無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
秋空に 女優二人の ダイビング
(2019/11/08)
映画「最高の人生の見つけ方」。吉永小百合さんが末期がんを宣告された主婦役で、元宝塚の天海祐希さんと息の合つた演技。重痛の
少女が書き残した「死ぬまでにやりたいこと」に二人で挑戦し、まずスカイダイビング。原案の米国映画は、直訳だと「棺桶リスト」。
+早々と 喪中の葉書 届く頃
(2019/11/09)
年賀葉書が発売されて、幼馴染の女性を通じて今年も600枚。郵便局職員のノルマはいまも? 年齢を考え、枚数を少し減らそうかとも思ったが、昨年並みに。自筆で宛名を書く時、ひとり一人の近況や付き合いを想い、時に三口添えて自分にとつては貴重な時間。
写真粘る 小春日和の 集会場
(2019/11/11)
今年2度目の写友至誠会展を1一2月3日から世田美術館で開く。高校同窓の仲間で、先日、展示する写真を大きなボードに貼る作業を目黒区の区民センターで。自分の出品はA3ノビの大きさで6枚。案内葉書をあちこち配っているが、師走にどれだけ来てくれるか。
琵琶の音に 千年の秋 よみがえり
(2019/11/10)
東京国立博物館の正倉院の世界展。螺細紫檀五弦琵琶(前期)、紫檀木画槽琵琶(後期)などが展示され、琵琶の音が会場に流れる。
千数百年の時を経て、塵芥すら捨てずに、いまも保存・研究対象に。沖縄首里城の消失直後だけに、「守り伝えた美」を実感。+
ポインセチア 小さな鉢に 水をやる
(2019/11/12)
毎朝、仏壇の水を替える時に水をやる小さな鉢が五つほど。室内の窓際に置いてあり、ポインセチアが加わつた。クリスマスに向けて街に目立ち始める赤っぽい葉っぱ。暑かつた夏や大きな被害が出た台風が過ぎて、季節は足早に冬へ。昨日は久しぶりに書道。
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十月桜 大嘗祭を 前にして
(2019/11/13)
皇居・東御苑に十月桜が咲いていた。旧暦で21日からはまだ十月。工事途中まで公開されていた大嘗宮は、大嘗祭直前といぅことで本丸地区への立ち入りが禁止され、14、15日の儀式の後、21日から改めて公開されるといぅ。記念写真を撮影するため改めて足を運ぼぅ。
ペチヵ合唱 支え合いつつ 舞台降り
(2019/11/14)
大船混成合唱団の演奏会。元鎌倉侑深部記者の吉野正浩さんが約40人の団員の一人で、春に続き鎌倉芸術館に出かけた。指揮の女性は80歳を超え、足元が不安な団員もいるが、練習の成果を発揮して、ラテン語のレクイエムも。天皇即位パレードの日だった。