無償の愛をつぶやく Ⅱ
高尾 義彦
菖蒲咲く 佃公園 社交場
(2017/05/25)
自宅に近い佃公園は「桜の季節が終わって、ツツジと菖蒲が主役に。池とベンチもあり、近くに住む人たちが、ちょつとおしゃべり。
あちこちでマンション建設が進む佃・月島地区では、子供たちの姿も目立つ。
くしやみ二つ ベッドに一人 梅雨寒に
(2017/05/29)
沖縄は梅雨。しかし滞在した二日間は好天。地元の新聞社幹部と、安倍政権の国民無視の動きや、対峠すべきメディアの在り方など真
面目に論議。国会の集団的自衛権論議の前に、沖縄を直視しなければ。
この冷房 原子力かと躊躇して
(2017/05/31)
暑くなつてきた。冷房が利いたビルに入るとほつとするが、いや待てよ、という気持ちもよぎる。厳しい暑さに原発再稼働を求める
が強くなるのでは、との思いが錯覚を生む。中学生のころ、冷房といえば川風だった。
今日もまた 神輿わつしょい運動会
(2017/05/30)
佃小に続き、佃中学の運動会。住吉神社の祭りにちなみ、小さな神輿も。秋の書道展に出品する作品のため久しぶりに筆を執る。蘇
東披の漢詩「春夜」 の一部を。
ツィッタ一三年 祝いのメール 五月未
(2017/05/31)
ツイツターの事務局からケーキのイラストつきで、お祝いのメールが来た。「三・一一」直後の二〇一一年五月三十一日が最初。句集
「無償の愛をつぶやく」の完成とタイミングも一致して。