国と「医療側」は3段階での死」を考えている。-1

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   国と「医療側」は3段階での死」を考えている。-1

 このような国の政策は、「2025年問題」を見据えた措置だが、では、国と医療側は、どのように私たちの死を考えているのだるか?
現在、自分がどうやって死んでいくのか? イメージできない人が激増している。いまは65歳以上の高齢者でも元気で暮らしている人が多い。だから、ご自分も家族も死ぬことについては、縁起でもないのでほとんど話題にしないと思う。家族に病気がちなご老人、認知症のご老人がいないかぎり、死はわたしたちにとって身近ではない。
しかし、そうしていると、今後は、家族やご自身が突然、病気になったときに対処できなくなるだろう。
現代の日本人の死に方は、医療側から見ると、3段階になっている。まず、突然死以外、どんな人間も病院のお世話になる。ここでは医者によってガンならガン、心臓病なら心臓疾患の手術を含めた治療が行われる。その結果、回復すれば退院して自宅に戻れるが、回復が遅いかあるいは長期療養と判断された人間は、医療病床がある病院に移ることになる。もちろん、両方備えた医療機関もあるが、大半は一般病床だけなので、ここで病院を移る。これがリハビリを行う第2段階である。