口論は毒にも薬にもなるー2

口論ストレス-4

口論は毒にも薬にもなるー2

 夫婦でもはた目には円満そうでも、ふとした小さないさかいから離婚にまで発展することも最近では少なくない。離婚原因の性格の不義などは、だいたいが陰性、暴力と並んで感心しない。
最近の人生相談の深層心理を二棄と、家出撃環境変革願望が多いのにびっくりする。
ストレス症状が高まると現実と幻想が揮然となって家を離れたい、会社を離れたい、家族と離れたい、人生を離れたい、となる。現実逃避、自己喪失の世界である。
こんなとき、口角泡をとばして蔓る相手でもあれば目を覚ますのだが、理解してくれる人がいないと言う。甘えの構造なのだ。
よき口論相手に恵まれると、腹も立つが腹もへる。口払洞に負けると口惜しいからヤケ酒ヤケ食いもあるが、口論に勝つと一時的にはすっきりしストレスは解消する。その後、言いすぎを反省し和睦協調となり、男同士なら酒盃を傾け談笑し、また口論となる。
夫婦なら口論の夜、同床異夢でもとにかく同会すればいい。同会して何もしなかったらこれはもはや絶望、つぎの日から口論も失せる。口論万才、暴力反対、陰湿いじめ大反対、表題はさらに「国民口論の日」という祭日は如何でしょう?

口論ストレス・処方箋
「口論相手不在ストレス」が正解だったか、仮面うつ病なる言葉もある。これは心のバランスが崩れてでっち上げられた幻の病いなのだが、ストレスが蓄積されてくると不安が不安を呼んで自律神経失調、性格分離、被害妄想、放
蕩症、対人不安、敗北感、病気恐怖症、悲劇願望、拒食症、過食症、性交己還、未来不安、職
場回避などの症候群があらわれてくる。
そして胃が痛み、人嫌いになり人生が嫌になる。こうなると回復は大変、と思うのはど素人、
最近、対処法を考案し極意を編み出した。
はじめはリスナーに徹してグチを聞く、趣味を聞き主張を聞き、徐々に論争に持ちこんでゆく。この場合でき得る限り相手の得意の分野に話を持ちこみ最終的には論争に負ける。
これだけで相手は一時的満足を得る。本人に症状が出たらすぐに友人知人身のまわりの人に論争を吹きかける。得意な分野がない人は徹底的にグチリ、翌日陳謝すれば全ては円満に収まりストレスは消えている。