無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
贈り物 和紙の手触り 春来たり
(2020/04/22)
染織作家、石山修さんから和紙を染めたブックカバーなどが届いた。かつての我が家の生業が紙漉きだったと知っている友人の手配。書道仲間の女性からは、大判の和紙を大量に。夏の書道展に向けて自作の俳句を書き始めたが、なかなか満足出来る作品にはならない。
阿波踊り この夏中止 新市長
(2020/04/22)
この夏の阿波踊りは中止されることになつた。当選したばかりの内藤佐和子徳島市長が実行委員会に提案、了承された。4日間すべて中止は戦後初めて。東北のねぶたや京都の祇園集など季節の風物詩は軒並み、取りやめ。墨田川花火もすでに中止が決まっている。
鳥の餌 二十年目の さくらんぼ
(2020/04/23)
ベランダの小さなサクランボの木が実をつけた。現在のマンション入居直後に門前仲町の縁日で買ってきた植木で、初めて10数個の実を確認。すでに鳥がついばみ、種だけが残ってる実もあるが、まだ7個ほど健在。うすいピンクに色づき、早めに収穫しなければ。
マスク貰う 眼鏡屋さんの 店先で
(2020/04/24)
銀座を散歩していて、「マスクあります」の看板につられ、50枚を購入した。質はよさそうで、値段もリーズナブル。会計の店員さんが 「うちは眼鏡屋です。お時間があれば、眼鏡を磨きますよ」。ドラッグストアのマスク不足と、場違いな店のマスク売り場。
春の朝 体温測り ほっとして
(2020/04/25)
コロナ蘇ぎ以前から、朝は体温を測る習慣で最近は特に神経質に。いつも36度台前半で問題はないが、数字が出るまでは少し心配。体重も朝の入浴前に測るのが定番で、こちらは67キロ台前半で安定。コロナ自粛の先はまだ見えないが、ともかく健康維持を。
コーヒーに 紅茶朝夕 春は行く
(2020/204/26)
朝は起きぬけに紅茶と小さなチョコを2個。午後のティータイムはコーヒーにケーキやクッキー。合間に昼食代わりのバナナ。コロナ自粛で映画などに出かけなくなって、このパターンが続く。日比谷ミッドタウンの映画街も閑散として、春から初夏へと季節は移る。
株式欄 視力確認 春の朝
(2020/04/27)
二七日
毎朝、所有株式の動きを新聞で確認する。コロナ禍で最低価格に下がつたままだが、すぐ売るわけでもなく、一喜一憂はしない。小さな数字を裸眼で見ることが出来、最近は視力が改善したような感覚。眼鏡を着用しない時間が多く、眼鏡は顔のイメージ保持用かも。
クラスター 春の集まり 悪とされ
(2020/04/28)
クラスや集まるという言葉に何の罪もないのに、密集など集まることが悪とされる緊急事態。花見や法事や同窓会的会合などあらゆる集まりが中止あるいは延期された。ITを使ってコミュニケーションが出来る時代だけれど、人間はやはり会って話をしたい。
除菌液 春の散歩で 買い求め
(2020/04/29) 21)
大手町・オアゾの丸善で会計カウンターの脇に、携帯用の除菌スプレーがあったので、買った。このところ、ドラッグストアでなくても、こうしたスプレーを売るところが多い。丸善では洋書売り瘍でカミュの「ペスト」原書を探したら売り切れていたので、注文した。
昭和の日 ゴッドファーザー テレビの日
(2020/04/30)
巣ごもり生活でなければ、こんな長編映画を自宅で見ることはない。第二次世界大戦後の米国が舞台で、公開は1972年。イタリア・マフィアの生き残りをかけたドラマは、日本の戦後・昭和の時代を連想させる。一方で、ミニ・シアター支援の寄付を。
(注)写真の不足分はNETからお借りしました。
心から感謝申し上げます。