河彦の郷愁日本風景

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年越しの 白梅が咲く 三連休
河彦
暮れに連れ合いが正月花を用意した時、蕾だった白梅が数日前からほころび始めた。元日に大宰府で見た飛び梅は雪に覆われ、二月にかけて花開くのだろうか。三連休は、車椅子の元社会部長の新年会と映画など。自宅で同人誌「人生八声」を追加印刷、今週製本完成。

銃乱射 セーヌも凍る ペンの危機
河彦
社会部デスクだった頃、夕刊作業中に、周りに見知らぬ男が3、4人。朝刊の記事に抗議に来て、誰にもとがめられずに4階の編集局まで来た。余りにも無防備だったが、新聞社はある程度、読者に開かれている必要も。パリの新聞社ではそんな甘さは通じなかった。

七草も 雑煮を食べる 我が家流
              河彦
朝食はまだ雑煮。そのうち、お餅二つを焼いて、朝の主食に。今月いっぱいは例年通りのつもり。子供の頃は、自宅で餅を搗いて、あんこをくるんで食べることが贅沢でもなく普通の風物詩だった気がする。そんな育ちだから、お餅が好きで、いろんな食べ方を楽しむ。

門前に 仕事始めの 人の群れ
河彦
新年の挨拶回りの後、早めに門前仲町の「笑福」へ。午後5時過ぎから、10人を超える団体客が暖簾をくぐろうとするが、店にはカウンター席の数人分しか空きがない。早めに切り上げて外に出てみると、富岡八幡宮や深川不動尊の初詣を終えた会社員らがぞろぞろと。

手に破魔矢 巴水の旅絵 巡る女(ひと)
河彦
大正、昭和の「郷愁の日本風景」を版画で表現した川瀬巴水の作品約200点(多分)が日本橋高島屋で展示されている。会場で見かけた情景。昨年正月の京都で詠んだ句と同工異曲。それはともかく、最後の作品になった「平泉金色堂」まで、情感を堪能。