無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
墨の舞い ブエルトリコの 年始め
(2020/01/30)
スペイン在住の書家金子祥代さん。「天のはごろも~涙」が、カリブ海に浮かぶプエルトリコの国際フイルムダンスフェスティバルに選ばれた、とブログに。人きな筆で踊るように書を披露する動画。暮れにはアーティストレジデンス制度が休止となり心配したが、元気そう。
煙吐く 富士の裾野の 冬景色
(2020/01/29)
先日の大阪行きの際、新幹線で通過した富士市では、製紙会社の高い煙突が勢いよく白い煙を吐き出していた。日本新聞協会のデータだと10年前に5、000万部だつた新開発行部数は昨年、3、781万部に。資源ごみの古紙輸出先・中国が最近は輸入制限。紙の将来はどうなる?
CATS観る 立春前に ほかほかと
(2020/01/31)
ミュージカル映画「CATS」。人間世界の葛藤を猫に託した物語で温かい気持ちに。評判はいまいちで、昨日、29日比谷のTOHOシネマはガラガラ。ラウンジの窓から見た日比谷公園には、春の温かさのせいで、軽装で散歩する人やベンチで食事する姿が目立った。
蝋梅と 椏の花 競い合い
(2020/02/01)
自宅近くの路地に蝋梅が咲いていた。故郷のアワガミファクトリーのフェイスブックには、和紙の原料になる三椏(みつまた)の花。ともに黄色で、映画「幸福の黄色いハンカチ」を連想する。昨年の今頃、神奈川県松田町に2万本の蝋梅林を見に行って、感激した。
如月の 月が海舟 見おろして
(2020/02/02)
講演「幕末三舟の生き方~勝海舟・山岡鉄舟・高橋泥舟~」を墨田区役所ホールで昨日、聴いた。まとめのコメント役、岩下哲典・東洋大教授は30年ほど前に知人に紹介され、それ以来の再会。近くに両国生まれの海舟の碑があり、夕空に半月。スカイツリーもそばに。。
ハワイにも 日本の桜 咲くという
(2020/02/03)
知り合いの植物画家、石川美枝子さんたちが桜などの作品を展示する植物画展が2日(日本時間3日)、ハワイ大学で始まった。ハワイ在住の小山鉄夫・元高知県立牧野植物園長の尽力で、10年近く前から、日本の桜がハワイに移植され花を開いていることを知った。
結衣さんの 笑顔と薔薇に また逢える
(2020/02/04)
テニスの全豪オープンで車椅子の上地結衣さん(25)がシングルとダブルスで優勝した。千葉市土気にあるロ ーズガーデンで上地さんや若い音楽家を支援している歯科医、本間憲章さんのFBにも喜びの画面。5月には、また蕎薇の館で逢えるかもしれない。
梅咲いて 佃界隈 ぶらぶらと
(2020/02/05)
歌仙(連句)仲間の2人と、昨日は佃のカフェ・星時計で遅い新年会。佃小橋や住吉神社を案内して、マグロの刺身と広島などの銘酒を楽しむ。歌仙は現在175巻目。拙速ではなく一日一句をじっくり推敲して、と反省も。昼下がりのお店には常連のお客さんたち。