無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
十七回忌 コスモスの花 咲く頃に
(2019/09/18)
80歳で逝った母の十七回忌を徳島の菩提寺で10月に。住職と電話で打ち合わせ、案内状を発送した。命日の11月7日より早めに。94歳で亡くなつた父の命日は11月7日で間もなく10年。高校2年後輩の吉野川市長が71歳で急死、諸行無常。今日は新聞社の追悼会。
白菊に 込める思いと 想い出と
(2019/09/19)
新聞社の先覚記者・物故者追悼会。中江兆民ら先覚記者40人とこの2年間に亡くなつた279人を含め8099人。53歳で逝った元電話交換手、沓沢史子さんの遺影も。仕事を離れてつき合い、呑み仲間のグループ旅行で京都の町を着物姿で歩いた彼女を想う。
湯上りに 清涼の気を 感じつつ
(2019/09/20)
酷暑もようやく去って、清涼という言葉が実感を伴う。朝風呂で一日が始まり、リビングの窓を開けていると、肌寒く感じる日も。秋の清々しい空気を楽しみたいが、千葉の台風被害など安全地帯はどこにもないと痛感する。
掃苔記 秋の陽射し 下で読む
(2019/09/21)
「掃苔記」は葬送や終活を考える毎日新聞連載のコラム。筆者の滝野隆浩編集委員は防衛大卒のユニークな記者。私の大学仏文同期の加藤長さんから著書『令和の葬送~戒名はいらない!』をいただき、転送。コラムは、加藤さんの博覧強記ぶりと戒名への問題提起を紹介。
曼殊沙華 待ちわびて見る 佃島
(2019/09/23)
彼岸花とはよく言ったものだが、曼殊沙華で有名な埼玉県・巾着田でも、今年は開花が遅かったという。自然は、巡りくる季節に敏感な顔を見せてくれるが、今年はどこかリズムが狂っているのだろうか。台風15号に、東京電力と政府、自治体の不誠実、不都合な対応
木目読む 芸術の秋 彫刻展
(2019/09/23)
彫刻家、杉本準一郎さんが出品している新制作展。知多市から上京との知らせに国立新美術館へ。作品は「折れても生きる」。折れ目がある滑らかな木彫。木目がそれぞれ違う細長い板13本の上に横たわる。かつて一緒にお酒を呑んだ門仲の店の女将さんも前日、来訪、と。