無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
春雨に 眼鏡が曇る 橋の上
(2020/02/14)
自転車で走っていると、霧のような小さな雨滴が顔に当たる。リバーシティー中央大橋から眺める隅田川がけぶって見える。今週は竹橋まで自転車往復2回、当日比谷で映画璧貝などよく自転車に乗った。年齢を考え注意してくれる人もいるので、慎重に安全運転。
「ラストレター」 バレンタインの 贈り物
(2020/02/15)
仙台に住む連れ合いの友人、栄美子さんから、バレンタインのチョコが届き、仙台で撮影された映画「ラストレター」を薦める手紙。六本木ヒルズのシネコンへ足を運んだ。いろんな手紙のやりとりを舞台運びに、現代社会では失われたような純な恋愛物語。
花を見る 豊島の歴史 受け止めて
(2020/02/16)
かつて「ごみの島」と呼ばれた香川県豊島(てしま)の安岐聖さんから4月12日に「花を見る会」と案内が来た。産業廃棄物不法投棄の公害調停成立から6月で20周年。廃棄物撤去後も地下水浄化の作業が続く。島の花はツツジ、スモモがメインで桜は少し。
マンサクを、和めて知った思惟の森
(2020/02/17)
岩手県田野畑村に早稲田大学の研修施設「思惟の森」がある。創設者の小田泰市商学部助教授に、三陸鉄道開業の1984年の取材でこの花を教わった。由来は、まんず咲くで、春を告げる花。先日、NHKプラタモリが三陸鉄道を取り上げたⅠげた。佃にも黄色い花。
もんすこう カンヒザクラが 咲いた島
(2020/02/18)
沖縄土産の甘い菓子。カンヒザクラはもう一か月以上前に開花が報じられ、いまが見頃かもしれない。仕事をしていた頃、この季節に沖縄でゴルフを楽しんだ。その昔、ある航空会社のキャビン・アテンダントから、ちんすこうを初めて土産にもらつた。
新聞連載 氷雨の夜も 切り抜いて
(2020/02/19)
毎日新聞朝刊連載小説「ブラック・チェンバー・ミュージック」(阿部和重作)。190回を超えたが、1回ごとに切り抜く。ヒッチコックと北朝鮮が絡み合う奇妙な作品で、謎めいた展開が面白いといえば面白いが、やや異質の世界。
ジャカランデ レユニオンに 咲くと聞く
(2020/02/20)
レユニオン島はインド洋・マダガスカル島に近いフランスの海外県。ラジオ仏語講座でこの島に咲く花と知った。熱海にもジャカランダの並木があることを広報誌2月号で見た。5月から熱海市の市民講座で講師を務めることになり、その案内が広報番に〔コロナで9月に延期)。
開花予報 また早まって そわそわと
(2020/02/21)
ウェザーニュースが東京の開花は3月15日と新しい予報を発表した。日本気象協会も17日、と。当初は21日、次に20日となり、今回は一気に6日も早まった。4月15日に花見を予定しているが、葉桜だろうか。もうひとつの花見は24日なので、こちらは満開?
(注)写真の不足分はNETのフリー素材からお借りしました。心から感謝しております。