無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
掃苔記 秋の陽射しの 下で読む
(2019/09/21)
「掃苔記」は葬送や終活を考える毎日新聞連載のコラム。筆者の滝野隆浩編集委員は防衛大卒のユニ-クな記
者。私の大学仏文同期の加藤長さんから著書『令和の葬送~戒名はいらない!』をいただき、転送。コラムは、加藤さんの博覧強記ぶりと戒名への問題提起を紹介。
木目読む 芸術の秋 彫刻展
(2019/09/22)
彫刻家、杉本純一郎さんが出品している新制作展。知多市から上京の知らせに国立新美術館へ。作品は「折
れても生きる」。折れ目の滑らかな木彫。木目がそれぞれ違う細長い板芸の上に横たわる。かつて一緒にお
酒を呑んだ門仲の店の女将さんも前日、来訪、と。
曼殊沙華 待ちわびて見る 佃島
(2019/09/23)
彼岸花ととはよく言ったものだが、曼殊沙華で有名な埼玉県・巾着田でも、今年は開花が遅かったという。自然は、巡りくる季節に敏感な顔を見せてくれるが、今年はどこかリズムが狂っているのだろうか。台風15号に、東京電力と政府、自治体の不誠実、不都合な対応。
廃業と 秋の初めに 電話来て
(2019/09/24)
横浜でアロエクリームを生産・販売する会社から、「今月一杯で廃業」と留守電が入った。トライアスロンが趣味の友人から勧められ肌のためにと、5、6年前、大量に購入。電話すると、「口コミだけで販売してきましたが諸般の事情で」と。10缶、最後の注文。
返信は 六十三円 秋の会
(2019/09/25)
高校の関東地区同窓会「東京至誠会」を10月に計画、案内の往復はがきが、郵便料金の値上げでややこしいことに。往信は62円だが、10月の返信は63円。約500枚の葉書に1円切手を貼って、しのぐ。出席率は1割ほどだが、この苦労を慮って、せめて返信をお願いしたい。