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「楽しく長寿・ストレス発散」
花見 正樹
(長寿、ストレス問題研究家)
3、ストレス因子、発症、対策-3
ストレスに強い人と弱い人の差はどこにあるのか?
簡単にいえば、気持ちの切り替えの早い人はストレスに強く、その逆の人はストレスに弱いのは確かです。
ストレスに弱い人は、どんな小さなストレスでもうまくコントロールできずに、うじうじと溜め込んでしまいます。これを上手に吐き出すには、やはり気持ちの「切り替え」が必要で、それが出来ないなら「諦めるて」しかありません。
「諦める」ということはストレスの流れに身を任すことですから、いずれは病に倒れます。それが嫌ならストレスから逃れるか、ストレスを強気で捩じり伏せるか、何らかの手段を考えねばなりません。
とにかく、ストレスに対する考え方を変える努力ができるかどうかが、ストレス解消のカギを握ります。
勤務先の倒産、受験失敗、離婚騒動、最愛の人の突然死、医師からガン発症の告知など、これら大きなストレス要因が発生した場合、心が弱い人だけでなく、日頃は強気な人でも、弱音を吐かない分、自分の中に過重なストレスを抱え込んで苦しみます。
ここから脱却するには、起きたことは仕方ない、と割り切ることが一番です。
この世の中、ストレスをためやすい要因は幾らでもあります。だからこそストレスとうまく付き合う術を教える場や、ストレスを軽減して心を癒やす場も必要になります。
こうして、ストレスと上手に付き合う術を身につけた人には、ストレスの怖さなど全く無縁なのです。
ストレス要因の種類にもよりますが、「割り切る」「切り替える」「無視する」「諦める」など、冷静に対処法を考えるのも一つの手です。ただ、ストレスの厄介なところは、なかなか理屈通りにはならないから困るのです。
ストレスを溜めやすい人には共通点があります。
1、せっかちな人
1、他人の評価が気になる人
1、小さなことでくよくよする人
1、見栄っ張りな人
1、こだわりの多い粘着気質の人
1、融通性のない生真面目な人
1、熱中できる趣味のない人
1、不意の計画変更が苦手な人
1、責任感の異常に強い人
1、何に対しても完璧主義の人
以上に該当しなければ心配はありません。