9月は長月、サンマでビール?

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 昔から旧暦の9月を長月(ながつき)と呼びますが、今では新暦の9月の別名として用いられています。その長月の由来は幾つもありますが、最有力なのが「夜長月(よながつき)」の略だとする説です。その他には「稲刈月(いねかりづき)」からとか「稲熟月(いねあがりづき)」などが略されたりなまったりして長月になったとする説があります。さて、本来の長月が旧暦の9月ですと、新暦の現在では十月の上旬から十一月の上旬にあたりますから夜が長いのは理解できますが、新暦の9月はまだまだ夜が長いとは言えません。まだまだ昼が長いのです。と、なれば当然、この9月の別名「長月」は、「昼長月」からとったと言うべきではないでしょうか?
と変な理屈で通す人がいるから、この美味しい宮城沖のサンマより、メグロのサンマが一番などと言う変人が現れるのです。
ま、9月の昼間からビールで、というよりは、秋の夜長をビールで! が正解でしょう。とすれば、やはり、ここは長月=夜長月としておきます。もちろんサンマも三陸が一番です。断じてメグロではありませんよ。一番は三陸、メグロは二番です。    文・村長