謹 賀 新 年
謹んで新年のお喜びを申しあげます。
私は新人物往来社の元編集者&社長として歴史関連書籍を千冊以上世に出して参りました。それによって、勝者が敗者を裁き、旧令を廃し新たな秩序をつくる政略的経緯や矛盾も熟知しています。
その反動として、政治的策略とは無縁な立場で、義と仁のために激しく燃えて散った若者たちの純粋で熱い姿にエールを送るに至っています。
時は移り、昭和、平成の世も過ぎ、あと1年余で新たな年号の新時代が訪れます。北朝鮮のミサイル開発に伴う国際紛争への危機感が高まる中、我が国の安全と繁栄を盤石にする道はあるのか? 歴史は繰り返す、という言葉もありますが、異国の列強が日本への支配力を強めるべく迫った幕末にも、海軍や陸軍を創設し、太平洋横断を試み、国の総力を挙げて各国の文化文明に学び、国を分けての内乱後も一致団結して国難を克復した勤勉で強靭な国民性を省みれば、日本を脅かす現在の国際的逆境も乗り切れないはずはありません。これからも歴史に親しみ歴史に学び、それを現代に生かすことこそを祈念して新年の挨拶とさせて頂きます。
平成30年元旦
大出 俊幸
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新選組友の会ニュースでは、新選組に関する記事や会員の投稿文などを掲載しています。
その中には、一過性で忘れ去られるには惜しい記事や随筆もあります。
それらの力作を多くの人に読んで頂きたく、随時掲載して参ります。
新選組友の会主宰・大出俊幸
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東軍慰霊祭の想い出
郡 義武
第三回 東軍慰霊祭-2
稲川氏は最近、『長岡城奪還』なる労作を上梓された、なかなかのサムライだが、顔に似ず?酒、煙草全然ダメ。ウ一口ン茶で私の相手をして下さり、私は生ビールで申し訳なし……。
実は、稲川氏は、昔はアンチ河井継之助派だったという。数年前、大出氏が安藤英男先生と『継之助写真集』などの企画で、長岡を訪れたときは、木で鼻をくくる冷たい態度だったと言う。
事実、長岡を戦火に巻込んだという理由で、継之助嫌いほ多かった。が、その後、観光町起しや、司馬遼太郎の『峠』の影響で、継之助ほ
徐々に復権した。そして稲川氏も今や、継之助様々である。これと同じ事が、連合艦隊司令長官・山本五十六にも起こつている。(やはり、
五十六も終戦間近の長岡空襲で市民に恨まれたが、今や、立派な記念館が出来ている)
ここで回想の糸が切れた。検札で車掌に起こされた。「ナンデ、2時間足らずの車内で、検札するのか」と寝起きのワルイ私ほカランデやった。車掌、ケロリとした顔で、「これは規則ですから、ところでこの絵葉書は如何ですか。期間限定の特別製です」。
9時27分、長岡駅着。すぐ信越線に乗換え、9時42分、小千谷着。改札に駅長がヒマそうに立っていた。「慈眼寺まで歩いてどれぐらい?」。
駅長「ジグンジ? さあ知りません。何町でっか、それは」。
日頃は温厚で通っている私だが? これには少し立腹した。
「オ、、、しやん、小千谷の駅長なら、もっと勉強せなあかんでや」と、河井継之助の口まねをして、目を白黒させてる駅長を後に駅を出た。
この話はどうでもイイが、駅前からタクシーに乗り、朝日山へ向う。浦柄川を渡り、急な登りに入る。中型タクシーがヤットの細い道だが、半分ぐらいは舗装されている。頂上にはトイレ付展望台も完成し、立派な小公園になっている。
「朝日山古戦場」の碑あり。会津の松平恒雄の揮毫である。さすがは長岡戦争の天王山、頂上よりの視界は絶景である。思わず快哉を叫び、
去年のように、何か歌おうと思ったが、適当なメロディが浮ばない。
眼下にはゆるやかに蛇行する信濃川、が、水量は少ない。対岸の三仏生から先ほど登ってきた榎峠、妙見まで手に取るように見える。仕方
がないので、「水の流れに花びらをそっと浮かべて泣いたひとー
と、五木ひろしの「千曲川」を歌ってみる。が、どうもしっくりこない。
に縁のん気念
はいまも生きているのか? いまや経済力と軍事力共に大国になって日本を脅かす存在となった中国、いつでも日本に牙を剝く可能性のあるロシヤ、太平洋戦争で日本を完膚なきまでに叩き潰して進駐占領、いまや同盟国として日本を支配下におくアメリカ・・・いま、日本を取り巻く国際的環境はかなり厳しく、このままでは独立国としての日本は単独では生き抜けません。、。。のかの脅威は、やてにも崩れなかったからも立ち直ったにも崩れなかった必死で二本を幕末の外国。今こそ日本人としての誇りを取り戻し、若者に期待するだけではなく我々昭和10~20年世代が精神的㎡支柱となって、日本国および国民のために
の我哀れの再構築のためにも歴史は発展
ずを否応なしに嫌と言うほど生み出して捌くが、まだまだ歴史上の事物や人物に謎は尽きません。しかも、生存のために戦うという人間の生物としての本能が、義や仁のために戦った個人や地域から国益と言うい家や民族の存亡を賭けての欲得の争いに