新選組が好きでCDをつくりました。-1

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 新選組友の会ニュースでは、新選組に関する記事や会員の投稿文などを掲載しています。
その中には、一過性で忘れ去られるには惜しい記事や随筆もあります。
それらの力作を多くの人に読んで頂きたく、随時掲載して参ります。
新選組友の会主宰・大出俊幸
新選組に興味のある方、友の会入会希望者は下記をご覧ください。
http://tomonokai.bakufu.org/
今回は平成二十年四月・二一五号からの掲載です。

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新選組が好きでCDをつくりました。-1

稲畑 皇子

私は、新選組好きが高じて、CDを作っています。現在、2枚目がほとんど出来上がっています。
このたび、CDのジャケットの装丁のことで、大出先生にお願いがありまして、電話させていただきました時、「CDの事で何か書いてみたら」とおっしゃっていただきましたので、厚顔にも紙面をお借りいたします。
私は、苦から歴史が大好きです。それぞれ歴史上にあったとされる事柄から、いろいろな事が想像され、ふくらんでいきます。
なまじっかな小説よりも よほど面白いです。大勢の作家が書かれる歴史小説を愛読してきました。そのたび、家族、友人を巻
き込んで、その舞台となった地を幾度と無く訪れました。
聖徳太子の時は、主人、子供たち、友人を巻き込んで、明日香村へ泊りがけで何度も行きました。それにしても、明日香村は、
私以外の人にとっては、何も面白いことは無いらしく、明日香村名物の牛乳鍋を(それしか無い)おいしくもなさそうに 食べ
ていjしたっけ……。義経終蔦の地、平泉では、北上川を見下ろす高館跡で、八百年もの昔に タイムスリップして、何時問も感慨にふけり、タクシーの 運転手さんに呆れられたりもしました。
司馬遼太郎さんの 小説も大好きです。
特に時代が大転換した幕末物に強く惹かれました。その当時は、薩、長、幕府、両サイド共が、激動の時代、外圧も乗り越えて、近代日本を造って行った過程に、限りない興味を抱いておりました。〝坂の上の雲″ などは特に大好きで、主人の父が 晩年目を悪くしておりましたので、ありがた迷惑であったかも知れませんのに、テープに吹き込んで聞いてもらったりしていました。