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「富家孝著・SB新書「死に方」格差社会より}
第5章 こんな検査・治療は拒否していい
設備投資の償却費用は患者から回収する-1
では、健靡診断・人間ドックは無駄としても、個々に行われている「検査」はどうだろか?
することは一つしかない。そんな検査を必要としない患者さんにも最新機器を使ってもらうのだ。
ちょつと大きな痛院やクリニックに行けば、何種類もの最新検査の機械がそろつている。
たとえば、MRI(磁気共鳴画像法)、C↑(コンピュータ断層撮影法)、警波(エコー検査)、PE↑(陽電子断層撮影検査)など。
そこでよくよく考えてほしいのが、医療はボランティア活動ではなく、立派なビジネスであるということだ。ビジネスということは、当然、競争相手がいるので最新のサービスをしなければ、市場から淘汰されてしまう。となると、医療技術の進歩に合わせて、病院は最新の機器を導入しなければならない。つまり、大都市のなかで何軒もの病院が競合する地域では、ある病院が高額の最新検査機を導入したとなれば、自分のところも導入しなければ集客に負けてしまう。こうして、いまの病院は検査機器導入競争を繰り広げている。
では、この設備投資を償却するのは、どうしたらいいだろうか?
当然だが、導入した機器をどんどん使わなければ、その費用は捻出できない。それを必要とする患者さんに使っているだけでは、よほど流行っている病院を除いては経営はうまくいかない、となると、することは一つしかない。そんな検査を必要としない患者さんにも最新機器を使ってもらうのだ。