ふつう、カジキマグロなどという魚は、スーパーで切り身にして売ってるもので、本物を見る機会などめったにありません。
この「カジキ」という名はどこからとったかというと、舟の舵をとる硬い板を舵木(かじき)と言いますが、それを鋭く尖った嘴(くちばし)で突き通すぐらい強力なパワーを持つこの魚をそう呼んだのが命名の語源らしいのです。他に「槍魚(やりうお)」という呼び名もあるそうです。
大型のカジキでは、全長4メーt0ル、重さ700キロ以上もの大物もいますが、一般には1メートル程度までです。
カジキの狩りは独特で、獲物を見つけると剣のように長く鋭く伸びた嘴(くちばし)を振り回して獲物を打ちのめして弱らせ、ふらふらなった獲物を捕食します。しかも、このカジキマグロは、雑食で、貝類、タコ、イカ、イワシ・ニシン・トビウオ・アジ・サバなどの他に、カツオや小型のマグロまで食べまくります。その上、海の生き物では最速のスプリンターで、時速100キロ以上で泳ぐといわれます。
時々、船舶と衝突するそうですが、船底に穴を開けられたら浸水して沈没なんてこともあり得ますからご注意を!
と、書いたのですが、この魚が本当にカジキかどうか自信はありません。村長。