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　無償の愛をつぶやく　Ⅲ

高尾　義彦

　クロッカス　少し早めに　佃土手
(2020/2/12)
　佃・リバーシティの隅田川堤に、黄色いクロッカスが4つか5つ、花を開き始めた。黄色、白、紫の花が堤一面を覆うと、遠くに見えるスカイツリーと大川で心なごむ春の風景。植樹から20年以上が経つ桜並木も開花の準備。東京の開花は3月21日頃という予報。

法匪（ほうひ）という　言葉に春の　怒り込め
(2020/2/13)
　国家公務員法の定年延長規定は検察官には適用されない。国会議事録に残る政府答弁を捻じ曲げ、黒川東京高検検事長の定年を延長、検事総長への道を開いた安倍内閣。法を自分に都合よく解釈する輩を、法匪という。ハワイ「日刊サン」コラムで一矢。

春雨に　眼鏡が曇る　橋の上
(2020/2/14)
　自転車で走っていると、霧のような小さな雨滴が顔に当たる。リバーシティー中央大橋から眺める隅田川がけぶって見える。今週は竹橋まで自転車往復2回、日比谷で映画鑑賞などよく自転車に乗った。年齢を考え注意してくれる人もいるので、慎竜に安全運転。

「ラストレター」　　バレンタインの　贈り物
(2020/2/15)
　仙台に住む連れ合いの友人、栄美子さんから、バレンタインのチョコが届き、仙台で撮影された映画「ラストレター」を薦める手紙。六本木ヒルズのシネコンへ足を運んだ。いろんな手紙のやりとりを舞台運びに、現代社会では失われたような純な恋愛物語。

　花を見る　豊島の歴史　受け止めて
(2020/2/16)
　かつて「ごみの島」と呼ばれた香川県・豊島（てしま）の安岐▲聖盲んから4月12日に「花を見る会」と案内が来た。産業廃棄物不法投棄の公害調停成立から6月で20　32周年。廃棄物撤去後も地下水浄化の作業が続く。島の花はツツジ、スモモがメインで桜は少し。

（注）写真の不足分はNETからお借りしました。
心から感謝申し上げます。
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