無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
すき焼きに 疲れ癒され 写真展
(2019/12/09)
第4回写友至誠会展は8日終了。最終日は天候に恵まれ、予期せぬ知人も顔を出してくれて、6日間で500人近い入場者を記録した。春の開催時には及ばなかったが、大嘗祭特集が関心を集めた。最終日前日、元特捜検事の弁護士さんに、すき焼きをご馳走になった。
まだ秋か 車窓を走る 紅黄色
(2019/12/10)
早朝の新幹線で9日に京都へ。ところどころに名残の紅葉。京都御苑の迎賓館、同志社大学から相国寺承天閣美術館「茶の湯」展。黄色い銀杏や黄色い落葉が敷き詰められた公園を楽しめた。京都駅のホテルで二泊。今年最後の旅行。
東山 師走の朝日 温かく
(2019/12/11)
この3日間、京都は好天に恵まれ、名残の紅葉をゆつくり楽しむことが出来た。昨日は比叡山の麓の八瀬あたりを散策、瑠璃光院などを拝観。ルイ・イカール展最終日にも間に合った。今日は初めて苔寺を訪れる予定。観光客が少ない時期の旅。
年の瀬に 京のお寺で 鐘を聴き
(2019/12/12)
京都苔寺・西芳寺。5点鐘を合図に「延命十句観音経」の写経。初めて訪ねた寺は、百種類を超えるというさまざまに色合いの異なる緑の苔と名残の紅葉が美しい。今年は中坊公平さんの七回忌など4回目の京都。かつて泉涌寺で中坊さんと除夜の鐘をついた。
保津川に 冬鳥遊ぶ 水きらら
(2019/12/13)
京都の旅の続き 嵐山に開館したばかりの福田美術館で、上村松園や武久夢二の作品を見た。ほとんどの絵が写真撮影OKで、会場にスマホの音が響く。案内文は触れてないが、消費者金融の雄が渡月橋と保津川を借景に建設した。嵐山にはまだ紅葉のグラデーション。
シクラメン 魔女の宅急便も来て
(2019/12/14)
連れ合いの友人が紅いシクラメンを届けてくれた。どぅやらスダチのお礼のような。連れ合いが魔女さんと呼ぶ友人からもクリスマスに向けた贈り物が届いた。1日77個の宅配便は我が家の記録かもしれない。一人ひとりの顔を思い浮かべて、今年一年の感謝を礼状に
新聞の整理終えたい 年内に
(2019/12/15)
新聞のスクラップ作業をいまも続ける。現役の頃に比べれば、切り抜く項目は減ったが、読み直していると思わぬ発見があつて、やめられない。半年前から、ハワイ「日刊サン」のコラムを執筆するようになつて、関心が広がる。後輩の気になる文章も時々。