無償の愛をつぶやく Ⅱ
高尾 義彦
師走入り 株主総会 淡々と 二日
(2016/12/02)
日本新聞インキ株主総会を川崎市の本社で開催。社長退任などの議案を淡々と。五年間の社長業が終わった。支えていただいた方々に心から感謝。窓から富士山を遠望。
ねぎらいの 言葉と花と 温かく 三日
(2016/12/02)
社長退任の療親会を終え帰宅したら新聞社当時に「三人娘」と呼んでいた国井道子さん、戸部ひろ美さん、濱田洋子さんから大きな花籠が届いていた。花見の頃には、門前仲町や靖国神社近くの九段の店で一緒に酒を。
増毛駅 雪のレールの 別れの日
(2016/12/04)
JR留萌線が廃線に。二目前に川崎の店「北海道」で開かれたご苦労さん会で、増毛の銘酒「国稀(くにまれ)」を口にした。数年前、師走恒例「菊姫の会」に、札幌に住む江畑さんが持参、この酒を知った。
目の奥に 雪の選挙が まざまざと
(2016/12/05)
元NHK記者、中尾庸蔵さんの「角さん、ほめられ過ぎですよー・」(扶桑社新書)の出版記念シンポ。ロッキード一審判決直後、元首相VS作家・野坂昭如さんの新潟三区選挙取材で長岡に一か月。シンポで、父親が野坂さんに事務所を提供したというNHK記者の詰。
礼状を 小春日和に ポストまで
(2016/12/05)
写友至誠会展を見に来てくれた方や、お歳暮へのお礼の葉書や封書。工場団地のポストは、事務所から歩いて七、八分。一目でも早く届けたいと。道端には、乱菊。 302
真珠湾 何を語るか 冬の海
(2016/12/08)
目本軍による真珠湾攻撃から七五年。安倍首相は現地で何を語るのか。同時に我々は第二次大戦の歴史から何を学び、日常的にどのように行動すべきか。それを、自身の問題として深く考えなければならない。劣化した教育と民主主義のいま。
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