無償の愛をつぶやく Ⅲ
高尾 義彦
新開が 来ない秋の日 虚ろなる
(2019/10/16)
ほぼ月?1ッ回の新聞休刊日。昨日は朝刊がない日で、分かっていても何か寂しい気持ちになる。世間では新聞を購読していない家庭が増えて、こんな感覚を抱くのは稀少種族になりつつあるが、新聞を読む楽しみを子どもの頃から身につけてほしいと、切に願う。
一人旅 紅葉の季節メール来る
(2019/10/17)
ある女性から「神戸一人旅」とメールが届いた。一人旅といえば、なんとなく紅葉の京都を連想する。東福寺や水観堂。何度か紅葉を眺めて散策した。最近の京都はすさまじい混雑で、ゆっくり紅葉を愛でることは難しそうだが、機会があればまた訪ねたい。
一円切手 値上げの秋に まだ使う
(2019/10/18)
葉書用62円手や封書用82円切辛が手元に残っている。ポストに投函前に、一円手を貼る作業が続く。宅配便などが届いたら、時間を置かずにお礼や返事を、と努めるが、時々、失念する。メールの時代に自筆の便りを大切にしたい。今日は法要で徳島1泊。
秋の雨 眉山もしばし 眉しかめ
(2019/10/19)
羽田から徳島阿波踊り空港に着いた昨日、昼間は雨もそれほどではなかったが、夜、徳島駅前の店で食事をして外に出ると、物凄い雨。友人から「大雨警報に竜巻警報も」とメール。おとなしくホテルに戻る。今日は母の一七回忌。曇り日でこのまあま降らないで、と。
故郷の秋 やっと見つけた ぼうぜ寿司
(2019/10/19)
ぼうぜ寿司ぼうぜ寿司 徳島から帰る前の昨夕、琶駅構内で、好物のぼうぜ寿司を探したが、ない! 地下の売店が居酒屋などになり、売り場そのものがない。思いついて駅前のそごう地下食品売り場を探したら、あった! しかしそごうは来夏閉店、デパートのない唯一の県になる。
べったら市に 人の縁(ぇにし)の 甘い味
(2019/10/21)
書道クラブのお師匠さんと弟子のグル-プで昨日は日本橋のべったら市へ。偶然、かつて毎日新聞のビルでウナギの「大作」を仕切っていた女将さん姉妹とばったり。いまは閉店したが、お師匠さんもこの店のなじみで、再会に驚き、手を取り合って喜ぶ。
八幡様 秋の祭りに ぼうぜ寿司
(2019/10/24)
また、ぼうぜ。故郷の川田八幡神社は22日が秋祭り。ぼうぜやアジの姿寿司がふるまわれると、阿波和紙会館のFBに。子どもの頃は、いつも祭りに参加。先日の帰郷の際には、神社の前を車で通ったが参拝はせず。徳島に戻った友人から屋台など祭りの写真が届いた。