傘たたみ 祝いの酒は惣誉(そうほまれ)

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無償の愛をつぶやく Ⅱ

高尾 義彦

夏のパリ 抱えて帰国 まずは寿司
   (2017/06/09)
 連れ合いの妹が、パリで働く娘さんを訪ねて一週間ほど滞在し、帰ってきた。羽田から自宅に着き、門前仲町の 「すし銀」 へ。この店は偶然入って、ネタが新鮮で値段も手ごろ、と気に入って、時々。土産話など聞きながら、こちらは冷酒で寿司を。

 

  傘たたみ 祝いの酒は惣誉(そうほまれ)
   (2017/06/12)
 「田中正造とその周辺」(随想社)を上梓した赤上剛さんの祝賀会が十一日、門前仲町「久寿乃菓」で。梅雨の雨の中、親しい仲間が集まり、乾杯。出身地の栃木県・真岡の女性が大吟醸「惣誉」を持参し、お祝いに花を添えた。正造研究はなお、と。

 脱原発  夏の宴で声を聞く
   (2017/06/10)
 毎日新開山田孝男特別編集委員の日本記者クラブ賞受賞を祝う会が九日、如水会館で開かれ、小泉純一郎元首相が出席。「原発ゼロ社会実現を一生の仕事にする」と、改めて決意を表明した。受賞理由は週一回掲載の政治コラム「風知草」の自由な言論。

 今日も雨 プロントの娘(こ)の眉曇る
   (2017/06/11)
 品川・港南にある自社ビル一階にはコーヒーのプロント本社があり、ほぼ毎朝、ホットコーヒーをテイクアウトする。顔なじみの女性店員が「今日も午後は雨だそうですね」と。

 梅南裂いて青い電車がやってくる
   (2017/06/13)
 JR有楽町駅でほぼ毎日、京浜東北線の青い電車を利用する。南アフリカのブルートレインは、青い車体に黄色のアクセントがついたデザイン。もう三〇年以上前にヨハネスブルグ・ケープタウン間を乗車した。