無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
連用日記 残る寿命は さておいて
(2019/11/30)
10年連用日記を連れ合いが買つてきた。日々の記録は短いが、10年ごとに買い替えて積み重ねた記録。自分では、紙の上ではなくパソコンで10数年前から体温、体重なども記録。永井荷風の「断腸亭日乗」にならつて「還暦日乗」と名づけたのが最初だつた。
サンタさん 洗面所にも 鎮座して
(2019/12/01)
師走に入り、部屋のあちこちで模様替え。ミニ・イルミネーションが点滅し、小さなサンタの人形も飾られ、クリスマス・ムード。いまさらサンタのプレゼントではないが、童心に戻った気分で。写友至誠会展や京都小旅行など結構、日程が立て込んであわただしい年の瀬に。
銃でなく 楽器手にして 紅葉の季
(2019/12/02)
55回目の自衛隊音楽まつり。全く知らなかつたが、書道の先生からチケットをいただき、会場の国立代々木競技場第一体育館へ。約1万2千人収容。米、独、ベトナム軍からも参加、「あなたが笑顔でいられるように」の歌も。ショーは素晴らしいが、心がざわざわ。
ペダルこぐ 寒風よそに 汗ばんで
(2019/12/03)
同人誌『人生八聲』新年号の編集作業を始めた。プリント用のコピー用紙が無くなり、有楽町ビックまで自転
車でノ。道はほぼ平坦だが坂道もあり、汗ばむ。ビックでは大きな来年のカレンダーを賞った。今日から世田谷美術館で写友至誠会展。来場者に会える楽しみ。
秩父夜祭 秩父錦を 熱燗で
(2019/12/04)
2、3日は秩父夜祭だった。秩父市に住み、俳句、短歌、能楽など多趣味の宮前和子さんから日本酒「秩父錦」
をいただき、晩酌に。もう加年以上前に、秩父夜祭を見た時の寒さが思い出される。温めたワンカップで、辛う
じて寒さをしのいだ。
似今う気がする バーバリー
(2019/12/05)
写真展開催の世田谷美術館は、砧公園にある。紅葉の季節は過ぎて、歩くとカサコソと落葉が足元で舞う。バ
ーバリーのコートは今年初めて。スーツも冬用にして、帰宅して、ズボンに付いたクリーニングのタグに気づいた。桜の時期だった前回開催とは一変。
クール便 リアスの鮑 年の瀬に
(2019/12/06)
岩手県田野畑村から、飽が届いた。正月に向けて、いついただくか、しばらく冷凍庫に。リアス海岸を走る三陸鉄道は、今春、南北が一体化され全線開通したが、秋の台風で約7割の区間が再び不通に。宮古・津軽石間が
11月28日に一部開通し、全線開通は来年3月と。
還暦の 来る年政治 変えようと
(2019/12/07)
立憲民主党国対委員長、辻元晴美さんとともに歩む集会が5日、憲政記念館で。ピースボートを始めた大学
生の彼女と知り合い、なんと来年は還暦、と。4月生まれで、一番好きな花が桜とされる生時を、来年は変えようと。かつて彼女が訪ねた中村哲医師に献杯。
もぐもぐタイム 忘年会のお土産に
(2019/12/08)
元編集局仲間の忘年会「菊姫の会」を今年も門仲・久寿乃葉で。当初からのメンバーが毎年の記録を披露、22
回目と判明した。初回は7人で、最多は女性も含めて12人。北海道から参加のメンバーが、カーリング女子で有名になったお菓子「赤いサイロ」など名物を持参。
すき焼きに 疲れ癒され 写真展
(2019/12/09)
第四回写友至誠会展は8日終了。最終日は天候に恵まれ、予期せぬ知人も顔を出してくれて、6日間で500人近い入場者を記録した。春の開催時には及ばなかったが、大嘗祭特集が関心を集めた。最終日前日、元特捜検
事の弁護士さんに、すき焼きをご馳走になった。
(注)写真の不足分はNETからお借りしました。
心から感謝申し上げます。
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