無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
メリーウィドウ 喪中葉書の 差出人
(2019/11/16)
TBSシニアコメンテーター川戸恵子さん。3月に亡くなった夫貞吉氏は落語の録音、文献コレクター、評論家として知られた。彼女は自らメリーウイドウと称し、本業以外にシンポジウムの司会など明るく活躍。ハワイ「日刊サン」のコラム執筆は彼女の紹介。
窓閉めて 追い炊きもして いい湯だな
(2019/11/17)
夏場から窓は開けたまま入浴していたが、寒い時期が近づいて、閉める。入浴剤など使って、ちょっと温泉気分。長風呂はしないで、それでもゆっくり温まって。脈絡もなく、パリで乗ったタクシーの運転手に、「窓を閉めて」と伝えたフランス語が浮かぶ。
年の瀬に 五輪の切符 運試し
(2019/11/18)
来年の東京五輪チケットの第二次抽選申し込み期間。18枚まで申し込めるというので、取り合えず14枚を。開
会式、閉会式は各2枚に制限され、申し込み分が全部当たると20万円近くなるが、第一次の実績からみてもそんな事態はなさそう。抽選は12月1.8日。
ゴッホ展 映画も二つ 秋深く
(2019/11/19)
上野の森美術館の「ゴッホ展」に続き、映画「ゴッホとへレーネの森」「永遠の門 ゴッホの見た未来」を立て続けに鑑賞した。「ヘレーネ」はゴッホの絵画87点を集めクレラー・ミューラー美術館を創設した女性の話。「永遠の門」 はドラマ。自殺説に謎も。
水守る 水害の国 若い知恵
(2019/11/20)
東大徳島県人会で聞いた話。宇宙船で使う原理を応用して雑排水を締麗な水に変える技術で知られるベンチャー企業「W∃A」。千曲川氾濫で被害を受けた長野市でも活躍した。会員の一人が大学院当時の仲間と立ち上げ、テレビ番組で「ガイアの夜明け」 で紹介された。
タワーマンション 冬空囲む 佃島
(2019/11/21)
朱色の佃小橋の傍らにあるポストに葉書を投函して振り返ると、10数本のタワマンがぐるつと空を囲むような光景が広がる。左側の佃リバーシティかり始まり月島、晴海方面に高いビルが増え、いまも増殖は続く。この秋の台風被害で現実化した停電、断水が心配。
ッヮブキの 花の向こうに 大嘗宮
(2019/11/22)
大嘗宮が21日から公開された。徳島から調進された麻の織物「鹿服(あらたえ)」が大嘗祭に重要な役割を果たしたこともあり、現場へ。建物は12月8日までの公開後、取り壊される。20数億円の費用や宗教儀式と憲法との関係など議論すべき課題は残る。
(注)写真の不足分はNETからお借りしました。
心から感謝申し上げます。
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高尾 義彦(たかお・よしひこ)
徳島県出身、東京都中央区佃在住 6月19日生。
東大文学部卒。毎日新聞社会部司法キャップ、東京本社編集局次長、
代表室長、紙面審査委貞長、常勤監査役、日本新問インキ社長など歴任。
著書は「田中角栄幻想の現場検証」(社会思想社)
「中坊公平の 追いつめる」(毎日新聞社)など。
近著「無償の愛をつぶやく」Ⅰ、Ⅱ,Ⅲ
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