白雪の富士
1月31日
冬の砂漠に 血は流されて 策もなく
河彦
フリージャーナリスト、後藤健二さんが殺害され、早朝から暗く重い気持ちでニュースを注視する。ジャーナリストの端くれとして、暴力には強い抵抗感がある。自分がその立場に置かれたらどう対処するか。ISや日本政府批判だけでなく、自分の問題として。
1月31日
雲上の 夕陽は春を 呼ぶ如く
河彦
出張の写真のうち、大分空港を離陸した直後の一枚をフェイスブックに。夕陽は、春を呼ぶというより、春よ早く、と期待する気持ちが強い。昨日30日は東京も雪で、帰りの便が運航するかどうか心配されたけれど、大分市内は午後3時ごろには晴れて、無事に帰京。
1月31日
九州を 南へ下る 雪が降る
河彦
二日間の九州出張。今日は門司から大分まで高速道路を車で。途中で雪が降ってきて、東京の雪情報など気にしながら。大分では、来月の別府大分毎日マラソンの前触れに横断幕などがあちこちに。徳島で過ごした中学生の頃、修学旅行は瀬戸内海を船で渡って別府、阿蘇。
1月27日
寒中に 白濁の湯に 身をゆだね
河彦
鳥取・皆生温泉。日本海を望む温泉で疲れを癒す。皆生とか三朝とか、石川県に住んでいた子供の頃、父が旅した温泉の名前として記憶にあったが、訪ねたのは初めて。石川県は、山中温泉、片山津温泉など遊山の地には事欠かない。温泉、ピンポン、「お富さん」の歌。
1月27日
傘雲の 白雪の富士 次郎長か
河彦
二日間の山陰出張。往路の機上から、三度笠のような傘雲がかかった珍しい光景が見えた。窓側の席からカメラを向けて、富士山は見るたびにその顔を変える。江戸の浮世絵以来現代の画家、カメラマンまで心を奪われる心理が理解できる。清水次郎長連想は突飛か?