無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
日向ぼっこ 胸の奥まで 梅香る
(2020/03/02)
春の陽気の日曜日、初めて埼玉県・生越梅林を訪ねた。東上線などで自宅から片道約2時間。樹齢650年の古木「魁雪」を始め紅白の約1、000本が満開に。根元には黄色い福寿草の花も咲いて、癒しの時間。ただ、今日は一転して冬の気候に逆戻りして、残念。
映画観る コロナに負けず 週4本
(2020/03/03)
先週は結局、映画を4木見た。「Fukushima∽O」に続き、フィンランドの映画「ラスト・ディール美術商と名前を失くした肖像」。オークションに出品されたサインがない肖像画をめぐる美術商と孫、そして離婚後ひとりで孫を育てた母親の、地味だが感動的な話。
弥生三月 子供らの声 聞えない
(2020/03/04)
我がマンションの隣は佃小中学校。いつも校庭から元気な声が聞こえてくるが、安倍首相の独断的判断で全国一斉休校が要請され、お休みに。科学者の意見も開かず、閣僚の反対も無視して、勝手なパフォーマンス。テレビで、学童保育に校舎を提供と珍奇な詰も。
中学生が 新開購読 遠い春
(2020/03/05)
中学進学を機に両親のもとを離れ祖父母と生活を始めた時、新聞購読を始めた。野球が好きだからと叔父が勧めた読売!親友の家は大阪毎日。小学生の頃は、毎日新聞の小学生新聞を手本に学級新聞を作った。遡れば産経新聞連載の「少年ケニヤ」(山川惣治作)を愛読。
九年目の春 追悼の集い 流されて
(2020/03/06)
東日本大震災の3月11日、例年の追悼集会はコロナゥイルス汚染を懸念して中止される見通しに。津波のように全てを押し流す自粛圧力。津波直後に三陸海岸を見た記憶がまざまざ。昭和天皇の危篤に、日本社会が経験した暗い自粛の日々に、思いが重なる。
ロワールの 新緑の色 さまざまに
(2020/03/07)
フランス映画「最高の花婿 アンコール」。娘4人にコートジボワール、アルジェリア、イスラエル、中国出身の男性が花婿に。両親はロワール地方に住む敬度なカトリック教徒。異文化がぶつかるフランス社会を描いたコメディー。5年前に見物した古城も舞台に。
コロナ禍で 図書館休み 本はお預け
(2020/03/08)
船橋に住む歌仙仲間の柿亭宗匠。『無敗の男中村吾郎全告白』を注文し、図書館に届いているとの連絡メールは来たが、休館中で受け取れない、と。河彦はこの本を読書中。美術館、博物館などが相次いで休館になり、映画館も心配。お花見の計画も立てにくい春
(注)写真の不足分はNETのフリー素材等からお借りしました。
心から感謝申し上げます。
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