藍の墨 夏の書展へ 四苦八苦 Tweet Pocket 無償の愛をつぶやく Ⅲ 高尾 義彦 夏に向け 白いソックス 履き始め (2020/05/29) 白つぽいパンツには、白いソックスが似合う。夏日が続くという天気予報。自宅では、裸足にフローリングの感触が気持ちいい季節。自転車で外出時は、半袖にしようか。 藍の墨 夏の書展へ 四苦八苦 (2020/05/30) 書道クラブはコロナでお休み。8月の湖心社書展に向けて作品を作るため、自分の俳句を半切の和紙に。自宅で、藍の色素を固めた墨を使って、涼しそうな印象を、と務めるが、友野先生から2度目のダメ出し。 花火上げ コロナの憂さを 晴らさんと (2020/05/31) 隅田川花火など花火大会が各地で中止される。このため花火業者たちを中心に「日本の花火『エール』プロジェクト」を設立、悪疫退散を願って花火を一斉に打ち上げるためのクラウドフアンデイングが明日から。 山桜桃梅 ピンクの粒に 有難う 二九日 春の開花の時期にも題材にしたベランダのゆすらうめ。真っ白い花の数が、そのまま紅い実になつたような豊作に恵まれた。小さく酸っぱいけれど、少年の頃を思い出す懐かしい味。朝の食卓に果物は欠かさないが、いまの時期はそれにプラスして紅い実をつまむ。 希望へと 四葉のクローバー 黙々と 三〇日 「沈黙する教室」を原作とした映画「僕たちは希望への列車に乗った」。1956年当時の旧東独で、ハンガ リー動乱の犠牲者に教室で2分間の黙祷を捧げた高校生19人。主役の一人はクローバーをノートに貼り付けて四葉を作る。ベルリンの壁が出来る5年前の物語。 アスパラと 豊島オリーブ 合体し 三一日 アスパラ 北海道の友人からいただいたみずみずしいアスパラを、香川県豊島産のオリーブで妙めて、惜しみなくいただく。いつも感じることだけど、生命力をそのまま身体に取り込むような味わい。加えて、友の情けと人の縁の有難さを思うと、美味しさが増す。 【二〇一九年六月】 年齢(とし)重ね 蛍の郷を 懐かしむ 一日 蛍の郷 石川県の小学校同級生3人で楽しむ歌仙(連句)164巻目の発句。19日、74歳の誕生日を迎える。徳島県・ 美郷の蛍の郷には光の乱舞を見ようと観光客が訪れる。子供の頃、蛍は身近だつた。昨日ピアノを聴いた薔薇コンサートの近藤和花さんの父上も徳島出身。 ジプシーの 歌も響いて 梅雨前に 二日 前橋汀子さんのコンサートを昨日、サントリーホールで。最後の曲「ツイゴイネルワイゼン」はドイツ語でジプシーの歌。耳に馴染みの曲も多く、前から2列目の正面席で、ダイナミックな彼女のヴァイオリン演奏を楽しんだ。アンコールに5曲の大サービスは今回も。 (注)写真の不足分はNETからお借りしました。 心から感謝申し上げます。 ———————-