無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
ゴッホ展 映画も二つ 秋深く
(2019/11/19)
上野の森美術館の「ゴッホ展」に続き、映画「ゴッホとへレーネの森」「永遠の門 ゴッホの見た未来」を立て
続けに鑑賞した。「ヘレーネ」はゴッホの絵画87点を集めクレラー・ミューラー美術館を創設した女性の話。「永
遠の門」 はドラマ。自殺説に謎も。
水守る 水害の国 若い知恵
(2019/11/20)
東大徳島県人会で聞いた話。宇宙船で使う原理を応用
して雑排水を締麗な水に変える技術で知られるベンチャー企業「W∃A」。千曲川氾濫で被害を受けた長野市でも活躍した。会員の一人が大学院当時の仲間と立ち上げ、テレビ番組で「ガイアの夜明け」 で紹介された。
タワーマンション 冬空囲む 佃島
(2019/11/21)
朱色の佃小橋の傍らにあるポストに葉書を投函して振り返ると、10数本のタワマンがぐるつと空を囲むような
光景が広がる。左側の佃リバーシティかり始まり月島、晴海方面に高いビルが増え、いまも増殖は続く。この秋
の台風被害で現実化した停電、断水が心配。
ッヮブキの 花の向こうに 大嘗宮
(2019/11/22)
大嘗宮が21日から公開された。徳島から調進された麻の織物「鹿服(あらたえ)」が大嘗祭に重要な役割を果た
したこともあり、現場へ。建物は12月8日までの公開後、取り壊される。20数億円の費用や宗教儀式と憲法との関
係など議論すべき課題は残る。
冬の朝 株式欄の 小さな字
(2019/11/23)
持ち株の値動き確認のため、朝刊の株式欄は、必読。小さな字だが、近視のメリットか、老眼鏡なしで読める。
最近、美術展などで眼鏡をかけて見るのと裸眼の場合とほとんど変わらない。今日は株主優待で渋谷Bunkamura
ザ・ミュージアムのリヒテンシュタイン展へ。
干し柿の べっこう色に 声上げる
(2019/11/24)
ひでこさんの故郷便り。干し柿を4、700個も吊るした徳島県・つるぎ町の農家の光景が地元紙に。寒風に
さらされ、甘くなる。子どもの頃、祖母を手伝って渋柿の皮をむいた。今頃は故郷の町のあちこちで、軒先など
に干し柿を吊るした光景が見られる。
薔薇散って 湯舟に浮かべ 温まる
(2019/11/25)
新庄市で育てられた薔薇を連れ合いが知人から貰って、散った花びらや散りそうな花びらを湯舟に。かすかに香
気が漂ってくるような気がして、気分がいい。元気で歩くためには足の指を動かす運動が大事と新聞で知って、
お湯の中で指を一本一本動かす。
シャンゼリゼ クリスマスヘときらめいて
(2019/11/26)
凱旋門へとライトアップされた光景がテレビ画面やインスタに登場する。世界で義美しい通り、と観光客に
人気。パリに住む姪のことなどを想う。日本でも原宿や東京駅周辺で年の瀬に向けて光で彩られた街が出現し、
本場に負けない輝きを楽しめる。
(注)写真の不足分はNETからお借りしました。
心から感謝申し上げます。
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