無償の愛をつぶやく Ⅱ
高尾 義彦
雪見酒 筋肉痛を なだめつつ
(2017/01/17)
列島各地の雪景色や除雪の光景を見て、数年前の大雪でマンション周辺の雪かきに汁を流したことを思い出した。スコップなどの用意がなく十分な除雪は出来なかつたが、住人たちから「ご苦労さん」と声をかけられた。
雪が降る シャンソン少し 口ずさむ
(2017/01/20)
雪は降る あなたは来ない。東京に雪がちらついた朝、アダモのシャンソンを思い出した。原詞は一部しか覚えていないけれど、いつかカラオケでこの唄を。
冥福を 年の初めに 逝きし人
(2017/01/20)
三原浩良さんが亡くなつた。元毎口新聞西部本社報道部長。退社後、葦書房、弦書房を経営。昨年、自伝的な「昭和の子」を出版。八〇年代に長崎支局長だつた頃、現地で指導を受けた。大らかな人柄で酒も好きだった。中洲川端のMIIWAにも。
紅ほっぺ 年賀の酒の お礼にと
(2017/01/21)
紅ほつへは静岡で開発された大粒の苺。茶道のお師匠さんから連れ合いが貰ってきた。新年会に銘酒「加賀鳶」をお送りしたので、そのお礼にとの心遣い。贈り物が行ったり来たりでは切∴りがないが、有難く。
トゥルースを メディアの冬に 噛みしめる
(2017/01/22)
「ポスト・トゥルース (真実)」という言葉が、米大統領選以来、メディアに対する信頼を揺るがしている。トランプ大統禎の記者会見を見ても、自分の気に入らないメディアには答えず、一方的発信。メディアの正念場。