汗流し 千三百段 昇り降り
(2016/08/03)
ついでに金刀比羅宮。奥社まで一二六八段を往復してシャツは汗でびっしょり。資生堂経営のカフェ「神椿」でかき氷を。隣県生ま
れだけれど初の参拝。
オリーブ 実る季節や 瀬戸の島
(2016/08/03)
豊島も小豆島も、オリーブが緑の果実をふくらませていた。巨大な卵のような豊島美術館で、豊島住民会議が売り出したオリーブ油
をお土産に。オリーブ園には加藤登紀子さんや小池百合子さんの植樹も。
夕涼み 昔もいまも 隅田川
(2016/08/05)
自転車の帰り道、隅田川沿いで何組かの家族が、テーブルに食べ物を広げ、夕涼み。お捜さんたちが、子供を遊ばせながらおしゃべ
り。東京の真ん中の田舎。
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やさしさを形に
・杉本準一郎さんの個展に寄せて
∥「人生八管」一五年
正月・創刊号
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[自然や人間のやさしさ」を、どのようにして彫刻の形に造りあげ、創造物を生み出すか。作品を見ていると、その一点に向かって
全身でぶつかる求道の彫刻家像が連想される。
作品に初めて接したのは、岐阜県・関ケ原製作所で二〇〇八年に開かれた 「せきがはら人間村・サマーシンポジウム」 のために製作された野外彫刻群に出合った時だった。伊吹山系を背景に、ガンジスの悠久の流れと高遠なヒマラヤの山々をイメージした白い大理石
の彫刻群が広がり、かつての古戦場の自然と調和しっつ、新たな様相を楽しませてくれた。
この時の作品製作には、インドやネパールの彫刻家が参加し、その縁をつないだのが杉本さんだった。インドやネパールの人々との
親密な交流が、作品の個性を作り出した、といっても過言ではない。後に、東京のインド大使館で開催された個展でも、木彫を中心に、
ときに女性の身体を思わせるような、やさしい曲線が特徴的な作品を見ることが出来た。
ほのぼのとした印象が心に残り、人間を見る目を少し変化させられるような作品だった。