/05/04)
報道すべき生のスポーツが無くなつて、連日、一面は天皇賞など無観客レースの競馬。中面にはセピア色の力道山が沖縄や渋谷に出没、子どもの頃に見たであろう風景を懐かしむ。今の子供たちや若者には無縁のスターで、想定されている読者層はかなり高齢。
晴恵さん テレビに出ない 夏よ来い
(2020/05/05)
岡田晴恵白鴎大学教授(感染症学、公衆衛生学)。コロナ自粛以来、テレビで顔を見ない日がない。日々、装いにも化粧にも、テレビ各局のスタッフが気を配って。発言は分かりやすく好評だが、彼女が出演しなくて済む収束の時を望む。しばし緊急事態継続。
海岸に 行けず日比谷で 肌焼くか
(2020/05/06)
立夏の日比谷公園。咲き誇るバラや勿忘草を楽しむ人たちに交じってベンチに座る男性の姿も。ここはコロナ禍でも閉鎖されておらず、息抜きに訪れる家族連れなどが多い。テニスコートなどは使用禁止。
伊勢海老を 頼まれて買う 五島から
(2020/05/07)
長崎県五島列島・奈留島は伊勢海老漁の季節。ところがコロナで民宿などの観光客はなく、漁師さんたちは販売先がない。同人誌仲間で五島出身の津村裕子さんから「lキロ5000円プラス送料」 の案内。同人などに声をかけ、我が家も含め9件の注文。