無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
泥鰌十匹 転勤の春 お元気で
(2020/03/09)
仙台へ転勤する知人の送別会を浅草の「駒形どぜう」で。約50璧別に、上野管察・6方面のサツ回りの頃、初めて訪れた。赤々と讐れた炭に、丸のままのどじょうと割いたどじょう。仙台の昭和レトロの居酒屋「源氏」を紹介、昼間から辛口の日本酒で話が弾んだ。
ちょっと待て 桜開花が 早過ぎる
(2020/03/10)
気温朴がぐん上がって、桜の蕾が一気にふくらんできた。東京は週末には開花、の予報だけど、それより早くなるかもしれない。コロナ禍で暗い世の中、素直に花見を楽しめる状況にない。ソメイヨシノは、そんな事情は知らないかもしれないけれど。
白木蓮 観光ガイド ボランティア
(2020/03/11)
佃・住吉神社で大きなハクモクレンの鮮やかな白い花に出合った。江東区の塩浜運河沿い潮風の道には1キロ余にわたつて並木があり、何度か、見に行った。江東区で観光ボランティアガイドを務める国井道子さんが、新聞社旧友の毎友会ホームページに近況報告。
九十四歳 クラブ握らず この春は
(2020/03/12)
94歳の元社会部長、元スポニチ社長の牧内節男さん。4月に予定されている社会部旧友会ゴルフコンペに「ゴルフは今年から辞める」と。代わりに身銭を切って「牧内賞」。参加者10人の平均年齢は80・2歳、と世話役の堤哲さんから。74歳の自分が最若手。
オリーブの 枝と聖火と 太陽時神
(2020/03/10)
一三日
東京五輪開催に向けて、ギリシャで聖火の採火式。その様子をテレビ画面で見ながら、コロナウイルスなどどこに行ったのか、と思わせる陽光の眩しさに感動した。太陽の強い光が、俗を聖化してくれるような思い。一方で、センバツ中止には納得できない思い。
宴会禁止と 佃公園 花の下
(2020/03/14)
桜の蕾がふくらんでいる隅田川沿いの佃公園に、「宴会禁止」の表示と桜の木の下への立ち入りを禁止するコーンがずらり。例年なら週末にはお花見の席取りシートが広げられる場所。行きつけのカフェ・星時計も花見を予定しているが、取りやめになるのだろうか。
小すみさん 旬はこの春 音曲師
(2020/03/15)
A紙夕刊「旬」に、桂小すみさん。洋楽を専攻しウィーンにも留学した東京学芸大音楽科卒の女性。三味線に魅せられ、長唄や落語の出囃子の世界に。近くのカフェ・星時計で桂吉坊さんの落語イベントで出会った。元毎日新聞記者、手塚さや香さんも先日、A紙の「人」欄に。
アカシヤの ラパンアジルの 写真と絵
(2020/03/16)
日本橋高島屋でユトリロ展。彼が繰り返し描いたパリ・モンマルトルのキヤバレ・ラパン・アジル(跳ねる兎)。いわゆるキャバレーではなく、シャンソン喫茶風居酒屋。展示作品には、アカシヤが咲いた時期の絵はないが、ネットで見た店の写真に黄色い花。