真田宝物館-1

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 新選組友の会ニュースでは、新選組に関する記事や会員の投稿文などを掲載しています。
その中には、一過性で忘れ去られるには惜しい記事や随筆もあります。
それらの力作を多くの人に読んで頂きたく、随時掲載して参ります。
新選組友の会主宰・大出俊幸
新選組に興味のある方、友の会入会希望者は下記をご覧ください。
http://tomonokai.bakufu.org/
今回は2018年6月1日発行の160号からの掲載です。

信州松代市 道中記
『新選租銘々伝』郷里での啓之助-4

稲葉春義 満里子

真田宝物館-1

”六文銭(ろくもんせん)”で名高い真田藩十万石城下町、長野県松代市へ、愛媛県松山市同様はじめて行くことになった。松代市は、川中島合戦場跡、真田藩関係と、まちなかは史跡、文化財ありとパンフレットにあるが、われわれの目的は観光ではなく、佐久間象山は真田幸村はどには人気はないようだが、象山の息子への探訪でおもいがけない行程となった。のちの反省でずいぶんと欲のふかい計画すぎのおもいがしたが、今回はH・Mふたりで。松代への行きかたがわからず観光案内所に。
その結論は、平成十四年十月二十九日明石から大阪梅田へ、大阪梅田~松代 長距離バス利用。
この夜、一泊(長野市宿) 二日間の予定。十月三十日 松代市へ長野駅から市内バスで真田宝物館へ。帰宅は松代、長野駅から深夜バスで22‥33分発-大阪梅田翌朝6‥15着となる。
以上が案内所での調べ。

真田宝物館

当日(三十日)は昼間のバスなので途中の景観は観光気分で、とくに木曽駒ヶ岳の雪景色に、若いときのアルプス登山をおもう。しかし
われわれは気候の変化に気がつかず、のちの松代市の夜の寒さにはまいることに。宿泊したホテルのロビーにストーブがあったことに明石と
ほだいぶちがうとびっくりする。翌日、予定どおりの市内バスで、有名な川中島合戦場案内版前をすぎ、約束の9‥00開館の卓異田宝物館学芸
員北村氏に面会する。展示館より別口の展示用品の保管場所らしい一部屋に、われわれ希望の調査資料をおいた机とわずかな場所に案内され。あいさつもはどほどに、今日の予定のせつめいと同時に、われわれのためにお手数いただいたお礼と、四国松山でのこと、無縁墓の佐久間格二郎のことを説明させていただき、北村氏からは、遠く明石からの来館の謝意と資料の説明、写真は自由に、時間Ⅶゎれわれの都合でかまないとのことで退室された。用意いただいた資料は、われわれの気づかいすることのないようにとのど配慮か、われわれがつかいやすそうにおかれてあった。