朝早く 佃の橋で 夏のロケ

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無償の愛をつぶやく Ⅲ

高尾 義彦

朝早く 佃の橋で夏のロケ
 (2019/08/06)
 隅田川沿いで早朝、ジョギングの連れ合いが目撃。佃リバーシティの中央人橋は、映画「新聞記者」「3月のライオン」などに登場。ほかにも時々、一議通行止めにして撮影が行われている光景を目にする。隅田川テラスや長屋風の月島の路地も格好の舞台のようだ。

 自転車は お気をつけてと この酷暑
 (2019/08/07)
 秩父から暑中見舞い。「ビールの代わりに水を」とも。さすがに自転車で走っていると、暑い。それでも銀座あたりで映画を見たり、お濠端の新聞社に出かける時は自転車。スピード出さず、歩行者に注意して。自転車でサツ周りした新米記者の頃を思い出す。

 扇面流し 大和絵涼し 蓬泉展
 (2019/08/08)
 北海道出身の画家、山口蓬春展。
副題 「新日本画創造への飽くなき挑戦」を日本橋高島屋で。洋画から出発し日本画の世界に新境地を開いた。初期作品から蓬春モダニズムまで、冷房が心地よい会場で、ゆつくり楽しませてもらつた。日本画の可能惟を追究した人生。

 エアコンが 切れて三五度の日々 
 (2019/08/09)
 リビングのエアコンが冷風を出さなくなつた。付け替えて3年。10年保証もあるのに、なぜだ、の心境。ところが2日間、休ませ、近所の電気屋さんのアドバイスで最も低い温度に設定して再起動したら、直った!ビックに1週間後と言われていた修理の予定をキャンセル。

 三十七歳 髪黒々と 夏の旅
 (2019/08/10)
 国連軍縮特別総会を取材した1982年、ニューヨークのチャイナタウンで撮影した写真が手に入った。現地で一緒だった論説委員(当時) 阿部汎克さんの偲ぶ会で披露され、次女の菜椅子さんからいただいた。長崎原爆の日、安倍首相は今年も核兵器禁止条約に言及せず。