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「楽しく長寿・ストレス発散」
花見 正樹
2、人間関係のストレス対処法-1
長寿の秘訣は、1にも2にも「ストレスを溜めない」ことです。
前々回は「腹式呼吸法」で自律神経を穏やかにし、前回は「睡眠時仮死法」で、死んだ気になって怖い物なしの心境になりました。今回はストレス発症の原因として尤も多く取り上げられる「対人関係」についての対処法の1例です。
人間関係の陰湿なトラブルは、ストレス高じてウツになる可能性があるだけに安易に見過ごすことは出来ません。
人間関係からウツ病になった人が完治すると、二度とあんな目に遭いたくないと、交際する人も慎重に選ぶようになります。
人は「オギャー」と生まれた瞬間から親子関係、兄弟姉妹、親類や家族の友人知人を始め多くの人の目に晒され、保育園や幼稚園、小中学校や高校などの学生生活で人間関係で揉まれ、社会人になると嫌でも様々な階層の人との交流が待っています。
こうして社会人としての対人交流術を身につけてゆきますが、その過程で結婚など家族単位の新たな環境が生まれたりします。
人は生まれてから天寿を全うして墓場に入るまでには、ごく普通の人でも数千人との接触があり、多かれ少なかれ人間関係の摩擦で生じるストレスと戦いながら生きるという宿命は避けて通ることが出来ません。
自分が関わる全ての人と、つねに円滑に協調できる人がいたとしたら、よほどの聖人か、要領のいい偽善者か、無神経な人間か、そのどれかに該当するに違いありません。普通の人なら必ず、何となく相性が悪い人の一人や二人はいるものです。
なぜなら、人間には必ず自分と波動(脳波)の合わない人がいるからです。
人間関係の機微や好き嫌いを現す言葉を考えてみてください。
「気が合わない」「虫が好かない」「うまが合わない」「反りが合わない」「肌が合わない」「波長が合わない」「性(しょう)が合わない」「考え方が合わない」と、日常的に用いていますが、この中で論理的なのは「波長が合わない」ぐらいのもので、「虫が好かない」などはまるで説明がつきません。
ところが、この世の中、第一印象から「虫が好かない」人がいるから不思議です。しかも、こちらが「虫が好かない」人は、相手からも「虫が好かない」のですから、その溝は時間をかけて努力しても埋まるものでもないだけに厄介なのです。
例を挙げて恐縮ですが、私の親友でもある日本の心霊研究の第一人者のK氏(開運村HPで各地のパワースポットを紹介中)は、某テレビ局制作部長時代、この「虫が好かない」同僚と同じ部屋でデスクを並べた経験があります。
そこでK氏が考えて、「虫が好かない」同僚に出した提案は、お互いに「虫が好かない」相手が感心するほど理に叶っています。それは、「お早う」以外は一切口をきかず、用件は全てメモ書きで済ます、というもので、口をきかなければムカつくこともないのを知っている大人の対応です。